形状・角度が異なる超硬質特殊チップの採用で、切削速度向上を実現 レーザースリットチップソー「金匠XR」の発売
住宅の構造材に使用される改良木材などの切断に最適
京セラ株式会社の関連会社である京セラインダストリアルツールズ株式会社社長:鈴木 健二郎)は、2018年12月から先行発売している電動丸ノコ用レーザースリットチップソー「金匠(きんしょう)XR」において、既存の刃物外径165mmに、新たに外径125mmと外径147 mmをラインアップに加え、本日より本格発売しますのでお知らせいたします。
レーザースリットチップソー「金匠XR」(上)と装着イメージ
近年、木造住宅の構造材として、「エンジニアリングウッド」と総称される集成材や合板などの改良木材の使用が増加しています。エンジニアリングウッドは、木材を接着剤で張り合わせて圧着したもので、耐久性や強度に優れている反面、切削時に台金(刃の側面)やチップ(刃先)周辺への接着材の付着により切れ味が低下し、刃の寿命が短くなるという課題がありました。
このたびの新製品は、形状・角度の異なる超硬質特殊チップの「組合せ刃」と、間隔を変えた「不等ピッチ」の採用で、切削速度を従来品比25%※1アップしました。さらに、台金には高含有フッ素コートを施し、接着剤の付着を抑制することで、滑らかで軽い切れ味と製品のロングライフを実現しました。
当社では今後も、使いやすさを追求した多様なアクセサリーを市場に供給していくことで、プロフェッショナルユーザーをサポートしてまいります。
※1 刃物外径125mm、147mmは20%アップ。 「レーザースリットチップソー
S23金匠」との比較値(当社調べ)。
■ レーザースリットチップソー「金匠XR」の特長
1. 滑らかで軽い切れ味を実現
刃先には、超硬質特殊チップを採用。角度の異なる4枚の鋭角な刃に1枚の平刃
を入れた5枚1組の「組合せ刃」と、間隔を変えた「不等ピッチ」により、切削
性・直進性の向上を図り、滑らかで軽い切れ味を実現しました。
5枚1組の「組合せ刃」
不等ピッチ
2. 接着材の付着抑制による製品の長寿命化
台金の表面には、耐熱性に優れた高含有フッ素塗料を焼き付け塗装すること
で、接着剤の付着を抑制し、製品の長寿命化に貢献します。
3. スリットの設置による振動・騒音の抑制
台金に内側に3か所、外周に5か所※2、樹脂を注入したスリットを設けること
で、切断時の振動・騒音を抑制しました。
※2 刃物外径125mmは4か所。
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