令和元年8月の前線に伴う大雨の「被災状況マップ」公開 ~被災地の被害状況をホームページ上で可視化~
狭域防災情報サービス協議会(所在地:埼玉県さいたま市、理事長:須藤 三十三、略称:MMDIN)は、九州北部を中心に甚大な被害をもたらした令和元年8月の大雨について、特に被害が大きかった佐賀地区の状況を俯瞰的に把握することができる「被災状況マップ」の作成と公開を9月4日に行いました。
URL: http://www.mmdin.org/agonline.html
今回公開した「被災状況マップ」は、令和元年8月30日に撮影した佐賀県佐賀地区(佐賀県佐賀市、唐津市、多久市、伊万里市、武雄市、小城市、嬉野市、大町町、江北町、白石町)の発災前後の空中写真(国土地理院正射画像)、建物枠データを重ね合わせた発災前後画像スワイプマップを掲載しております。また、同地区六角川及び牛津川流域の国土地理院浸水推定段彩図も重ねて表示可能なマップとなっております。
「被災状況マップ」の提供は、一人でも多くの命を救うための救援活動を支援することを目的としております。今後の救援活動にもお役立ていただけるよう、追加情報が入り次第、順次更新を行ってまいります。
※国土地理院浸水推定段彩図は8月28日15時頃に国土交通省災害対策用ヘリコプターが撮影した画像を使用し、浸水した範囲を判読し、標高データを用いて浸水範囲における水深を算出して深さごとに色別に表現した地図です。
【9月4日公開マップ】
1. 令和元年8月の前線に伴う大雨における発災前後画像スワイプ(佐賀県佐賀地区)
2. 令和元年8月の前線に伴う大雨における浸水推定段彩図(六角川及び牛津川流域)
■被災状況マップについて
被災状況マップとは、災害発災直後、被災地の被害状況をホームページ上で可視化できるマップです。
<特長>
・被災前後の画像を比較することで、災害の規模や影響を関係者が素早く把握することができる。
・被災した可能性のある家屋などが推定でき、国勢調査のデータなどと組み合わせることで被災者数の推定ができる。
・被害規模を俯瞰して見ることができるので、救助活動などの優先順位をつけることができる。
・被災地域の地理に詳しくない外部の救援チームにも被災状況の全容が確認でき、効率的な救援活動につなげることができる。
・復旧/復興期のまちづくりにおいて、過去の被災の教訓や対策にも用いることができる。
<被災状況マップの閲覧について>
狭域防災情報サービス協議会のホームページ内の「被災状況マップ」ページより、マップを閲覧できる専用ページにアクセスができます。
こちらは、どなたでも自由に被災状況マップをご覧いただけます。
<協力先企業>
・ESRIジャパン株式会社 https://www.esrij.com/
・NTT空間情報株式会社 https://www.ntt-geospace.co.jp/
・グローバル・サーベイ株式会社 http://global-survey.net/
<協力研究機関>
・国立研究開発法人 防災科学技術研究所 http://www.bosai.go.jp/
・国土地理院 http://www.gsi.go.jp/
■団体概要
団体名 : 狭域防災情報サービス協議会
設立 : 2013年4月1日
所在地 : 埼玉県さいたま市南区沼影1-20-1 武蔵浦和大栄ビル4階
グローバル・サーベイ株式会社内
理事長 : 須藤 三十三
活動内容: 超狭域に防災情報、災害情報を国民(個人)に迅速に届ける
情報サービスの実現を推進することを目的とした非営利団体
URL : http://www.mmdin.org/
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