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IIBC「英語学習の実態と意欲」に関する調査結果を発表

ビジネスパーソンの約7割が英語に対して苦手意識あり ~英語学習者の約2割は 東京オリンピック・パラリンピックに向けて英語学習をしている~

日本でTOEIC(R) Programを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)(所在地:東京都千代田区永田町、理事長:室伏 貴之)は、「英語学習の実態と意欲」に関して、全国の20代~50代のビジネスパーソン男女500名を対象に調査を実施いたしました。

ラグビーワールドカップや、東京オリンピック・パラリンピックを目前に控え、訪日外国人観光客が年々増加し、英語や英語学習に対する意欲が高まっていることを背景に、その実態を調査した結果を発表いたします。


「あなたは、英語が好きですか。」


<調査結果サマリー>

・全体の53.6%のビジネスパーソンが「英語が好き」と回答。また、全体の69.0%(約7割)は「英語が苦手」と回答。

・現在、英語学習中の人は全体の19.2%(約2割)。そのうち、44.8%は「YouTubeなどの動画を観る」学習法を取り入れている。

・英語学習者の21.9%(約2割)は東京オリンピック・パラリンピックのボランティア参加に向けて学習している。

・英語学習者の一週間の学習時間は、半数が2時間未満だが、63.6%は3時間以上の学習が理想としている。

・「道で困っている外国人に声をかけ、英語で話しかけて助ける人」は全体の半数。

・「声をかけない理由」では、「自身の英語力に自信がないため」が最も多い57.0%。



<調査結果>

■全体の53.6%のビジネスパーソンが「英語が好き」と回答。また、全体の69.0%(約7割)は「英語が苦手」と回答。


英語に関して「好き・嫌い」や「得意・苦手」という意識・意欲を質問しました。「好き」と回答した人が17.6%、「どちらかと言えば好き」と回答した人は36.0%で、合計53.6%という結果でした。一方で、「得意」と回答した人は8.0%、「どちらかと言えば得意」と回答した人は23.0%で、合計31.0%となりました。

英語が「苦手」「どちらかと言えば苦手」と回答した人が全体で69.0%と、約7割の人が英語に対して苦手意識をもっていることがわかりました。



■現在、英語学習中の人は全体の19.2%(約2割)。そのうち、44.8%は「YouTubeなどの動画を観る」学習法を取り入れている。


「現在、英語の学習をしていますか。」と学習状況について質問したところ、「している」と回答した人は、19.2%という結果でした。



「現在英語の学習をしている」と回答した96人に、英語の学習方法について質問したところ、「YouTubeなどの動画を観る(44.8%)」「教材・テキスト本を購入して学習する(39.6%)」「英語/英会話スクールに通う(35.4%)」という結果でした。



■英語学習者の21.9%(約2割)は東京オリンピック・パラリンピックのボランティア参加に向けて学習している。


英語を学習している理由について、最も回答が多かったのは「海外旅行で現地の方とコミュニケーションを取りたいから」の70.8%で、その他「キャリアアップ・転職活動のため(55.2%)」「国内で訪日外国人の方とコミュニケーションを取りたいから(49.0%)」という回答がみられました。また、21.9%の人が「オリンピック・パラリンピックなど国際的なイベントのボランティアに参加するため」と回答しました。



■英語学習者の一週間の学習時間は、半数が2時間未満だが、63.6%は3時間以上の学習を理想としている。


「現在英語学習をしている」と回答した96人に、現在の学習時間と理想の学習時間について質問したところ、一週間の現在の学習時間は、「1時間未満(29.2%)」「1時間以上~2時間未満(21.9%)」「2時間以上~3時間未満(18.7%)」と、3時間未満という回答が全体の69.8%でした。



一方で、理想の学習時間は、「1時間以上~2時間未満(15.6%)」「2時間以上~3時間未満(20.8%)」「3時間以上~7時間未満(30.2%)」「7時間以上~14時間未満(11.5%)」「14時間以上(21.9%)」という結果で、63.6%の人が3時間以上の学習を理想としていることがわかりました。



年代別の一週間の学習時間をみたところ、50代が最も学習時間が長いことがわかりました。2時間以上学習している割合を比較すると、20代は43.8%、30代は55.2%、40代は31.8%、50代は76.9%という結果でした。

20代に比べて30代のほうが学習時間が長いことがわかりました。40代で2時間以上学習をしている人の割合は他の年代と比べると少ないですが、40.9%の人が「1時間以上~2時間未満」と回答しています。また、50代の70%以上が2時間以上学習していることがわかりました。



■「道で困っている外国人に声をかけ、英語で話しかけて助ける人」は全体の半数。


「道で困っている外国人がいたら声をかけ、英語で話しかけて助けますか。」という質問を全体に聞いたところ、半数の50.2%が「声をかけない」と回答しました。



さらに、「声をかけない」と回答した251人にその理由を聞いたところ、最も多い理由は「自身の英語力に自信がないため(57.0%)」という結果でした。



■「英語が好き」と回答した人の5割以上は「道で困っている人に声をかけない」

英語が好きな人が道で困っている外国人に声をかける傾向にあるかは以下のようになりました。

英語が「好き」「どちらかと言えば好き」だが、「声をかけない」と回答した人はそれぞれ18.2%、36.1%でした。



英語が「好き」「どちらかと言えば好き」だが、「声をかけない」と回答した81人の声をかけない理由をみたところ、「自身の英語力に自信がないため」が55.6%という結果でした。英語が好きでも、英語力に自信がない人が多くみられました。




<調査概要>

調査方法 :インターネットでのアンケート調査

調査期間 :2019年6月27日~6月28日

調査対象 :20代~50代のビジネスパーソン男女

      (会社経営者・正社員、公務員、団体社員)

対象エリア:東京都+政令指定都市

サンプル数:500名


<TOEIC(R) Program>

TOEIC(R) Listening & Reading Test、TOEIC(R) Speaking & Writing Tests、TOEIC Bridge(R) Listening & Reading Tests、TOEIC Bridge(R) Speaking & Writing Testsの総称。4テストを合わせた世界のTOEIC(R) Program受験者数は年間約700万人、160カ国で実施されている。


<一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会

(IIBC:The Institute for International Business Communication)>

「人と企業の国際化の推進」を基本理念とし、1986年に設立。

以来、「グローバルビジネスにおける円滑なコミュニケーションの促進」をミッションとし、国内外の関係機関と連携しながらTOEIC事業およびグローバル人材育成事業を展開している。

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