石川直樹展「『島は、山。』island≒mountain」を10/4から開催 鹿児島~アジア、島々の連なりを見つめ直す
鹿児島県霧島アートの森では、2019年10月4日(金)から12月1日(日)の期間に、石川直樹展「『島は、山。』island≒mountain」を開催いたします。
石川直樹展特設ページ
https://open-air-museum.org/event/event-37314
■石川直樹展「『島は、山。』island≒mountain」企画趣旨
石川直樹は、文化人類学や民俗学の領域に関心を持ち、日本や世界各地の辺境や都市を旅しながら作品を発表し続けています。
空から列島を眺めると、島という陸地は海から顔を出した山ではないかと思えてきます。かつて民俗学者の柳田国男は山と島が似ていることに着目していました。「その地理的な条件ばかりでなく、人間の暮らしの体系そのものが似ている」と。
陸と海が接する島はもともと山であり、山は島でもあるのではないか。
本展は、こうした問いを出発点に、石川が10代の頃から関心を寄せ続けている鹿児島からアジアへと広がる島々の連なりを、写真によって見つめ直していきます。
■開催概要
会場 :鹿児島県霧島アートの森(アートホール)
会期 :2019年10月4日(金)~12月1日(日)51日間
月曜日休園(祝日の場合は翌日休園)
開園時間:9:00~17:00
観覧料 :一般:800(600)円/高大生:600(400)円/小中生:400(300)円
( )内は前売り又は20人以上の団体料金
主催 :鹿児島県文化振興財団/南日本新聞社/MBC南日本放送
協力 :鹿児島県歴史資料センター黎明館/湧水町/霧島山麓湧水町観光協会/
第一交通産業株式会社
企画協力:中原崇志(DENBAK-FANO DESIGN)/田部井美奈デザイン
協賛 :ザ・ノース・フェイス
関連事業:(1) オープニングセレモニー・アーティストトーク:
10/4(金)
(2) アーティストトーク:
10/5(土)
(3) アーティストトーク・ワークショップ等(内容検討中):
11/23(土・祝)
(4) 学芸員によるギャラリートーク:
10/13(日)、10/27(日)、11/4(月)、11/17(日)
(5) 関連書籍・グッズの販売
* 詳細は決まり次第、本館ホームページ等に掲載します。
■作者紹介 石川直樹(いしかわ なおき)
1977年東京生まれ。写真家。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。
『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により、日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞。『CORONA』(青土社)により土門拳賞を受賞。著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)ほか多数。最新刊に、エッセイ『極北へ』(毎日新聞出版)、ヒマラヤの8,000m峰に焦点をあてた写真集シリーズの6冊目となる『AmaDablam』(SLANT)、『この星の光の地図を写す』(リトルモア)など。都道府県別47冊の写真集を刊行する『日本列島』プロジェクト(SUPER LABO×BEAMS)も進行中。奄美観光大使。
■作品イメージ(写真や映像等、約100点)
(1) MAREBITO 南方の来訪神
ユネスコの無形文化遺産に登録された来訪神行事を中心に、島々の祭祀儀礼を見つめ直すことによって、島と異界について考える。
(2) ARCHIPELAGO 鹿児島からアジアの島々へ
鹿児島から沖縄、そしてアジアへと広がっていく島の連なりをとらえ、既存のボーダーを超えた海のネットワークを明らかにする。
(3) HIMALAYAS 海だったヒマラヤ
エベレストの頂上付近からは貝の化石が出てくる。
ヒマラヤ山脈もまた昔は海の底にあった。地球の造山活動をヒマラヤの山々から想起していく。
プレスリリース添付資料
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