日本FP協会調べ 働く女性が期待する取り組み 1位「有給休暇...

日本FP協会調べ  働く女性が期待する取り組み  1位「有給休暇の取得促進」2位「賃上げ促進」

~働く女性のくらしとお金に関する調査2019~

日本FP協会(所在地 東京都港区、理事長 白根壽晴)は、2019年2月15日~2月19日の5日間、全国の20代~50代の就業女性を対象に、今回で3回目となる「働く女性のくらしとお金に関する調査」をインターネットリサーチで実施し、1,200名の有効サンプルの集計結果を公開しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)


[アンケート調査結果]

【働く女性のホンネ】

◆働く女性の意識 「外で働きたい」が6割強、「家庭に注力したい」は4割弱

◆希望する働き方 “ゆるキャリ”が“バリキャリ”を圧倒


働く女性の仕事や働き方についての意識を探るため、全国の20代~50代の就業女性1,200名(全回答者)に、仕事や働き方に関する2つの志向について、自分自身がどちらに近いかを聞きました。


まず、「外に出て働いていたい」と「家庭のことに注力していたい」のどちらに近いか聞いたところ、「外に出て働いていたい」が62.7%、「家庭のことに注力していたい」が37.3%となりました。

世代別にみると、「家庭のことに注力していたい」の割合が最も高いのは20代(45.0%)でした。


次に、「働くなら、バリバリ働きたい」と「働くなら、ゆるく働きたい(家計の足しになる程度)」のどちらに近いか聞いたところ、「働くなら、バリバリ働きたい」が33.6%、「働くなら、ゆるく働きたい」が66.4%となりました。

世代別にみると、「働くなら、バリバリ働きたい」の割合は50代(38.0%)が最も高くなりました。


また、「自分らしい働き方ができている」と「自分に合っていない働き方をしている」では、「自分らしい働き方ができている」が65.7%、「自分に合っていない働き方をしている」が34.3%となり、6割半の人が、自分らしく働けていることがわかりました。

世代別にみると、「自分らしい働き方ができている」の割合は上の世代ほど高くなる傾向がみられました。


◆未婚女性の6割半が「出世するほど結婚相手が見つかりにくくなる」と回答


女性が仕事を続ける上では、結婚や出産が大きな転換点になることが多く、どのような選択をするかが悩みの種になることがあるかもしれません。


未婚者(572名)に、≪女性は出世するほど、結婚相手が見つかりにくくなると思う≫か聞いたところ、『そう思う(計)』(「非常にそう思う」と「ややそう思う」の合計、以下同様)は63.8%となりました。

役職の有無別にみると、『そう思う(計)』の割合は、役職についていない人では64.9%、役職についている人では71.8%と、役職についている人のほうが6.9ポイント高くなりました。


◆働く女性の3割半が「夫が望むなら専業主夫になってもいい」と回答

◆夫が専業主夫になってもいいと思う理由 「夫は仕事・妻は家庭という時代ではない」が2位

◆専業主夫をお願いしたい有名人 「つるの剛士さん」「速水もこみちさん」が2年連続でTOP2


結婚後、夫婦共働きの家庭では、役割分担が議論になることも多くありますが、全回答者(1,200名)に、結婚後に(夫が望むなら)夫が専業主夫になってもいいと思うか聞いたところ、「そう思う」は35.4%、「そう思わない」は64.6%となりました。

役職の有無別にみると、「そう思う」の割合は、役職についていない人では33.2%、役職についている人では50.0%と半数の割合になりました。


“夫が専業主夫になってもいい”と回答した人(425名)に、その理由を聞いたところ、「いろいろな家庭があってもいいと思うから」(58.6%)が最も高く、「夫は仕事・妻は家庭という時代ではないと思うから」(34.8%)、「家事・育児も立派な仕事だと思うから」(29.2%)が続きました。

昨年の調査結果と比較すると、「夫は仕事・妻は家庭という時代ではないと思うから」(2018年27.7%→2019年34.8%、以下同順)は7.1ポイント上昇しました。また、「自分は家事・育児が苦手だから」(13.7%→11.3%)、「自分が仕事に専念できるから」(11.7%→9.6%)、「自分の収入だけで暮せばいいと思うから」(5.4%→3.1%)は、いずれも下降しました。


