入社式における社長訓示
阪急阪神エクスプレスでは、4月1日に新入社員27名の入社式を行い、代表取締役社長 谷村和宏が訓示を述べましたので、お知らせいたします。
2019.04.02 16:15
【入社式】
日時:2019年4月1日14時~
場所:ハービスPLAZA5階(大阪) 新入社員数:27名
【入社式訓示 要約】
はじめに
本日、入社された27名の新入社員の皆様、誠におめでとうございます。今日こうして入社式を迎えることが出来た皆さんには心からお祝いと歓迎の意を表します。
環境変化への対応
現在、金融業界や自動車業界をはじめとするさまざまな企業や分野において、既存のスキームが壊れ、変化が起こっています。この変化の中で生き残るためには、あらゆる事象をチャンスと捉え上手く対応することが必要です。
創業70年の歴史の中で
当社は1948年に創業してから昨年70周年を迎え、私も入社35年が経過し、丁度この70年の半分の歴史を知っていることになります。私が経験した後半の35年だけでも、1990年代の急速な円高に伴う繊維製品の輸出の大幅な減少、その後のバブル崩壊、1995年の阪神淡路大震災、2000年代のITバブル崩壊、2008年のリーマンショックや 2011年の東日本大震災などがあり、さまざまな荒波を乗り越えてきました。現在も日本企業の製造拠点の海外移転や人口減少、米中の貿易摩擦、日欧EPAやTPP11といった他国間協定などの環境変化の波が押し寄せていますが、全ての事象は向かい風でもなく、追い風でもなく、どう対応するかによってプラスにもマイナスにも変化します。
当社の重点施策
現在8 つの重点施策に取り組んでおり、その中でも、特に 4 つの施策に力を入れています。
1)グローバルでの営業力強化
日本における輸出入の大きな伸びは期待できないので、海外現地法人の売り上げを伸ばすことを目的とし、営業力を強化します。
2、3)海運事業とロジスティクス事業の強化
当社の祖業は航空貨物ですが、景気の動向を受け易くビジネスとしての波が大きいため、景気動向に左右されにくい、この2つの分野を伸ばし安定的な経営を目指します。
4)グローバルでの本社機能の強化
日本と海外との国民性や価値観の相違から生じるガバナンス上の問題や ITセキュリティー強化を喫緊の課題として対応します。
3つのお願い
これらの施策をスピーディーに且つしっかりと推し進めるために、会社が決定した施策やお客様から頂いたご要望などを【ちゃんとやる】、会議で意見を言うだけでなく、皆の意見を基に方向性や施策を【決める】、問題や課題に対して決して【逃げない】、という基本的なことを大切にして欲しいと思っています。
「お世話になった人達、ご両親への感謝」
最後に皆さんにこれから活躍していくためのけじめとして、今までお世話になった人達やご両親に、今日社会人として一歩踏み出したことを、感謝の気持ちと共に報告して頂くことをお願いします。
皆さんのこれからの社会人生活が、公私ともに輝かしいものになることを祈念して、私の祝辞とさせて頂きます。
株式会社阪急阪神エクスプレス https://www.hh-express.com/jp/
リリース https://www.hankyu-hanshin.co.jp/file_sys/news/6721_12ebb250a8f7fb6cd7067e07d98ff0dbd66f812d.pdf
発行元:阪急阪神ホールディングス
大阪市北区芝田1-16-1
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