CompTIA Linux+ 日本語試験 2019年8月9日(金)より配信開始
パフォーマンスベーステストが導入されたLinux唯一の認定資格試験!
2019.08.02 13:00
ワールドワイドで100ヵ国以上の国と地域で取得されている認定資格を提供するCompTIA日本支局(本部:米国イリノイ州/日本支局長 Dennis Kwok【デニス クォック】)は、Linuxで稼働するシステムの運用・管理を実施する管理者に、必須とされるスキルを評価する「CompTIA Linux+(コンプティア リナックスプラス)」<試験番号:XK0-004>を2019年8月9日(金)より配信開始いたします。
CompTIA Linux+
CompTIAは、ベンダーニュートラル認定資格を提供するリーディングプロバイダーであり、250万を超えるITプロフェッショナルが、1993年の認定プログラム開始以来、認定資格を取得しています。
多くの企業がクラウド、セキュリティ管理、モバイル、Web管理のアプリケーションにLinuxを活用している背景から、「CompTIA Linux+」は自動車やスマートフォンからサーバーやスーパーコンピューターまで、Linuxでこれらを管理するITプロフェッショナルのスキルを証明するための認定資格として開始されました(2019年4月より英語版配信中)。また、ISO / IEC 17024:2012※の認定を受けており、公正かつ正確にスキルを評価します。
※ISO / IEC 17024:2012…認定を運営する組織に対する認定で、CompTIA Linux+は公正に人材を評価する認定資格の開発プロセスが認定されました。
■資格CompTIA認定資格の有効性
CompTIAの協力により、IDCが作成した2019年6月のホワイトペーパー※では、ITプロフェッショナルのキャリアにおける認定資格とトレーニングの影響が検証されています。その結論の一部が以下の通りです。
●採用前に関連認定資格を取得しているITプロフェッショナルは、認定資格を取得していない人に比べて、採用後1年以内に昇進する可能性が50%高くなる。
●CompTIA認定資格を取得しているITプロフェッショナルは、認定資格を取得していない人に比べて、ほぼ2倍の速さで昇進する。
●CompTIA認定資格を取得しているITプロフェッショナルは、ほぼすべてのネットワーク、セキュリティ関連の業務において、認定資格を取得していない人に比べて生産性が高い。
このことについてCompTIA CIOのランディ・グロス(Randy Gross)は、以下のように述べています。
「CompTIA認定資格は、企業やITプロフェッショナルにとってスキルを可視化することにより大きな価値を提供します。CompTIA認定資格は、個人にとっては、技術者としてのキャリア、また昇進や昇格への第一歩となることがよく見受けられます。また企業にとっては、認定資格を取得している社員が信頼できる人材であること、業務を遂行できるスキルを持っていることを判定する上で、CompTIA認定資格は信頼されています。」
※ご参考:IDCホワイトペーパー「Impact of Certifications and Training and Career Milestones」
ダウンロードはこちら:
■CompTIA Linux+ 認定資格の特徴
CompTIA Linux+はANSI(American National Standards Institute:米国規格協会)※によりISO / IEC 17024:2012の認定を受けた、国際的に認知された資格です。様々なLinuxディストリビューションを管理する上で共通して必要とされるスキルが網羅されており、Linuxディストリビューションの提供する認定資格を取得する上でのスキルパスとしても有効な認定資格です。
※ANSI…米国の工業分野における規格の標準化団体。
■CompTIA Linux+は、パフォーマンスベーステストが出題されるLinux唯一の認定資格
CompTIA Linux+認定資格試験では、必要とされるスキルを正確に評価するため選択式の設問に加え、パフォーマンスベーステストが出題されるLinux唯一の認定資格です。CompTIA認定資格の特徴でもあるように、職務から認定資格が開発されています。Linux管理者として必要とされるスキルが網羅されています。
また、Linuxすべての主要ディストリビューションに関連するタスクが出題され、CompTIA Linux+取得後は、ベンダー/ディストリビューション固有のスキルを育成するための基礎となるスキルを育成します。
■CompTIA Linux+で修得できるスキル
●ハードウェアとシステム設定
カーネルモジュール、ネットワークパラメータ、ストレージ、クラウドや仮想化テクノロジーなどを設定する。
●システムのオペレーションとメンテナンス
ソフトウェアとサービスを管理し、サーバーの役割、ジョブのスケジューリングとLinuxデバイスの使用と運用について説明する。
●セキュリティ
パーミッションと認証、ファイアーウォール、ファイルマネジメントのベストプラクティスを理解する。
●Linuxのトラブルシューティングと診断
システムのプロパティを分析し、ユーザー、アプリケーション、ハードウェアの問題をトラブルシューティングする。
●自動化とスクリプティング
基本的なBASHスクリプト、Gitを使用したバージョン管理、オーケストレーションプロセスを実行する。
■キャリアパスと本資格のポジション
