日宣、AIカメラを用いたスポーツ映像配信事業の共同実証実験 第一弾を湘南ケーブルネットワークと実施
2019.07.31 10:00
総合広告代理店の株式会社日宣(以下、日宣)は、AIカメラを利用したスポーツ映像配信事業に関する共同実証実験(以下、共同実証実験)の第一弾を、湘南ケーブルネットワーク株式会社(以下、湘南CATV)の協力を得て、キッズフットサル大会「第3回 LONDRINA Jr./レディース混合フットサル大会」で行いました。
共同実証実験は、日宣と朝日放送グループホールディングス株式会社(以下、朝日放送グループHD)、西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)、株式会社朝日新聞社(以下、朝日新聞)、株式会社電通(以下、電通)らが、AIを用いてスポーツの自動中継を実現するカメラシステムを手がける「PixellotLtd.(ピクセロット)」(本社:イスラエル、CEO:AlonWerber)のAIカメラを用いて、スポーツ映像配信事業の可能性を検証していくものです。
スポーツ市場はグローバルで伸びており[1]、スポーツ観戦者も増えています。平成30年の年間高世帯視聴率番組ベスト30(関東地区)は、2018FIFAワールドカップと平壌オリンピック番組が半数をしめました[2]。 しかし、地元で少数の熱狂的なファンがいるようなアマチュア・セミプロスポーツなどは、日本で約9万チーム(サッカー、バスケットボール、バレーボールの3競技合計)あるにも関わらず[3]、ほとんどテレビで放送されていないのが現状です。
そこで、本共同実証実験では、ディレクター一人で撮影でき、圧倒的な低コストでスポーツの自動中継ができるAIカメラを用いて、これらのマイナースポーツを撮影し、スポーツ映像配信の事業化の可能性を検証いたします。日宣は、ケーブルテレビ局との豊富な取引実績と信頼関係をいかし、地方の有望なスポーツコンテンツの事業化を図ってまいります。その第一弾をキッズフットサル大会「第3回 LONDRINA Jr./レディース混合フットサル大会」(主催(株)ZUCC)で行いました。
共同実証実験 第一弾 AIカメラで撮影したキッズフットサル「第3回 LONDRINA Jr./レディース混合フットサル大会」
映像ダイジェスト:https://youtu.be/Au54plIfKvY
<実証実験イメージ>
【湘南CATV 専務取締役 営業本部長 太田努様コメント】
ケーブル局からみた可能性については、このAIカメラを使うことで、数多くの地域のスポーツコンテンツが今よりも簡単に撮影できて、地域の人々にたくさんのコンテンツを提供できるようになるのであれば、地元密着で活動しているケーブルテレビ局にとっては大変有意義なことだと思います。
映像コンテンツとしての完成度としては、まだまだ粗い部分もあるけど、今まで必要であった人的リソースや技術力などがこのAIカメラに代わることで、簡単にしかも低コストで制作することにつながれば、それは素晴らしいことだと思います。その可能性に期待します。
(Pixellot社のAIカメラを用いて、「第3回 LONDRINA Jr./レディース混合フットサル大会」を撮影している様子)
今後も共同実証実験を通じて、ケーブルテレビ局と一緒に、AIカメラを利用したスポーツ映像配信の事業化を検討してまいります。
【株式会社日宣 会社概要】
社名: 株式会社日宣
代表者: 大津裕司
本社: 東京都千代田区神田司町2-6-5 日宣神田第2ビル
創業: 1947年4月
URL: https://www.nissenad.co.jp/
事業内容: 広告プロモーション・コミュニケーションサービス全般
※日宣の名称・ロゴは、日本国およびその他の国における株式会社日宣の登録商標または商標です。
※その他、記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
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[1] 新たなスポーツビジネス等の創出に向けた市場動向(平成30年3月)スポーツ庁より出典
[2] ビデオリサーチ調査(https://www.videor.co.jp/tvrating/past_tvrating/top30/201830.html )
[3] 各競技団体のHPより抽出した2018年度版の数値
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