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飛騨を外国人観光客の「日本酒の聖地」に! 飛騨の3酒蔵が外国人向けブレンド酒を開発  令和元年6/18発売!

~飛騨市「蓬莱」、高山市「深山菊」、下呂市「奥飛騨」の3銘柄~

2019.06.05 10:15

岐阜県・飛騨地域に拠点を置く酒蔵、有限会社渡辺酒造店(飛騨市・銘柄名:蓬莱)、有限会社舩坂酒造店(高山市・銘柄名:深山菊)、奥飛騨酒造株式会社(下呂市・銘柄名:奥飛騨)は、このたび「飛騨三蔵ブレンド酒」を共同開発いたしました。各酒蔵が同じ原料・同じ条件で醸した純米吟醸酒をブレンド。さらにブレンド比率は飛騨を訪れた外国人観光客80人へのヒヤリングを元に決めており、“外国人観光客向け”に特化した飛騨を代表する日本酒として世界へと発信していきます。


3蔵が手を組み開発したブレンド酒


■「飛騨三蔵ブレンド酒」開発に至るまで

日本酒の国内需要は、ピーク時の170万キロリットルから3分の1以下の50万キロリットルまで減少し、いまだ回復の兆しすら見えません。対照的に、日本酒の海外輸出量は9年連続で増加しています(日本酒造組合中央会調べ)。海外需要の取り込みは日本酒業界全体の生き残りのために、不可欠となっています。


飛騨地域は特に外国人観光客が急増している地域です。例えば、高山市に宿泊する外国人観光客は、2011年には約9万5,000人だったのが、昨年は55万人を超えるまでになりました(高山市調べ)。


各酒蔵も外国人観光客の受入れ、酒蔵ツーリズムの構築など、努力を重ねてきました。しかし、それぞれの酒蔵の発信力は資本力に勝る大手酒造メーカーなどと比べると、限界があります。そのため、酒蔵単体での大々的な海外へのPRやインバウンド需要の取り込みは、決して十分と言えるものではありませんでした。こうした苦境を一致団結して打ち破ろうと立ち上がったのが、飛騨地域を代表する3蔵です。


飛騨地域は高山市・7蔵、飛騨市・3蔵、下呂市・2蔵の計12蔵の酒蔵があります。昔から「飛騨の酒」は地元食文化と共に生活に深く根付いてきました。こうした歴史的な背景を持つ、飛騨の酒蔵が連携し、「SAKE=飛騨」のイメージを大きく世界に打ち出すために開発したのが、このブレンド酒です。

材料などにも徹底して「飛騨」にこだわりました。地元の酒米「ひだほまれ」を精米し、岐阜県の酵母「岐阜清流酵母」を使用するという同じ製法で、3蔵が醸造しました。


味の決め手となるブレンド比は、海外コンクールで数多くの受賞歴を持つ各蔵のノウハウを取り入れました。酒と食のマリアージュを重視する海外旅行客の嗜好に合わせて、甘味・うまみ・酸味のバランスがとれた旨口の酒としました。実際に飛騨に滞在中の旅行者80人にブレンド比を変えたサンプルをテイスティングしてもらい、アンケート調査を実施。そこから得たデータを元に最高のブレンド比率を発見しました。


外国人観光客へのアンケート調査の様子



こうして3蔵が手を合わせたブレンド酒は、飛騨の新しい名物酒として、また飛騨の酒文化の発信源として世界中の皆様に楽しんでいただけるお酒です。



■商品情報

商品名    : 飛騨三蔵ブレンド酒

酒類     : 純米吟醸酒

容量     : 720ml

価格     : 1,998円(税込)

アルコール度数: 16%

原料米    : 岐阜県産ひだほまれ

精米歩合   : 60%

酵母     : 岐阜清流酵母

発売日    : 令和元年6月18日(火)


3蔵の銘柄が一枚になったラベルデザイン



■「日本酒のチカラは世界のチカラに」

「飛騨三蔵ブレンド酒」は売上金の一部(720ml/30円)を『ユニセフ自然災害緊急募金』に寄付させていただきます。



【会社概要】

■有限会社渡辺酒造店

所在地 :岐阜県飛騨市古川町壱之町7-7

代表銘柄:蓬莱


<紹介>

創業明治3年。家業存続の危機を乗り越え、エンタメ化経営により過去7年で売上を3億円から12億円へ成長している異色の酒蔵。「Sake Is Entertainment」を企業理念とし、お客様との接点をエンターテインメントにするエンタメ化経営を実践している。具体的な取り組みとして毎年3月に開催する蔵まつり、企画性の高い商品開発、チラシDM大賞を受賞した飛騨スポ、独自製法「お笑いパワー発酵」等のストーリー付加情報発信。国内外のコンクールにおいて抜群の受賞歴を誇る日本酒「蓬莱」は、日本を代表する國酒として現在、外務省を通じて世界各国の大使館、領事館、ANA国際線ファーストクラスに供されている。


■有限会社舩坂酒造店

所在地 :岐阜県高山市上三之町105番地

代表銘柄:深山菊


<紹介>

高山市の観光メインストリート「古い町並」に母屋を構え、江戸末期より200年以上の歴史を繋ぐ造り酒屋。酒を造り卸すだけでなく、観光土産品とともに直接お客様に枡酒を楽しんでいただける直売小売所、飛騨牛等の飛騨の味覚と共に日本酒を楽しんでいただく食事処を併設し、「造る」「味わう」「買う」の3つが揃った珍しい酒蔵。

国内外の観光客に向けて日本酒の美味しさ・楽しさをお伝えすることはもちろん、近年は、世界に向け自社製品を輸出することで、飛騨の酒、飛騨高山をPRする地域アンバサダーとしても精力的に活動している。


■奥飛騨酒造株式会社

所在地 :岐阜県下呂市金山町金山1984番地

代表銘柄:奥飛騨


<紹介>

創業享保5年(1720年)より下呂市金山町にて、約300年間続く造り酒屋。清流「飛騨川」と「馬瀬川」の合流地点ならではの、清らかな伏流水を使用。伝統を守りながらも日々日本酒層を広げるべく、フルーティーな生原酒や辛口純米酒、瓶内発酵スパークリングなど、「奥飛騨」「初緑」の2ブランドでバラエティーに富んだ酒造りに挑戦し、数々の賞を受賞。2018年より三女も蔵入りし、姉妹で蔵を盛り上げていこうと奮闘中。少人数の酒蔵見学を受け入れる事で、より日本の伝統文化である日本酒を身近に感じてもらうよう活動を続けている。

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