学生の地元で働く意向調査 Uターンに4割が意欲も、二の足を踏む理由は?
株式会社リクルートキャリア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小林 大三)の研究機関・就職みらい研究所(所長:増本 全)は、学生調査モニターの大学生を対象に、「就職プロセス調査」を実施いたしました。本リリースでは、2018年12月1日時点で民間企業への就職が確定している大学生に「地元で働くことについての考え」と「地元で働くことについて不安はあるか」を尋ねた結果を分析し、まとめました。
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https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2019/190221-01/
●6割が抱く「不安」の正体を知り、払しょくの先手を
就職みらい研究所 所長 増本 全
「学生はUターン就活には興味がないわけでなく、不安が大きい」。調査から、地元を離れて一都三県に居住する学生の4割以上が、地元での就職に前向きだとわかりました。しかし厳しい現実も明るみに。前述の地元を離れて一都三県に居住する学生の6割近くが、地元に戻ることを不安に感じてるのです。Uターン促進のカギは「待遇がよくない」や「志望業種がなさそう」など不安の正体を知り、先回りして払しょくすることにありそうです。今回は学生が地元で働くことについての本音を、数字とコメントから探ります。
●本当に地元企業に志望業種はないのか?
同じ「一都三県以外の出身」かつ「地元で働きたい」学生の中で、現在一都三県に住んでいる学生が不安を感じる割合は、地元に残っている学生の約2.3倍に膨らみます。
コメントを見ると学生は「慣れ親しんだ土地で働くことに魅力を感じる」のに、「待遇面がいい企業ばかりでない」と地元を敬遠し、「家族や友人がいて安心」なのに「志望業種」がないとあきらめています。本当にそうなのでしょうか?企業は給与を増やすことは難しくとも、生活スタイルや福利厚生から待遇について説得できるでしょうし、本当は存在するのに学生がまだ気付いていない地元の魅力もあるでしょう。こうした不安要素から先回りして学生とコミュニケーションすることが重要です。
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