計画立案業務の属人化解消に貢献!生産スケジューラ Asprova Ver.15.2をアスプローバがリリース ~式へのコメント記載機能などを追加~
2019.04.03 10:15
SCM/生産スケジューリングシステム「Asprova(アスプローバ)」の開発・販売するアスプローバ株式会社(本社:東京都品川区、代表:代表取締役社長 高橋 邦芳、URL: http://www.asprova.jp/ 以下、アスプローバ)は、生産スケジューラ「Asprova APS」、サプライチェーンプランナー「Asprova SCP」の新バージョンであるAsprova APS Ver.15.2および Asprova SCP Ver.15.2(以下、Asprova Ver.15.2)を2019年3月29日にリリースしました。以下に新機能をご紹介します。
■式にコメントが記載可能に。運用の負担を軽減し、計画立案業務の属人化防止へ
Asprovaには、スケジューリングロジック、GUIの設定、システム連携などにおける様々な条件や実行処理を記載する式機能がありますが、その式の中でコメントが書けるようになりました(下図緑色)。この式機能はMicrosoft Excelの数式バーのようなものであり、ユーザの様々な要件を吸収する便利な機能ですが、記述が長くなることや、複雑になることから、書いた本人すら読むのが困難になってしまう場合がありました。計画立案業務の属人化が懸念される声があがっていましたが、コメントを残すことにより、設定の可読性が向上し、運用の負担を軽減させることができ、属人化を防止する手助けができます。
図1 式編集ダイアログ
同時に式編集ダイアログも、前回の改行位置の記憶、表示色、フォント設定、ダイアログ最大化ボタンの追加などの改良が加わり、使い勝手が良くなっています。
■オブジェクトの選択メニューが自由に追加可能に
オブジェクト型のユーザプロパティを追加できるようになりました。これにより、様々なオブジェクトへのショートカットを作成できます。ショートカットを作成すると、以下のようなメリットがあります。
1. あらゆるテーブルでオブジェクトの選択メニューを追加でき、エンドユーザの操作が簡単になる。
2. 式を短く書けるようになる。
3. 実行スピードを速くする式が書けるようになる。
この機能は既存のユーザからの期待が大きい機能であり、ベータ版を見たユーザの皆様からは好評を得ています。また、存在しないオブジェクトのコードを入力した場合は自動生成する機能が備わっています。これによりオーダなどのオブジェクトを容易に作成できるようになり、処理中にオーダを自動生成して割り付ける、といった今までできなかった処理を自動的に行えるようになっています。
■ガントチャートの行表示機能を改良。資源ガントチャートで負荷グラフが見れます
従来のバージョンでは、ガントチャートや負荷グラフ、在庫グラフでは1つのオブジェクトを複数行に分けて表示することが出来ませんでしたが、Ver.15.2からは表示内容を指定して表示できるようになりました。以下の図では、検査作業員という資源の資源ガントチャートの全タスク表示行、資源量に応じた表示行と負荷率グラフ行を表示しています。
図2 資源ガントチャート
合わせて、以下ができるようになりました。
1. 同一オブジェクトの重複表示行の追加
2. 行ごとの表示内容の指定
3. 階層表示行のフィルタとソート、および表示内容の指定
4. 詳細表示行のフィルタ
■その他
・負荷率グラフ、負荷量グラフの表示文字設定の改良
・コマンドライン機能の改良。起動、計画パラメタの実行、終了までの一連の処理を指定できます。
・詳細表示メニューの改良
・プラグインの開発ツールCOM SDKをVisual Studio 2017に対応させ、フォルダ構成を整理しました。
など
詳細は以下からご覧いただけます。
https://www.asprova.jp/info/v1520release.html
■会社概要
商号 : アスプローバ株式会社
所在地 : 東京本社 東京都品川区西五反田7-9-2 KDX五反田ビル3F
大阪支店 大阪市福島区福島5-13-18 福島ビル7F
代表 : 代表取締役社長 高橋 邦芳
設立 : 1994年2月
資本金 : 2,000万円
事業内容: SCM/生産スケジューリングシステム“Asprova”の研究・開発・販売
およびシステムインテグレーション・システムコンサルテーション
URL : http://www.asprova.jp/