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株式会社デンケンが『太陽電池ELテスター』を販売開始 ~結晶系太陽電池モジュールのマイクロクラックを可視化~

2010.11.22 11:30

 半導体製造向けの検査装置、ICハンドラー等の開発・販売を行う株式会社デンケン(本社:大分県由布市、代表取締役:石井 四郎)は、結晶系太陽電池モジュールに対応したマイクロクラック検査装置『太陽電池ELテスター』を新たに開発し、12月1日より販売を開始いたします。

 地球温暖化対策が求められている世界情勢の中、CO2削減に寄与する再生可能エネルギーとして、太陽光発電の普及が各国で進んでおります。

 株式会社デンケンでは、2008年に結晶系太陽電池セルの特性検査を行う『太陽電池セルテスター』を開発・販売開始し、太陽電池業界へ参入。その後『太陽電池モジュールテスター』を開発し、両テスターを国内外の太陽電池メーカーへ納入しております。デンケンの太陽電池テスターは、「ソーラーシミュレーター(模擬太陽光源)」と「IVテスター」、さらに「搬送系」をトータルで提供し、お客様の生産ラインに応じたカスタマイズに応じ生産性向上に寄与いたしております。

 この度、株式会社デンケンでは、『太陽電池セルテスター』、『太陽電池モジュールテスター』に続き『太陽電池ELテスター』を開発いたしました。

 EL法は、太陽電池セル・モジュールに順方向電流を注入することにより発光するEL(エレクトロルミネッセンス)発光のデータをカメラで撮像・計測する事により欠陥検査を行う手法で、奈良先端科学技術大学院大学・冬木 隆教授により開発された特許出願中の技術です。
 株式会社デンケンは、奈良先端科学技術大学院大学と特許ライセンス契約を締結し、EL法を用いた太陽電池モジュールの検査装置『太陽電池ELテスター』を開発いたしました。

 株式会社デンケンの『太陽電池ELテスター』は、目視では検査不可能なマイクロクラックを可視化し、太陽電池工場にて課題となっている長期品質の確保、歩留り改善に寄与いたします。市販されているほとんどの太陽電池をカバー出来るよう1,310×2,000mmの大面積の有効検査エリアを確保し、インラインで使用可能なパスラインを実現しております。

 また、生産ラインでの使用のみならず、研究開発用途のマニュアル機も対応可能となっております。販売価格は基本装置価格1,500万円(税抜き)で、2011年度国内外に20台の販売を見込んでいます。

 『太陽電池ELテスター』は、『太陽電池セルテスター』・『太陽電池モジュールテスター』ともに、2011年3月2日(水)~3月4日(金)、東京国際展示場東ホールで開催の『第4回国際太陽電池展 PV Expo2011』に出展予定(実機もしくはパネル展示)です。


【会社概要】
社名    : 株式会社デンケン
本社所在地 : 〒879-5513 大分県由布市挾間町高崎97番地1
設立    : 1976年(昭和51年)6月
代表者   : 代表取締役 石井 四郎
従業員数  : 394名(2010年6月現在、契約社員含む)
払込資本金 : 7,520万円(授権資本 1億2,000万円)
主要事業内容: 電子応用機器の研究・開発
        半導体製造装置、メカトロ機器の開発・製造
        各種FA自動測定試験装置
        ホール管理用コンピュータ開発・製造
        駐輪場総合管理システムの開発・製造
        試験用電源の開発・製造
        IC/LSI組立/測定/検査受託サービス
        汎用パッケージ/セラミック試作受託サービス
        不良解析/各種信頼性試験受託サービス
        人材派遣/請負業務サービス
        家庭用医療用具の製造販売
URL     : http://www.dkn.co.jp/

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