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“地震・防災”に関するアンケート調査を実施

~地震だけでなくあらゆる自然災害への警戒意識、高まる~

SBIリスタ少額短期保険株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:新村 光由)は、少額短期保険会社で唯一の地震費用保険専門の保険会社として、9月1日「防災の日」にあわせて、全国の持ち家(一戸建て、分譲マンション)に住んでいる20代~60代の方を対象に、“地震・防災”に関するアンケート調査を実施いたしました。
 本調査は、2012年から毎年実施しており、累計8回目となる調査結果をお知らせいたします。
※アンケート結果のプレスリリース(PDF)は、以下の通りです。
https://www.jishin.co.jp/_shared/pdf/20190809.pdf
 昨年より地震だけでなく、大きな自然災害が連続して発生しており、この「防災の日」を通じて、過去生じた災害への振り返りと今後の防災にむけた意識の向上、対策の進展があることを願っております。

“地震・防災”に関するアンケート結果のポイント

①地震だけでなく、災害全般への警戒意識、高まる

お住まいの地域での将来の地震発生とご自宅への被害の有無について尋ねたところ、「発生すると思う(どちらかといえばを含む)」が60.7%、「被害を受けると思う(どちらかといえばを含む)」が57.7%となり、昨年と比較して低下する結果となった。(詳細Q1、Q2参照)
 一方で、現在不安に感じている災害を尋ねると、地震や豪雨・洪水等だけでなく暴風・竜巻や大規模な火災など、あらゆる自然災害に対して、不安や警戒感が高まっていることが見受けられた。(詳細Q7参照)

②地震被害に対する事前準備がやや進展

地震被害の際の事前準備として、お住まいの地域の地震ハザードマップの確認やご家庭でできる地震対策について尋ねたところ、地震ハザードマップでは約半数の方が「確認したことがある」との回答で「確認したことがない」を上回る結果となった。(詳細Q3参照)
 ご家庭でできる地震被害への事前対策のうち、想定する安否確認手段について、ツイッター等のSNSが昨年と比較して大幅に伸びたことを含め、確認手段の多様化が進んでいる様子がうかがえる。(詳細Q5参照)

③地震被災時の経済的な準備も半数以上の方が対策済

 ご自宅が地震被災した際の経済的な準備手段としては、「地震保険」(43.5%)、「地震保険以外の補償」(12.2%)となり、合計すると55.7%の方が保険補償という手段を講じているとの結果となった。そのうち地震が「発生すると思う」と答えた方でみてみると、その合計比率は75.2%と4分の3以上の方が保険補償手段等で準備している状況がうかがえた。(詳細Q6参照)

④約8割の方が「防災の日」をご存知

防災の日については、「知っている」「聞いたことがある」と答えた方が8割以上を占めた。9月1日が防災の日であるという正確な認知がある方は、全体のうち59.7%と昨年の57.5%を上回る結果となった。(詳細Q9参照)

“地震・防災”に関するアンケート結果の詳細

1.地震発生と被害を受ける可能性について

・現在お住まいの地域で将来の地震発生とご自宅への被害を受ける可能性について尋ねたところ、「発生すると思う(どちらかといえばを含む)」が60.7%(昨年63.0%)、「被害を受けると思う(どらかといえばを含む)」が57.7%(昨年58.5%)といずれも昨年と比較して低下する結果となった。昨年6月の大阪府北部地震以降、ここ1年間では、震度6弱以上の地震が計5回も発生しているにも関わらず、比較的人的被害・物的被害の程度が軽かったためかと想定される。
・ただし、地震発生の想定については、「発生すると思う(どちらかといえばを含む)」で低下した比率は「どちらともいえない」層の増加につながっているのみで、「発生しないと思う(どちらかといえばを含む)」の比率は、ほぼ同率となっている。
地震発生と被害を受ける可能性
・2013年から7年間の回答結果の推移をみてみると、アンケート実施前後に大きな地震の発生の有無によって、地震への警戒意識が増減している傾向にあることがうかがえる。
過去7年間の地震発生と被害を受ける可能性

参考)地域別の地震発生、ご自宅への被害を受ける可能性

・地震発生、ご自宅への被害を受ける可能性について、地域別にみてみると、次の通り、大きな差異がみられた。
  ※この項では「発生すると思う」「被害を受ける」ともに「どちらかといえば」を含む
※以下の表では全体の平均値と比較して、最も高い比率に黄色、最も低い比率に水色をマーク

