若手屋根工400人が瓦屋根文化を継承すべく 全国31箇所で屋根の日一斉清掃奉仕を実施
八月八日は「屋根の日」です
2019.08.13 13:45
一般社団法人全日本瓦工事業連盟 青年部は、8月8日(木) 屋根の日に合わせ(一部別日)、全国の加盟する31組織によって「全国一斉瓦屋根等点検・清掃ボランティア活動」を実施いたしました。会津若松城、姫路城、櫛田神社など(別紙参照)、歴史的建造物や公共施設などの、清掃やドローン屋根点検等を行いました。屋根工事職人のスキルを活かした社会貢献活動です。
当日の様子 1
■瓦業界への逆風を力に変える若手の台頭
1990年以降の屋根にお金はかけられない時代。1995年の阪神・淡路大震災などの、追い打ちをかける自然災害。深刻な人手不足と後継者の不在。このままでは、日本の瓦文化が失われてしまいます。
多雨多湿の日本で約1400年間もの間、瓦が使われてきたのには理由があります。その理由や、瓦文化を守り活かそうとしている若者の存在を、多くの方々に知っていただくため、全日本瓦工事業連盟 青年部は活動しております。ここ数年にわたり、各組織ごとに教育機関やイベントなどで、瓦に関する出張授業や瓦施工体験教室などを行っています。初の全国一斉活動を通して結束し、新たなアイデアを出し合い、かわらないものを守るため、この夏の暑さよりも熱い想いで業界を変えていきます。
■当日の様子
全国的に晴天に恵まれ、無事に事故なく実施することが出来ました。
ある県の実施場所の管理者の方からは、
「普段我々一般人では手の届かないところを、プロに点検や清掃をしていただけた。有難いことです。」
「この暑い中、若い人たちのパワーに驚かされました。」
などとコメントをいただきました。
今回の活動で、見たもの感じたことを今後の活動に活かし、日本の瓦文化を守り活かす努力を続けていきます。
■一斉清掃リスト
https://www.atpress.ne.jp/releases/190698/att_190698_1.pdf
【組織概要】
一般社団法人全日本瓦工事業連盟(全瓦連) 青年部
全瓦連は瓦工事業者の全国団体です。屋根技術の向上と社会貢献に努めております。青年部はその中で45歳程度以下の若手で構成され、現在32都府県に500名程在籍しています。全瓦連が推奨する科学技術的データに基づいた耐震工法が存在するにもかかわらず、一般社会への認知度はほぼゼロかと思います。温暖湿潤な日本の風土に適応してきた屋根には、日本人の住宅思想が色濃く現れています。四季が彩る日本の原風景を後世に残しつつ、皆様が安心して生活できる安全な家づくり、そして社会づくりのため、家屋の根本たる「屋根」を創造していきます。
<一般社団法人全日本瓦工事業連盟(全瓦連) 青年部>
部長 : 宮原 正治
所在地: 〒811-1314 福岡県福岡市南区的場1丁目14-10
URL : http://www.yane.or.jp/
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