全回答者(1,200名)に、≪家事も育児も家計管理もできそうで専業主夫をお願いしたい男性≫のイメージにあてはまる男性有名人を、自由回答形式で聞いたところ、1位は「つるの剛士さん」(74名)、2位は「速水もこみちさん」(64名)、3位は4児のパパ「杉浦太陽さん」(39名)となりました。つるの剛士さん、速水もこみちさんは昨年(2018年)の調査結果と同じ順位で、イクメン、料理上手といったイメージが定着しているようです。


◆働く未婚女性の7割が「結婚後は仕事を減らしたい」と回答

◆「配偶者特別控除の改正が女性の社会的活躍を推進する」働く女性の4割が同意


働く女性のワークライフバランスに対する意識を明らかにするため、結婚後の生活について質問しました。


まず、未婚者(572名)に、≪結婚しても仕事を続けたい≫と思うか聞いたところ、「そう思う」は74.0%となりました。

次に、≪結婚後は仕事の量を減らしたい≫では、「そう思う」が70.8%となりました。


また、全回答者(1,200名)に、≪結婚後は、“扶養範囲内の収入”を意識して働くと思う(働いている)≫か聞いたところ、『そう思う(計)』が50.0%、『そう思わない(計)』(「全くそう思わない」と「あまりそう思わない」の合計)が50.0%と、拮抗する結果になりました。

就業形態別にみると、『そう思う(計)』の割合は、正規社員・職員では42.9%、派遣社員・契約社員では39.1%、アルバイト・パートタイムでは66.5%となり、就業形態によって、収入額に対する考え方には差がみられました。


全回答者(1,200名)に、2018年から適用された「配偶者控除」「配偶者特別控除」の改正について、知っていたかどうか聞いたところ、「知っていた」は47.7%、「知らなかった」は52.3%となりました。

配偶者の有無別にみると、「知っていた」は配偶者がいない人では39.5%、配偶者がいる人では57.9%となりました。


配偶者がいる人(532名)に、この改正による影響について質問しました。

まず、自身の家計が良い影響を受けたか聞いたところ、「はい」は11.3%となりました。

また、この改正がきっかけで、自身の働き方が変わったか聞いたところ、「はい」は7.7%となりました。


全回答者(1,200名)に、“この改正が女性の社会的活躍を推進する”と思うか聞いたところ、「はい」が40.3%となりました。


◆働く女性の7割が「夫が転勤になったら、今の職場を退職すると思う」と回答


全回答者(1,200名)に、≪(将来)夫が転勤になったら、今の職場を退職すると思う≫か聞いたところ、『そう思う(計)』は69.5%となりました。仕事を続けることより、夫と一緒の生活を優先するという人が多いようです。


また、仕事と子育ての両立について聞いたところ、≪現在の仕事を続けていると、子育てとの両立は無理だと思う≫では、『そう思う(計)』が53.6%、≪(将来)出産するときは、今の職場を退職すると思う≫では、『そう思う(計)』が50.9%でした。


≪育休の取得は、キャリア形成にマイナスの影響があると思う≫では、『そう思う(計)』が65.0%となりました。


◆「なんでも相談できる理想のパートナー」 1位は「ムロツヨシさん」「櫻井翔さん」

◆「なんでも相談できる理想の上司」 男性1位「所ジョージさん」、女性1位「天海祐希さん」


就業者がワークライフバランスを保ちながら働くためには、周囲の人の理解や協力が欠かせません。働く女性が理想とするパートナー像や上司像を探りました。


全回答者(1,200名)に、≪なんでも相談できる理想のパートナー≫のイメージにあてはまる男性有名人を聞いたところ、1位は「ムロツヨシさん」「櫻井翔さん」(24名)、3位は「所ジョージさん」(20名)となりました。

「ムロツヨシさん」は、若年性アルツハイマーの妻を明るく親身に支える夫を演じていた姿が印象的でした。


≪なんでも相談できる理想の上司≫のイメージにあてはまる有名人を聞いたところ、男性有名人の1位は「所ジョージさん」(54名)、2位は「タモリさん」(42名)、3位は「内村光良さん」(38名)となりました。昨年の調査結果と比較すると、2年連続でNHK紅白歌合戦の総合司会を務めた「内村光良さん」が、2018年5位→2019年3位とランクアップしました。

