AI技術を活用したデジタルワークフォースの普及で オートメーション・エニウェアとコージェントラボが技術提携
様々な書式の手書き書類を処理する業務プロセスを自動化へ
オートメーション・エニウェア(米国本社:カリフォルニア州サンノゼ、CEO:ミヒール・シュクラ)と株式会社Cogent Labs(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:飯沼 純、エリック ホワイトウェイ 以下、コージェントラボ)は、AIを活用した「デジタルワークフォース」の普及を目的に技術提携を行い、その成果の第1弾としてオートメーション・エニウェアのAIソリューション「IQ Bot」にコージェントラボの手書きOCRソリューション「Tegaki」を組み込んだソリューションを本日6月13日(木)より提供開始します。本ソリューションを使用することにより、異なる書式の書類で記入された活字、手書きの業務書類を高い精度で正確に読み込んでデータを構造化し、業務プロセスの自動化を一つのRPAソリューションで実施できるようになります。
コージェントラボはこの技術提携の内容を含めて、AIとRPAが統合されたソリューションがお客様に提供する新しい価値と可能性について、オートメーション・エニウェアのプレミアムカスタマーイベント「IMAGINE TOKYO 2019」期間中の6月14日(金)(10:50-11:30、13:00-13:40)に講演を行います。
現在、企業や行政、公共、教育機関などで扱われる書類の多くに紙が使われています。そして書式が異なり、入力も活字や手書きが混在した大量の紙の処理が負担となっています。こうした書類を扱う業務プロセスをRPAで自動化しようとする場合、まず紙の書類をOCR*でコンピュータに読み込んでデータを構造化し、自動化する作業を設定します。しかし、異なる書式や手書き帳票が混在すると、データの項目を揃える精度が低下したり、活字と手書きの読み込みに異なるソフトウェアを使用しなければならなかったり、作業を自動化するBot開発に時間がかかるなど、コストと手間がかかります。
*光学文字認識
こうした状況に対してオートメーション・エニウェアは、AIのコグニティブ技術を利用して、さまざまな形式の非構造化データの分類と選別を高い精度で行う「IQ Bot」を開発、販売しています。そしてコージェントラボは、AIを活用した手書き文字認識サービス「Tegaki」を開発、販売しています。両社は、お互いが強みとして持つコグニティブ技術のソリューションを組み合わせることでRPAプラットフォームの機能を拡張させ、上記のような問題をワンストップで解決できると考えて、2019年から技術的な協議と検証を重ね、このほど両製品を組み合わせた新しいソリューションを開発しました。
本ソリューションは、自ら学習するコグニティブ技術を使用していますので、異なる書式パターンや、手書きのパターンを事前に定義する必要はなく、自ら学習して読み込み精度を高めていきます。また、業務プロセスの自動化も本ソリューションをRPAプラットフォーム「Automation Anywhere Enterprise」上で稼働させるだけですので、複数のシステム間の連携のために新しいシステムの導入は必要ありません。紙書類のデータ処理について、現在使用している業務システムと入力する業務プロセスを一つのプラットフォームでシームレスに自動化しますので、導入と運用コストを最適化することができます。このようにして業務プロセスを自動化したBot「デジタルワークフォース」を、自らのアシスタントとして単純な反復作業を託し、管理することで、組織にとって限られた貴重な人材は、より人の創意工夫を必要とする業務に時間を費やすことができるようになります。
オートメーション・エニウェアのNext Generation Technologies担当シニアディレクター マルコス マルティナは以下のように述べています。
「今回コージェントラボ様と連携できることをとても光栄に思います。日本ではまだ手書き書類の取り扱いが多く、IQ Botをご検討いただくお客様からも問い合わせをいただいていました。IQ Botは高度なコグニティブ技術で自らの精度を高め、RPAと組み合わせることで優秀な同僚「デジタルワークフォース」になります。日本市場で製品価値を高められれば、お客様の利便性もさらに高まります。これからもコージェントラボ様と緊密に連携しながら、お客様の業務改革を支援します。」
株式会社 Cogent Labs チーフレベニューオフィサー 保科実は以下のように述べています。
「株式会社 Cogent Labsは AI-OCR「Tegaki」がエンジンとして採用されたソリューションの提供開始を歓迎します。ディープラーニングを活用した独自のアルゴリズムを利用し、従来では自動認識が難しかった手書き文字を高速・高精度かつ簡単にデータ化できる「Tegaki」が、「IQ Bot」と連携することにより、お客様の非構造データのデジタル化作業を自動化、高速化し、お客様のデジタルトランスフォーメーションをより一層推進させることができるものと期待しています」
オートメーション・エニウェアについて
オートメーション・エニウェアは、ロボットによるプロセス自動化(RPA)分野における世界最大のソフトウェアプロバイダーです。オートメーション・エニウェアの提供するプラットフォームを通じて、多くの企業が世界規模のインテリジェント デジタルワークフォースを構築しています。そのエンタープライズに対応したプラットフォームは、幅広い業界で反復的業務に携わる人々を支援するソフトウェアボットを活用しています。これは、先進的なRPAと、コグニティブおよび組み込み型分析機能を組み合わせた唯一かつ真のインテリジェント デジタルワークフォース プラットフォームです。世界中の2,800社を超える企業と1,600以上のエンタープライズブランドが、AIに対応した当ソリューションを利用して、ビジネスプロセスの管理と拡張を高速化し、エラー率をほぼゼロに抑えながら、運用コストを大幅に削減しています。オートメーション・エニウェアは、創造し、考え、発見するために時間を費やせる人材こそ優れた企業を作り上げるという信念のもと、14年間にわたって90カ国以上の金融サービス、保険、医療、テクノロジー、製造、通信、物流業界の主要企業に自動化技術を提供してきました。詳細は以下サイトをご覧ください。
・https://www.automationanywhere.com/jp
・https://www.facebook.com/AutomationAnywhJP/
・https://twitter.com/AutomationAnwJP
株式会社コージェントラボについて
クラウドからエッジまで、最先端でありながら、実用的なAIのサービス開発を行う東京を本社とするAIベンチャー。生産性の向上が課題である企業や熟練労働力の不足に直面している企業に、製品とサービスを提供する。世界20か国超から人材を採用し、従業員数は65名(2019年5月末時点、契約社員および派遣社員含む)。手書き文字の読取りに高い識字率を誇るAI-OCRの「Tegaki」、自然言語を理解し非構造的な言語情報を言語依存せず構造化し解析できる「Kaidoku」や、時系列データをもとに将来を予測する「TSF」を実サービスとして提供する。
- カテゴリ:
- 商品
- ジャンル:
- エンタープライズ-ソフトウェア
記事掲載数No.1!「@Press(アットプレス)」は2001年に開設されたプレスリリース配信サービスです。専任スタッフのサポート&充実したSNS拡散機能により、効果的な情報発信をサポートします。(運営:ソーシャルワイヤー株式会社)