仲間とルーズに過ごすホテル「星野リゾート　BEB5 軽井沢」が 2月5日に開業しました。

2019.02.05 13:00

星野リゾートは、20〜30代のための滞在型ホテル「星野リゾート　BEB5 軽井沢（ベブファイブカルイザワ）」（所在地：長野県軽井沢町星野）を2019年2月5日に開業しました。「仲間とルーズに過ごすホテル」をコンセプトに、気心の知れた仲間と肩ひじ張らず、普段とはちょっと違う体験をすることで、時間を忘れて楽しめるホテルです。24時間利用可能なパブリックスペース「TAMARIBA（タマリバ）」がその象徴です。

ニーズは「旅に出よう」ではなく、「あいつらと何しよう」

BEB5 軽井沢は、 20～30代の旅のニーズに応えるべく、星野リゾートが新たに開業するホテルです。私たちが実施した旅に関する動向調査で、20～30代は旅行計画時に「誰と何をするか」を最重視し、「宿泊する場所」にはほとんど興味を持っていないことがわかりました。この世代は、気心の知れた仲間と一緒に、いつもとちょっと違う体験ができることを旅に求めています。そして、ホテルは単に寝る場所と捉えており、交通の利便性や価格の低さが優先されています。ホテルはこれまで、「寝るための場所」または「特別な日に背伸びして出かける高級な場所」の両極端でしか認識されていなかったのかもしれません。

しかし、私たちはホテルこそ20～30代の旅のニーズを満たす存在になれると考えています。BEB5 軽井沢は、仲間と一緒に、普段とちょっと違う体験をすることで、時間を忘れて楽しく過ごせる、そんなホテルになることを目指します。そして、感受性豊かなこの世代が気軽に旅に出て、その土地で得られる驚きや楽しさを感じ、もっと旅を好きになるような、きっかけづくりをしていきます。

コンセプトは「仲間とルーズに過ごすホテル」

BEB5 軽井沢のコンセプトは「仲間とルーズに過ごすホテル」です。肩ひじ張らない等身大の自分で、時間を気にせず、その場の気分で。宿泊予約だけ取ってBEB5 軽井沢に来てしまえば、細かい計画なんかなくても大丈夫なように、仲間と楽しく過ごせる「遊び」を用意しています。

チェックインしたら、とことんルーズでOK

【パブリックスペース】ノリで遊べる「TAMARIBA」

TAMARIBAは、BEB5 軽井沢の象徴ともいうべきパブリックスペースです。中庭、カフェ、ライブラリー、ショップなどで構成され、24時間いつでも利用可能です。ウッドデッキでできた中庭では、日が暮れると焚き火がパチパチと軽快に燃え始めます。

１. 何して遊ぶ？ TAMARIBAの遊び

TAMARIBAでは、その季節らしさがあって、「なんか軽井沢っぽいよね」と感じられる遊びを用意しています。開業時の遊びのテーマは「氷点下を遊ぶ！」です。寒いからこそ楽しいアレコレをBEB5 軽井沢のスタッフが提案します。遊びの種類は日々更新予定です。

氷点下を遊ぶ！その1「卓上アイスホッケー」

温泉旅館には卓球台があるように、BEB5 軽井沢には卓上アイスホッケー台があります。真冬の軽井沢は、最高気温すら氷点下。この寒さを利用してつくった卓上アイスホッケー台は、透明度にこだわった美しい氷でできています。決まったルールは特になし。自分たちだけのルールを決めて、気の向くままに遊べるゲームです。

＊料金：無料

氷点下を遊ぶ！その2「スウェディッシュトーチでホットワイン」

スウェディッシュトーチは、大きな丸太を丸ごと1本使って作る、豪快なかがり火です。暖を取るだけでなく、スキレット（鋳鉄製の小さなフライパン）を乗せて、リンゴやベーコンを焼いたり、ホットワインをつくったりできる優れものです。いろいろ焼いて、仲間とシェアすれば、夕食後のまだまだ遊び足りない気分が満たされます。

ちなみに、ホットワインを飲むなら、ぜひ星空の下で。ピリッと引き締まった軽井沢の夜が、甘くスパイシーなホットワインを更に魅惑的な飲み物にしてくれます。ぬくぬくとあたたかな室内にいては絶対にわからない！初めての体験をぜひ！！

※ホットワイン・ベイクドアップル・ベイクドオニオン・ベーコン：各500円（税込）

２. TAMARIBAを自分たち好みにカスタマイズ

TAMARIBAでは、クッションやラグ、ランタンなどを無料で貸し出しています。中庭やカフェの好きな場所に持ち出して、自分たち好みのくつろぎスペースを作れるようにしています。

３. 好きな量を自分で選べる、ワインの量り売り

一般的にホテルのワインはグラスかボトルで注文するものですが、BEB5 軽井沢のワインは、好きな分だけ自分でグラスに注げる、1g単位の量り売り。まずは味見用に一口だけ注いでみて、気に入ったら2杯目、3杯目をどうぞ。部屋に持ち帰ってもOKです。