女性有名人では「天海祐希さん」(187名)がダントツ、2位は「吉田羊さん」(37名)、3位は「真矢ミキさん」(35名)となりました。昨年の調査結果と比較すると、「吉田羊さん」が2018年7位→2019年2位と大幅にランクアップしました。


◆働く女性が期待する取り組み 1位「有給休暇の取得促進」2位「賃上げ促進」


近年、“女性の活躍推進”や“働き方改革”についての取り組みが進められていますが、全回答者(1,200名)に、期待する(実現して欲しい)取り組みについて聞いたところ、「有給休暇の取得促進」(47.3%)が最も高い割合となり、「賃上げ促進(最低賃金の引き上げなど)」(35.9%)、「産休・育休の取得促進/拡充」(29.8%)、「同一労働同一賃金(雇用形態に依らず仕事に応じた賃金を支払う)」(29.4%)、「副業の解禁(柔軟な働き方を容認)」(27.9%)が続きました。2019年4月から有給休暇の取得が義務化されますが、多くの女性が有給休暇の取得促進を望んでいるようです。

昨年の調査結果と比較すると、「産休・育休の取得促進/拡充」は、2018年20.8%→2019年29.8%と9ポイント上昇しました。


また、子どもがいる人では「子どもの医療費の負担軽減(無償化など)」(34.1%)が3位、「子どもの貧困対策(教育費無償化・給食費免除など)」(27.6%)が6位となりました。


◆憧れる!“理想のビジネスウーマン” 1位「天海祐希さん」2位「米倉涼子さん」3位「北川景子さん」


働く女性の仕事に対する意識についてみてきましたが、憧れのビジネスウーマン像について質問しました。


全回答者(1,200名)に、≪働く女性のお手本となる理想のビジネスウーマン≫のイメージにあてはまる女性有名人を聞いたところ、「天海祐希さん」(235名)がダントツ、2位は「米倉涼子さん」(55名)、3位は「北川景子さん」(44名)となりました。

昨年の調査結果と比較すると、ドラマで不動産屋のスーパー営業ウーマンを演じている「北川景子さん」が2018年8位→2019年3位と大幅にランクアップしました。


【働く女性のくらしとマネープラン】

◆働く女性の半数が「節約上手」を自認


働く女性のくらしやお金に関する意識について、質問を行いました。


まず、全回答者(1,200名)に、くらしやお金に関する事柄について、どのように自己評価しているかを聞きました。

自身が「貯蓄上手」と「貯蓄下手」のどちらに近いか聞いたところ、「貯蓄上手」は45.3%、「貯蓄下手」は54.8%となりました。


次に、「節約上手」と「節約下手」のどちらに近いか聞いたところ、「節約上手」は49.6%、「節約下手」は50.4%と、ほぼ拮抗する結果となりました。


また、「計画的に行動するのが好き」と「思いつきで行動するのが好き」のどちらに近いか聞いたところ、「計画的に行動するのが好き」は69.2%、「思いつきで行動するのが好き」は30.8%となりました。


◆生活の余裕や貯蓄を増やすためにしていること 1位「変動費の節約」2位「家計簿をつける」

◆働く女性の4人に1人が副業で収入アップ

◆貯蓄上手は「資産運用」に関心が高い傾向


働く女性の半数が節約上手という結果になりましたが、全回答者(1,200名)に、生活の余裕や貯蓄を増やすために行っていることについて聞いたところ、「変動費を節約する(食費を減らす、娯楽を我慢するなど)」(41.4%)が最も高く、「家計簿をつける(お金の流れを把握する)」(38.9%)、「固定費を節約する(保険や電気料金プランの見直しなど)」(30.8%)、「副業で収入を増やす」(24.3%)、「仕事を始める・仕事に打ち込む」(23.1%)が続きました。

世代別にみると、20代では「副業で収入を増やす」(32.7%)が他の世代より高い割合となりました。

貯蓄や節約に関する自己評価別にみると、「家計簿をつける」は、貯蓄上手では44.6%、貯蓄下手では34.2%となりました。また、節約上手では44.2%、節約下手では33.7%でした。