①地震発生の想定では、東北・関東・中部・近畿地方では「発生すると思う」比率が高く、北海道と中国・九州地方では「発生しないと思う」の比率が高いという結果となった。四国地方は「どちらともいえない」の回答が47.4%と最も高い数値となった。

②地震被害の想定では、地震発生の場合と比較すると、極端な違いはみられないものの、地震が「発生すると思う」が高い地域では、「被害を受けると思う」比率も高くなるなど、少なからず相関関係はあると思われる結果となった。
地域別の地震発生と被害を受ける可能性

参考)地震発生と被害を受ける可能性の相関関係について

・地震発生とご自宅への被害を受ける可能性についてクロス分析でみてみると、次表の通り、地震が「発生すると思い」かつ「自宅の被害を受けると思う」方は、合計で42.3%となり、一方地震は「発生しないと思い」、かつ「自宅の被害も受けないと思う」方は、4.2%に留まり、約10倍の差がでる結果となった。
  ※この項では「発生すると思う」「被害を受ける」ともに「どちらかといえば」を含む
地震発生と被害を受ける可能性の相関関係

2.地震被害への事前準備対策について

①地震ハザードマップの確認
 「確認したことがある」(47.1%)が、「確認したことがない」(40.7%)を上回る結果となった。
さらに「確認したことがある」方のうち、地震が「発生すると思う」が61.2%、「どちらかといえば発生すると思う」が52.6%と半数以上の占率に上昇する結果となり、地震ハザードマップが地震被害の際の避難場所や避難ルートの確認に役立つため、活用されていると考えられる。
地震ハザードマップの確認
②各ご家庭で行っている地震対策について
 非常用の食料・水の準備(47.7%)が最も高く、続いて避難グッズ(35.4%)、家具の転倒・落下対策(33.5%)との回答となった。
さらに、地震が「発生すると思う」と回答した方でみてみると、非常用の食料・水の準備と避難グッズ用意は半数以上の方が対策しているとの結果となる一方、「発生しないと思う」方と「わからない」と答えた方では、半数以上の方が「特に対策していない」との回答となった。
家庭で行っている地震対策
③地震被災時の安否確認方法について
 約半数の方が「携帯電話での通話やメール」を手段として活用すると回答しており、いずれも昨年の数値を上回る結果となった。昨年との比較で大きく上昇した手段は「TwitterやLINE、Facebookなどのソーシャルメディア」が27.0%から36.2%に上昇するとともに、安否確認方法を「想定していない」方が昨年と比較して減少している結果となるなど、携帯を活用した安否確認手段の多様化が進んでいることがうかがえる。
地震被災時の安否確認方法

4.災害・防災全般への意識について

①現在、不安に感じている災害
 最も回答が多かったのが「地震・津波」(64.5%)、次に「豪雨、洪水、がけ崩れ、地滑り、土石流」(37.4%)が高位であるが、昨年調査と比較して、ほとんどの災害において、不安を感じている方が増加している結果となった。
不安に感じている災害
②防災に関する知識をどこから得ているか
 「テレビ」(71.1%)が最も多く、次いでインターネット(58.9%)となり、ともに過半数を超える結果となった。
 昨年と比較して増加した手段は、「インターネット」が46.1%から58.9%と最も伸長し、続いて「行政関係の広報誌」や「町内会・自治会などの自主防災組織」から情報を得ているとの回答が3~4%ポイント増加している結果となった。
防災に関する知識はどこから

5.「防災の日」に関する意識について

・「防災の日」について尋ねたところ、「9月1日が防災の日であることを知っている」(59.7%)という回答結果となり、6割弱の方に正確な認知があり、さらに「防災の日があるのは知っているが、9月1日ということまでは知らなかった」(12.1%)、「防災の日という言葉は聞いたことがある」(9.1%)という回答結果を合計すると、8割以上の方が「防災の日」を知っているという結果となった。
 このうち、「9月1日が防災の日であることを知っている」方は、昨年の数値を上回っており、Q8の防災に関する知識の習得が行政関係の広報誌をはじめ、様々な手段で増加していることと符合している結果となった。
防災の日に関する意識

アンケート回答者属性

アンケート回答者属性

アンケート実施概要と実施会社

アンケート実施概要と実施会社
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