ジボダン社、2019年度上半期(1月-6月)の業績を発表

ジボダン ジャパン株式会社(東京都品川区、代表取締役社長：ピーター・ツィンク)は、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニー、ジボダン社(スイス)の2019年度上半期(1月-6月)の売上高が3,094百万スイスフラン(前年同期比15.7％増)となり、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースで同6.3％増になったと発表しました。

■業績の概要

・売上高は3,094百万スイスフラン(前年同期比15.7％増)になり、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースでは同6.3％の増加。

・プロジェクトのパイプラインと新規ビジネスの獲得(New Win)は高水準を維持。

・戦略的重点分野と企業／事業買収が業績拡大に大きく貢献。

・2019年度のEBITDAは660百万スイスフラン(前年同期比9.9％増)に。

・堅調な業績により、EBITDAマージンは21.3％に。

・純利益は前年同期比2.3％増の380百万スイスフラン

・売上高フリーキャッシュフロー比率は2018年度の4.2％から4.8％に上昇。

・ナチュレックス社(Naturex)の統合が順調に進捗。

・ジボダン・ビジネス・ソリューション(GBS)は順調に進捗し、計画通りの利益を達成。

ジボダン社は、今年度上半期もプロジェクトのパイプラインと新規ビジネスの獲得(New Win)が高水準で推移したことにより、好業績を維持しました。最近買収した企業や事業によってジボダン社の能力が補完されたことにより、天然原料、健康とウェルネス、アクティブビューティ、統合ソリューション等の戦略的重点分野に加え、各国と各地域のお客様への売上が大幅な伸びを示すなど、すべての製品分野と地域でめざましい売上高の伸びを達成しました。

ジボダン社は2018年9月にナチュレックス社(Naturex)の買収を完了し、2018年9月1日から同社の業績を連結しています。また、同社は、植物からの抽出物や、食品・健康・美容分野向けの天然原料とソリューションの開発で世界をリードする企業です。

ジボダン社CEOのジル・アンドリエは、次のように述べています。「2019年上半期の当社の堅調な業績は、当社の事業の回復力および業界をリードする財務実績を着実に達成している当社の能力を裏付けるものです。上半期の好業績、そして、2020年に向けての5か年計画の達成に向け、引き続き前進できたことを大変、喜ばしく思います。」

事業部別では、フレーバー事業部の売上高が1,733百万スイスフラン(前年同期比19.4％増)に達し、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースでは同4.4％の増加となりました。好業績の要因は、新規ビジネスの獲得(New Win)と全ての地域で業績が好調に推移したことによります。

2020年に向けての5か年計画の戦略的重点分野では、健康とウェルネス分野の売上高が二桁の伸び、天然原料分野が一桁台の伸びを、それぞれ達成しました。また、分野別では、主に飲料、菓子、セイボリー、スナックが売上高の伸びに貢献しました。

一方、フレグランス事業部の売上高は1,361百万スイスフラン(前年同期比11.3％増)となり、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースでは同8.6％の増加となりました。フレグランス事業部の売上高には、2018年9月に買収したナチュレックス社(Naturex)の売上高6百万スイスフラン、および2019年5月に買収したアルベール・ヴィエイユ社(Albert Vieille SAS)の売上高5百万スイスフランが含まれています。また、当上半期は、特に2018年に買収したエクスプレシオン・パフュメ社(Expressions Parfumees)の売上高が堅調に推移しました。

■ジボダン社について

ジボダン社は、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニーです。食品・飲料・家庭用品・香水のメーカーなどと密に連携し、世界各地のお客様に喜んでいただける味と香りを開発しています。お客様の嗜好を把握したいという情熱と、革新的製品へのあくなき探求心を基に、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニーとして「engage your senses(あなたの感性を魅了する)」フレグランスとフレーバーを創り出してきました。2018年の売上高は55億スイスフランに上ります。ジボダン社はスイス本社のほかに、145を超える地域に拠点を構え、従業員も全世界で約13,600名を擁しています。日本市場には1920年代に参入し、1973年にはジボダン ジャパン株式会社を設立、幅広く日本で事業を展開しています。ジボダン社の詳細は、 https://jp.givaudan.com をご覧ください。