昨年の調査結果と比較すると、「変動費を節約する(食費を減らす、娯楽を我慢するなど」(2018年31.3%→2019年41.4%、以下同順)や「仕事を始める・仕事に打ち込む」(12.9%→23.1%)は、10ポイント以上の上昇となっており、出費を抑えることや、仕事による収入アップに取り組んでいる女性が増えているようです。また、「副業で収入を増やす」(19.4%→24.3%)も4.9ポイントの上昇となりました。


次に、これから(引き続き/新しく・今以上に)取り組みたいことを聞いたところ、「変動費を節約する(食費を減らす、娯楽を我慢するなど)」(32.0%)が最も高くなり、次いで「固定費を節約する(保険や電気料金プランの見直しなど)」(29.2%)、「副業で収入を増やす」(27.5%)、「家計簿をつける(お金の流れを把握する)」(27.3%)、「資産運用する」(20.4%)となりました。

貯蓄に関する自己評価別にみると、「資産運用する」は貯蓄上手では26.9%、貯蓄下手では15.1%で11.8ポイントの差がみられました。


◆副業収入の月平均額は13,878円、40代女性では22,802円、20代女性では8,546円

◆家計簿をつける方法 20代・30代では「スマホの家計簿アプリ」が最多


働く女性の4人に1人が、副業に取り組んでいることがわかりましたが、現在、副業を行っている人(292名)に、副業による1ヶ月の収入額を聞きました。その結果、「5,000円未満」(57.5%)に多くの回答が集まり、平均月収額は13,878円となりました。

昨年の調査結果と比較すると、平均額は2018年19,903円→2019年13,878円と、6,025円低くなりました。

また、世代別にみると、最も平均額が高かったのは40代(22,802円)、最も低かったのは20代(8,546円)となりました。


また、これから副業に取り組みたい人(330名)に、副業で1ヶ月にどのくらいの収入を得たいかを聞いたところ、「30,000円~50,000円未満」(31.8%)や、「10,000円~30,000円未満」(28.2%)に回答が集まり、希望する月収額の平均は56,864円となりました。


貯蓄上手・節約上手と自己評価している人では、家計簿をつけている人の割合が高くなりました。家計簿をつけることで、貯蓄や節約への意識が高まることがあるのではないでしょうか。


そこで、家計簿をつけている人(467名)に、どのように家計簿をつけているか聞いたところ、「家計簿帳に記入」(32.8%)が最も高い割合となり、「ノート(普通の)に記入」(26.1%)、「スマホの家計簿アプリ」(25.1%)、「パソコンの表計算ソフト(エクセルなど)に記入」(20.3%)、「家計簿専用ソフトに記入」(5.4%)が続きました。

世代別にみると、20代と30代では、「スマホの家計簿アプリ」(20代39.5%、30代37.9%)が最も高い割合となりました。また、50代では「パソコンの表計算ソフト(エクセルなど)に記入」(31.3%)が他の世代と比べて高くなりました。


昨年の調査結果と比較すると、「家計簿帳に記入」(2018年27.8%→2019年32.8%、以下同順)や、「スマホの家計簿アプリ」(20.4%→25.1%)の割合が上昇し、「パソコンの表計算ソフト(エクセルなど)に記入」(24.4%→20.3%)の割合は下降しました。


◆節約のために行っていること 1位「エコバッグ使用」2位「お弁当持参」3位「ATM手数料節約」


生活の余裕や貯蓄を増やすために、具体的にはどのような方法で節約している人が多いのでしょうか。


全回答者(1,200名)に、節約のために日頃行っていることを聞いたところ、「エコバッグを使用する」(48.8%)、「職場にお弁当を持っていく」(46.8%)、「手数料がかからないようにATMを使う」(45.6%)、「値引きシールが貼られた商品を買う」(44.3%)、「外出時に水筒を持ち歩く」(40.6%)が上位となりました。

世代別にみると、20代では「フリマアプリを活用する」(18.7%)が他の世代と比べて高い割合となりました。20代では、中古品をお得に購入するなど、フリマアプリを節約に活かしている人が少なくないようです。また、50代では「特売品を買うようにする」(49.0%)や「部屋の電気はこまめに消す」(44.7%)が他の世代と比べて高くなりました。