CompTIA認定資格は、様々なIT分野でのファーストステップを支援するために開発されています。それぞれの認定資格は、その役割に応じて、下記のように分類されています。
■CORE
■INFRASTRACTURE
■CYBERSECURITY
■ADDITIONAL PROFESSIONAL
CompTIAでは、特にニーズの高い2つの分野について、下記のようなキャリアパスを推奨しています。認定資格を取得される際の参考にしてください。
【CompTIA インフラ キャリアパス】
https://www.atpress.ne.jp/releases/190163/img_190163_2.png
■CompTIA Linux+ 試験情報
試験番号 :CompTIA Linux+(XK0-004)
出題範囲 :1.0 ハードウェアとシステムの設定21%
2.0 システムのオペレーションとメンテナンス26%
3.0 セキュリティ19%
4.0 Linuxのトラブルシューティングと診断20%
5.0 自動化とシェルスクリプト14%
問題数 :最大90問
出題形式 :単一/複数選択、パフォーマンスベーステスト
※本試験には、パフォーマンスベーステスト(シミュレーション)が出題されます。
パフォーマンスベーステストの詳細については、下記をご覧ください。
https://www.comptia.jp/cert_about/testing/cat/pbtexam.html
試験時間 :90分
必須条件 :Linux関連の設定、監視、サポート、サーバー運用における
9~12カ月の業務経験合格ライン:100~900のスコア形式 720スコア以上
受講料(税込)※一試験分:一般価格 ¥40,424/メンバー価格 ¥34,361
■CompTIA Linux+ 開発プロセス
CompTIA認定資格は、試験作成委員会が中心となり、ニーズ調査・職務分析・リサーチを経て、SMEと呼ばれる現場関係者により開発が進められます。
CompTIA Linux+は、以下のIT業界からのSMEのサポートにより開発されました。
■米国SME(米国本部/一部抜粋)
AEM Corporation/ING Business Shared Services B.V./Microsoft/SAIC/Secure-24/Telviso/US Dept. of Navy/他
■日本語試験SME(50音順/社名は参加時の社名を記載)
日本語試験は、以下のIT業界からのSMEのサポートにより開発されました。
TIS株式会社 倉持 健史 氏
日本電気株式会社 釜山 公徳 氏
日本マイクロソフト株式会社 吉田 雄哉 氏
【CompTIA認定資格の開発サイクル】
https://www.atpress.ne.jp/releases/190163/img_190163_3.jpg
【CompTIA(コンプティア)について( https://www.comptia.jp )】
1982年、様々なIT規格の標準化を提言するため、ITベンダーとパートナー企業がオープンな対話を行う場なるべくグローバルなIT業界団体としてシカゴで設立。1990年、IT業界の活動を反映するべく、名称をCompTIA(the Computing Technology Industry Association)に変更。欧米を中心とし10拠点に拡大し、2001年4月にCompTIA日本支局を設立。
2018年現在、CompTIA(コンプティア)は、ICT業界を中心にした2,000社以上のメンバー企業、3,000社以上の学校機関、トレーニング関連の企業とのパートナーシップを締結し、数万人を超えるITプロフェッショナルのコミュニティを運営しています。IT業界団体として、ITハードウェア/ソフトウェア、サービスを提供する企業や、業界のキーとなるITプロフェッショナルなどの成功と成長に貢献できるよう、ITに携わる企業や個人の利益を高めるための「教育」、CompTIA認定資格での「認定」、IT業界の声を反映しIT政策に反映するための「政策支援活動」、IT業界への「社会貢献」の4つを柱として活動を続けています。
【CompTIA認定資格について( https://www.comptia.jp/certif/comptia_certificaiton/ )】
1993年に、Windowsのリリースを始めとするIT環境の変化に伴い、ITを管理する人材の必要性の高まりから、ビジネス環境において利用されているITハードウェア/ソフトウェアを理解し、より複雑なIT環境の管理、サポート、運用を行うスキルを評価するCompTIA A+の提供を開始。その後、IT環境の変化に伴い、ネットワーク管理者の必要性が高まりCompTIA Network+、セキュリティ人材のニーズに応じCompTIA Security+の提供と、その時代に即した人材を効率的に輩出できるように認定資格が開発されています。CompTIA認定資格は、業界のエキスパートにより開発され、実践力、応用力を評価するベンダーニュートラルの認定資格として、法人を中心にワールドワイドで250万人以上に取得されています(2019年7月現在)。CompTIA A+、Network+、Security+、CySA+、CASPは、認定資格の人材評価の有効性が認められ、IT認定資格としては数少ないISO 17024の認定を受け、信頼性の高い認定資格として評価されています。日本国内では、ワールドワイドのスキル基準での人材育成を行う企業を中心に、導入が進められています。
2019年7月現在、Network+など13分野におよぶ業務に関する認定プログラムを提供しています。