国内初となる口腔粘膜付着型の抗真菌剤 口腔咽頭カンジダ症治療剤「オラビ(R)錠口腔用50mg」新発売のお知らせ
2019.02.01 18:00
富士フイルム富山化学株式会社(本社:東京都中央区/社長:岡田 淳二、以下 富士フイルム富山化学)は、口腔咽頭カンジダ症治療剤「オラビ(R)錠口腔用50mg」を、2月4日より発売いたします。「オラビ(R)錠口腔用50mg」は、国内初となる口腔粘膜付着型の抗真菌剤です。
◆詳細はWebページをご覧ください。
http://fftc.fujifilm.co.jp/information/detail/190131.html?link=atp
口腔咽頭カンジダ症は、主として真菌(*1)に属するカンジダ・アルビカンスにより引き起こされる口腔および咽頭内の真菌感染症です。悪性腫瘍に対する放射線療法や抗がん剤投与、副腎皮質ホルモン(ステロイド)の長期投与などにより免疫機能が低下した方に多くみられます。症状としては、舌の疼痛、灼熱感、味覚異常等の症状、白苔形成、紅斑病変、口角炎などがみられます。
「オラビ(R)錠口腔用50mg」は、口腔咽頭カンジダ症を治療する抗真菌剤「日局ミコナゾール(*2)」の新剤形医薬品で、錠剤を口腔粘膜に付着させることにより、口腔内に有効成分を長時間、持続的に放出できるように製剤設計を行った口腔粘膜付着錠です。1日1回投与のため、服薬を管理しやすくなることが期待されます。
本剤は、フランスの製薬会社BioAlliance Pharma社(現Onxeo社)が開発し、2006年にフランスで承認されました。現在では、米国および欧州2ヵ国においてOravig(R)/Loramyc(R)の登録商標で販売されています。国内では、株式会社そーせいが2018年に本剤の製造販売承認を取得。富士フイルム富山化学が販売を担います。
富士フイルム富山化学は、高付加価値な医薬品の開発・製造・販売を通じて、医療のさらなる発展に貢献していきます。
*1 真菌とは、カビや酵母などの総称。
*2日局ミコナゾールは、30年間以上にわたって臨床使用され日本薬局方に収載されている、抗真菌剤の有効成分です。日局ミコナゾールを用いて、経口剤や注射剤など様々な剤形の医薬品が開発・上市されています。
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