◆消費増税の“軽減税率” 働く女性の7割近くが「理解していない」

◆「消費増税後はキャッシュレス決済を積極的に利用したい」6割強


全回答者(1,200名)に、消費増税に対する意識について聞きました。


まず、≪軽減税率の対象になる品目を知っている(消費税率が8%と10%のどちらになるか線引きを理解している)≫か聞いたところ、「はい」が31.8%、「いいえ」が68.3%となりました。


≪消費税率10%への引き上げ後は、軽減税率が適用されない商品の購入を減らすと思う≫については、「はい」が57.8%で多数派となりました。


また、消費税率の引き上げに伴い、キャッシュレス決済時にポイント還元を行う施策が検討されていますが、≪消費税率10%への引き上げ後は、ポイント還元を受けられるキャッシュレス決済を積極的に利用したい≫については、「はい」が61.6%と6割以上になりました。


◆結婚資金として計画的に準備しておくべきだと思う金額 平均188万円

◆妊娠・出産費用はいくら準備しておくべき? 子どもがいない人の予想額は平均126万円

◆住宅購入資金(頭金)のイメージ 平均725万円

◆老後の生活資金のイメージ 平均1,508万円


全回答者(1,200名)に、ライフイベントにかかる費用について、計画的に準備しておくべきだと思う金額のイメージを聞きました。


まず、≪結婚費用≫については、平均188万円となりました。未既婚別にみると、未婚者、既婚者とも平均額は188万円と同額になりました。結婚費用については、経験による意識差はみられませんでした。

≪妊娠・出産資金≫については、平均106万円でした。子どもの有無別にみると、子どもがいない人の平均額は126万円、子どもがいる人の平均額は73万円と、子どもがいない人では、妊娠・出産費用を高く見積もる傾向がみられました。

≪子どもの教育資金≫では、平均514万円となりました。子どもの有無別にみると、子どもがいない人は平均537万円、子どもがいる人は平均477万円で、こちらも子どもがいない人のほうが、高い金額を見積もっていました。

そのほかのライフイベントに関する費用イメージをみると、≪住宅購入資金(頭金)≫が平均725万円、≪老後の生活資金≫が平均1,508万円、≪親の介護資金≫は平均442万円という結果になりました。


◆「消費増税と同時に幼児教育が無償化される」働く女性の4割強が認知


働く女性のマネー意識を探るため、全回答者(1,200名)に対し、近年話題となっているお金に関する制度の認知率を調査しました。


自分で資産を運用しながら、老後の資金を準備することができる≪iDeCo(個人型確定拠出年金)≫は、税制面で優遇を受けられるといったメリットがあり、2017年からは、企業年金に加入している会社員、公務員や専業主婦などにも加入対象が広がりました。

iDeCoのメリットについての認知率(「知っていた」と回答した人の割合、以下同じ)は31.7%となりました。


次に、≪つみたてNISAの開始≫の認知率は40.5%となりました。


また、≪セルフメディケーション税制≫について知っていたかどうか聞いたところ、認知率は46.1%と、半数近くの女性に認知されていることがわかりました。


≪今年(2019年)の1月に多くの都道府県で「地震保険料の値上げ」が実施されたこと≫については、認知率が18.3%となりました。


≪消費増税と同時に「幼児教育が無償化」されること≫については、認知率が42.3%となりました。


確定申告を行わなくても、ふるさと納税の寄付金控除を受けられる≪「ふるさと納税」のワンストップ特例制度≫については、35.8%の認知率となりました。


◆お金の悩みに有効なアドバイスをくれそうな有名人 男性1位「池上彰さん」、女性1位「天海祐希さん」


最後に、全回答者(1,200名)に、≪家計の見直しなど、お金の相談をしたら有効なアドバイスをくれそうな相談相手≫のイメージにあてはまる有名人を挙げてもらいました。


男性有名人の1位は「池上彰さん」(26名)、2位は「櫻井翔さん」(24名)、3位は「林修さん」(21名)となりました。


女性有名人では1位が「天海祐希さん」(38名)、2位が「荻原博子さん」(26名)、3位が「松本明子さん」(22名)となりました。

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