子供たちが愛情込めて育てた魚を自ら食べる“いのちの授業” “陸上養殖”プロジェクト「感謝の会」を開催
2019.02.14 15:15
陸養プロジェクト実行委員会は、2018年より、5地域・6小学校(青森・東京・富山・愛媛・長崎)の5年生に「陸上養殖」の体験を通して命の大切さや、水産資源の貴重さ・自分たちが住む地域の海の問題について学んでもらう取組みを行ってまいりました。これは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
プラスチックごみなどによる海洋汚染や、乱獲などによる漁獲量の減少など、海における問題は年々深刻化しており、日本のみならず世界的な課題となっています。そこで、陸上養殖体験プログラムの実施により、「いのちの授業」を通して、海や海の生命について子供達に考えてもらい、海を未来へ引き継ぐ行動のきっかけづくりを目的に本取組みをスタートさせました。
東京では、渋谷区立加計塚小学校の児童が、2018年9月より10匹のクエの稚魚を自ら育ててきました。困難にぶつかりながらも、大切に育ててきたクエを、子どもたちが今後どうしていくのか、話し合って結論を出し、実行します。
今回、度重なる議論の結果、子どもたちは「食べる」という結論を出しました。
実食式として「感謝の会」を2019年2月21日(木)に開催いたします。
児童によるクエのお世話の様子
■発表会 プログラム
1. はじめの挨拶
公益財団法人 日本財団 海洋チーム 有川孝
2. 命と環境と食の意味
NPO日本養殖振興会 代表理事 斉藤浩一
3. クエをしめる
育てたクエに包丁を入れます(NPO日本養殖振興会 代表理事 斉藤浩一)
4. 調理
クエを鍋にして調理(NPO日本養殖振興会 代表理事 斉藤浩一)
5. いのちに感謝する試食(試食者:5年生児童)
6. 片づけ
7. 児童クラス代表による挨拶:育てる~食べるまでの過程で感じたことを発表
■陸養プロジェクト実行委員会について
陸養プロジェクト実行委員会は、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、次世代へ海を引き継ぐため、海を介して人と人とがつながることを目的として、本事業を実施しています。
陸養プロジェクト公式ホームページ: https://rikuyou.uminohi.jp/