大規模災害の発生に備え、地域の防災力を高める取組み 公社団地初設置となる「マンホールトイレ」の 使用方法の説明会と消防訓練を2月17日貝塚中央団地にて開催
大阪府内で賃貸住宅の提供などの事業を行う大阪府住宅供給公社(大阪市中央区、理事長:堤 勇二、以下、公社)は、大規模災害の発生に備え、停電や断水時でも使用できる「マンホールトイレ(災害用トイレ)」を初めて貝塚中央団地(貝塚市)に設置しました。
この度、「マンホールトイレ」、かまどが収納されている「かまどベンチ」、防災用資機材(「ガスボンベ式発電機」、「布製救助担架」、「救助工具セット」)の住民向け説明会と消防署による消防訓練を2月17日(日)に開催します。
マンホールトイレの下水構造図
※洗浄ユニットから水を流し、下水道本管に汚水を流します。災害で下水道本管が破損した場合は貯水槽に数日間分の汚水を溜めることが可能です。
■地域の防災性の向上・防災コミュニティの形成支援
公社では近年相次いでいる大規模災害の発生に伴い、2016年度から防災イベントの定期的な開催、防災用資機材の無償提供など、防災力強化に向けた取組みを行っています。
■開催概要
日時:2019年2月17日(日)10:00~12:00
場所:貝塚中央団地 集会所(大阪府貝塚市橋本106-4)
JR阪和線「和泉橋本」駅から徒歩10分
南海本線「貝塚」駅経由、水間鉄道「石才」駅から徒歩約5分
内容:
(1)消防署による消防訓練(水消火器を使った初期消火訓練、通報・避難訓練)
(2)防災用資機材(ガスボンベ式発電機・布製救助担架・救助工具セット)の使用方法の説明
(3)マンホールトイレ(災害用トイレ)の使用方法の説明
(4)かまどベンチを使った炊き出し
※雨天の場合は内容を変更する場合があります。
■マンホールトイレとは?
災害時においても日常使用しているトイレに近い環境を迅速に確保できるという特徴があり、東日本大震災では宮城県東松島市、熊本地震では熊本県熊本市の避難所に設置され、被災者から大変好評でした。
【マンホールトイレの使用手順】
1. マンホールの上に洋式の簡易トイレを組み立てる
2. 組み立てたトイレの周りに目隠し用のテントを組み立てる
3. 汚水が溜まるよう貯水槽の蓋を開ける
4. 団地の前の川から手動ポンプで水を汲み洗浄ユニットに注水し汚水を流す
※参考動画『災害時のトイレ、どうする?』(「国土交通省ホームページ」へのリンク)
http://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_005388.html
・避難生活の初期で最も困ったことで『トイレ』と答えた方は62%
平成28年熊本地震被災者のうち、災害仮設住宅に居住する世帯に対して実施されたアンケートによると、避難生活の初期において、最も困ったことは、66%が『眠れる環境』で、次に62%が『トイレ』と回答しています。
(出典:特定非営利活動法人日本トイレ研究所による平成28年熊本地震「避難生活におけるトイレに関するアンケート」結果報告)
■貝塚中央団地 概要
所在地: 大阪府貝塚市橋本106-4
総戸数: 200戸(6棟)
構造 : 鉄筋コンクリート造5階建
築年月: 1976年3月
◆大阪府住宅供給公社 概要
代表者 : 理事長 堤 勇二
所在地 : 大阪市中央区今橋2丁目3番21号
設立 : 1965年11月
事業内容: 賃貸住宅の管理事業、宅地管理事業、府営住宅の指定管理業務など
基本金 : 3,100万円(全額大阪府出資)
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