JR東日本の「案内AIみんなで育てようプロジェクト(フェーズ2)」 共同実証実験に「駅すぱあとWebサービス」を提供
2019.06.18 15:00
経路検索サービス「駅すぱあと」を提供する株式会社ヴァル研究所(本社:東京都杉並区、代表取締役:太田 信夫)は、JR東日本グループが2019年8月5日(月)より実施する「案内AIみんなで育てようプロジェクト(フェーズ2)」共同実証実験に参画し、経路検索API「駅すぱあとWebサービス」を提供します。
JR東日本グループが実施する「案内AIみんなで育てようプロジェクト」は、駅において利用客のさまざまな質問に対応できる、スマートな案内AIシステムの構築を目的とした共同実証実験です。
2018年12月7日から2019年3月15日まで、首都圏の6駅などで実証実験が行われました。
このたび、より効率的かつ実用的な案内AIシステムの構築を目指し、2019年8月5日(月)から「案内AIみんなで育てようプロジェクト(フェーズ2)」共同実証実験が実施されます。
ヴァル研究所は、昨年度に続き「案内AIみんなで育てようプロジェクト(フェーズ2)」共同実証実験に参画し、経路検索API「駅すぱあとWebサービス」を提供します。
「駅すぱあとWebサービス」は、「駅すぱあと」が持つ経路検索機能や全国の公共交通機関データなどをシステムに組み込めるWeb APIです。案内AIシステムと連携することで、案内ロボットやデジタルサイネージ上で経路検索や路線図を利用した目的駅までの経路案内などを実現します。
実証実験ではこのWeb APIを各社に提供し、必要な機能やデータを自由に組み込んで利用いただきます。
ヴァル研究所では今後も、共同実証実験への参画を通して、多様化する移動の課題解決や利便性向上に向け、新たなシステム開発やさまざまなデータ連携に努めてまいります。
■「案内AIみんなで育てようプロジェクト(フェーズ2)」共同実証実験について
山手線内の複数のターミナル駅を中心に、駅および商業施設(駅ビル、エキナカなど)に案内ロボットやデジタルサイネージを設置し、駅構内や駅周辺の案内のほか、お土産案内などを行います。
フェーズ2では、昨年度の取り組みを踏まえ、設置箇所の見直し、既存の外部情報サービスとの連携拡大や多言語化を前提とするなど、より効率的かつ実用的な案内AIシステムの構築を目指します。
また、実証実験期間中は「ラクビー国際大会開催期間(2019年9月20日から2019年11月2日)」と重なることと、さらには1年後の「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」の開催期間を想定するなど、より訪日外国人旅行者を意識した実証実験に取り組みます。
実施期間 |
2019年8月5日(月)~2019年11月10日(日) |
基本稼働時間 |
初電~終電 (一部駅等では、時間を短くする場合があります) |
実施箇所 |
東京駅、浜松町駅、品川駅、新宿駅、池袋駅、上野駅、横浜駅(JR東日本 7駅)、羽田空港国際線ビル駅(東京モノレール 1駅) 合計8駅等 30か所・35台 |
参加企業 |
メーカー等14社、JR東日本グループ11社 合計25社 |
幹事会社 |
JREロボティクスステーション有限責任事業組合(LLP)※1 |
なお、本実証実験は「モビリティ変革コンソーシアム」※2の実証実験のひとつです。
<関連ニュースリリース>
東日本旅客鉄道株式会社:https://www.jreast.co.jp/press/2019/tokyo/20190618_to01.pdf
※1 サービスロボットの開発・導入を推進するため、JR東日本グループの会社を中心に2017年7月14日に設立された組織です。2018年度の「案内AIみんなで育てようプロジェクト」の幹事会社です。
※2 JR東日本単独での解決が難しい社会の課題や次代の公共交通のあり方について、オープンイノベーションによりモビリティ変革を実現する場として、2017年9月5日に設立された組織です。
https://www.jreast.co.jp/jremic/
■「駅すぱあとWebサービス」について
「駅すぱあとWebサービス」は、「駅すぱあと」が持つ経路検索機能や全国の公共交通機関データなどを利用できるAPIです。経費精算などの業務支援サービスやMaaSアプリなどで「駅すぱあと」の機能やデータを自由に活用することが可能です。
「駅すぱあとWebサービス」紹介ページ:https://ekiworld.net/service/lp/webservice02/
「駅すぱあとWebサービス」ドキュメント:http://docs.ekispert.com/v1/
「駅すぱあとWebサービス」公式入門書:https://amzn.asia/3a0t5JV
■株式会社ヴァル研究所について
1988年にMS-DOS版の経路検索システム「駅すぱあと」を発売して以来、全国の公共交通機関データと高い信頼性をベースにさまざまな法人向け/個人向け製品・サービスを展開しており、取引実績は12万社以上です。また、「駅すぱあと」の膨大なデータ・機能をweb APIとして提供しており、多種多様な企業・団体とのコラボレーションに取り組んでいます。
近年では公共交通機関に限らず、さまざまな移動手段に対応し、MaaS(Mobility as a Service)分野への取り組みを推進しています。
商号 :株式会社ヴァル研究所
代表取締役:太田 信夫
所在地 :東京都杉並区高円寺北2-3-17
設立年月日:1976年7月26日
資本金 :4,100万円
企業サイト:https://www.val.co.jp/
※記載されている会社名、製品・サービス名は各社の登録商標または商標です。
※仕様や提供内容については予告なく変更となる場合があります。
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