※ワインの量り売り：赤・白各4円/g（税込/グラス1杯で500円前後）

【客室】寝落ちするまで語っちゃおう！

秘密基地のようなYAGURA Room

ロフトベッドを備えた客室「YAGURA Room」は、コンパクトながらも、のびのびくつろげる作りです。まずは入口で靴を脱ぎ、畳の床をペタペタ歩いて部屋の奥へ。1階部分は、エキストラベッドにもなる大きなソファで、足を延ばしてゴロゴロするのにぴったりです。ソファの頭上は「やぐら寝台」と呼ぶロフトベッド。まるで秘密基地のような空間にこもって他愛もない話で盛り上がったり、将来の夢を真剣に語ってみたり。寝るのが惜しくて夜更かししてしまいそうです。ちなみに、浴室とトイレは別々なので、気兼ねなく使えるのも、うれしいポイント。

【朝食】どこで食べてもOK! パリパリチーズの「羽根つきフレンチトースト」

朝食のイチオシは「羽根つきフレンチトースト」です。ほんのり甘いフレンチトーストに、パリパリのチーズの羽根をつけて、程よいしょっぱさと香ばしさをプラスしました。付け合わせのサラダとベーコンは、量を増やすこともできます。せっかくの旅先だから、朝からたくさん食べたい気分ならLサイズを。さらにボリューミーなLLサイズもあります。料金は標準のMサイズと同一です。

朝食はTAMARIBA のどこで食べてもOK 。カフェのテーブルはもちろん、ライブラリーのデスクやソファでもよし、中庭にラグやクッションを持ち出してピクニック風にしてもよし。その日の気分で気の向くままに。

※提供時間：7:00～9:30

　料金：1,200円（税込/フレンチトースト、スープ、ドリンクのセット）

ついつい夜更かしして朝寝坊！9:30に間に合わなかった！！そんな時でもカフェには何かしらの用意があります。食べ応え十分のキッシュ、リンゴがぎっしり詰まったアップルパイ、クロックムッシュやクロワッサンなどを朝食にどうぞ。

いつ予約しても値段は一緒！思い立ったらすぐ予約！

宿泊者全員が35歳以下であれば、1室16,000円で利用できる宿泊プラン「35歳以下エコひいきプラン」を販売中です。曜日や季節によって料金が変動することはありません。3名利用なら、1名あたり5,300円とちょっと。「いつものカフェや居酒屋でのおしゃべりも楽しいけど、せっかくだからホテルに泊まって、終電を気にせず過ごしてみよう。」そんなホテルの使い方ができるよう、価格面でのハードルを下げる試みです。

ノープランで出かけるのもOK！ブラブラ歩いてイロイロ発見「軽井沢星野エリア」

BEB5 軽井沢は、清流が流れる森に囲まれた「軽井沢星野エリア」の一角にあります。徒歩圏内に、16の個性的な店舗が並ぶ「ハルニレテラス」や、源泉かけ流しの「星野温泉トンボの湯」などが点在しており、ノープランでブラブラ歩くだけでも楽しめます。ランチ＆ディナーは、6つのレストランからその日の気分で軽井沢星野エリアにはレストランが6つあります。和食のカジュアルダイニング「村民食堂」を始め、カジュアルフレンチや、イタリアン、蕎麦、中国家庭料理などバラエティ豊かな食のジャンルから、どれにしようか仲間とアレコレ相談するのも楽しい時間です。デリを買い込んでTAMARIBAでシェアするのも◎。

源泉かけ流しの「星野温泉トンボの湯」

星野温泉トンボの湯は、星野リゾート直営の立ち寄り湯です。大きな露天風呂は開放感たっぷり。宿泊者限定料金の500円で利用できます。

※時間：10:00～23:00（最終受付22:00）

料金：500円（税込/通常料金1300円）

池でスケート？！天然氷のスケートリンク

冬は森の中の「ケラ池」が凍ってスケートリンクになります。都会のリンクとは一味も二味も違う、冬の軽井沢ならではの体験です。

※時間：10:00～16:00

　期間：2019年3月10日まで

　料金：1,800円（税込/貸し靴料込）

設計者佐々木達郎氏より

このホテルは、東西に別れた二つの建物とそれらを繋ぐパースペクティブに広がるウッドデッキの中庭により構成されています。軽井沢特有の澄んだ空気、気持ちの良い風、軽やかな木漏れ日、色彩豊かな緑など、心地よい自然環境をホテルに取り込み滞在の魅力となるように計画しています。

中庭をぐるりと囲む「TAMARIBA」と呼ばれるパブリックスペースは、どこにいても中庭の自然を感じられる空間としています。中庭との境界をつくる木製の柱や建具をはじめ、木製の家具や鏡に映り込む自然など、中庭の自然を拡張し、自然と空間が一体化します。また、カフェやライブラリー、ショップやデスクと、ゲストが好きな場所を探し、思い思いに滞在を楽しむきっかけとなる機能が配置され、自由気ままな公園のような空間となっています。野鳥を観察したり、焚き火を囲んだり、時には音楽を聴きながら、コーヒーを楽しむ場所になるかもしれません。この自由な場所が滞在の楽しみとなり、さらにはゲストのお気に入りの場所となってくれることを期待しています。

プロフィール

佐々木達郎（ささきたつろう）