世界に発信 建国1306年 美を作る国“美作国”の再興 「美作国アートゾーン構想実現企画・第一弾」 建築家・出江 寛展&特別シンポジウム開催
「銀金・神仏(かみほとけ)の茶室」世界初公開
津山街デザイン創造研究所は、岡山県県北地域・旧美作国から、日本の伝統美から現代美を世界に発信し、年間300万人の誘客を目指す「美作国アートゾーン構想」の実現に向け、その活動の第一弾として、日本文化の茶の湯の精神の象徴である豊臣秀吉の「黄金の茶室」以来初の、建築芸術アートとなる新たな移動が可能な「銀金・神仏(かみほとけ)の茶室」を建築家・出江 寛氏が製作し、歴史的伝統のある津山の地で初公開します。また津山とゆかりのある金沢の漆芸家、人間国宝 故・大場 松魚氏の作品、そして水戸徳川家の末裔 松平 洋史子氏の新たな茶道具「I for you・宙」をあわせて展示する「出江 寛展」及び、日本を代表する建築家・文化人が津山に集結して特別シンポジウムを開催いたします。
(1) 日本の美、再発見~伝統美から現代美まで
世界へ日本美の発信=「美作国アートゾーン構想」
「銀金・神仏(かみほとけ)の茶室」&建築家 出江 寛展開催
1. 日時:令和元年10月25日(金)~11月3日(日)
10:00~18:00
※10月26日(土)のみ、10:00~15:00
2. 会場:ポート アート&デザイン津山(津山市川崎823)
3. 出展:・移動式茶室「銀金・神仏の茶室」※特別展示 世界初公開
・出江 寛代表作品の原画及びスケッチ、模型
・故 人間国宝 大場 松魚氏蒔絵作品
・松平家末裔 松平 洋史子氏茶道具「I for you・宙」
(2) 特別シンポジウム「美作国アートゾーン構想・300万人誘客実現に向けて」開催
1. 日時:令和元年10月27日(日) 13:00~16:50
挨拶 13:00~13:10
第1部 13:10~14:00
第2部 14:00~15:00
第3部 15:00~15:40
第4部 15:50~16:50
2. 会場:衆楽園 迎賓館(津山市山北628)
3. 内容:主催者挨拶 山本 昇 津山街デザイン創造研究所
開催市代表挨拶 谷口 圭三 津山市長
来賓挨拶 武藤 浩 津山市みらい戦略ディレクター・元国交事務次官
第1部 基調講演 林 省吾 ふるさと財団会長・元総務省事務次官
「これからの時代と地域=歴史と文化活動の重要性」
第2部 特別講演 出江 寛 建築家・第10代日本建築家協会会長
「世界に誇れる茶室・数寄屋に見る究極の日本美」
第3部 特別講演 松平 洋史子
「日本文化とおもてなしの心=世界への発信」
松平家の末裔・一般社団法人日本おもてなしコンシェルジュ協会会長
第4部 特別パネルディスカッション
「美作国アートゾーン構想・300万人誘客実現に向けて」
※日本を代表する建築家・文化人等が津山に集結
<パネラー>
・林 省吾(ふるさと財団会長・元総務省事務次官)
・谷口 圭三(津山市長)
・武藤 浩(津山市みらい戦略ディレクター・元国交事務次官)
・出江 寛(第10代日本建築家協会会長)
・松平 洋史子(一般社団法人日本おもてなしコンシェルジュ協会会長)
・菊竹 清文(情報彫刻家・長野オリンピック聖火台制作者)
・中山 眞琴(建築家・北海道都市文化デザイン研究所長)
・笹森 則次(建築家・リストワール奈義設計者)
・出江 潤(建築家)
・大場 晃平(建築家)
・和田 優輝(建築家)
※コーディネーター 山本 昇 津山街デザイン創造研究所所長
主催:世界に誇る美作国アートゾーン構想実現委員会
津山街デザイン創造研究所
協力:金沢市 大場 正志氏(故 人間国宝 大場 松魚家)
協賛:株式会社リストワールインターナショナル
アーキテクツ・スタジオ・ジャパン株式会社
KOUKENホールディングス株式会社
田村重設株式会社
株式会社斉藤撚糸
津山ガス株式会社
ITSジャパン株式会社
ポート アート&デザイン津山
津山チェンチサロン&178津山ファンクラブルーム
後援:在日フランス商工会議所、津山市、日本建築家協会中国支部、
岡山県建築士会、津山市教育委員会、津山商工会議所、
津山市観光協会、津山菓子組合、北海道都市文化デザイン研究所
※事務局・担当窓口
「世界に誇る美作国アートゾーン構想実現委員会」事務局 津山街デザイン創造研究所内
所在地:津山市上之町140-4
TEL :0868-35-0106
担当 :山本 昇、小林 正直
※ 10月27日の特別シンポジウムご参加のお申し込みは、 http://www.momotown.net からお申込みください。
(3) ART ZONE MIMASAKA「美作国アートゾーン構想」について
2021年隈 研吾氏が、岡山県真庭産の集積材(CLT)を使用した建物の真庭市移築により、真庭アートギャラリーが設立予定。建築界のノーベル賞=プリツカー賞を受賞した磯崎 新氏設計の奈義町現代美術館とあわせ、津山に、日本美を世界に発信できうる日本美最高峰の建築家出江 寛先生(第10代日本建築家協会会長)による徳川家の迎賓館であった衆楽園や旧梶村邸を、津山の都市格をあげるべく、赤坂迎賓館や京都迎賓館に次ぐ、地方初の国内外のVIP対応可能な津山迎賓館とし、衆楽園を日本4大名庭園として世界へ発信。さらに奈義町に情報彫刻家 菊竹 清文氏の屋外彫刻美術館を併設する建築家笹森 則次氏設計による長期滞在型ヴィラホテルの建設を目指す。実現できれば、作州・美作国一帯が、直島の安藤 忠雄、妹島 和世氏(真庭市出身)に勝るとも劣らない、世界最先端のアートゾーンとなりえる。美作国は、1,300年以上の歴史を有し、奈義町高円は菅原道真直系子孫が住みつき、浄土宗の開祖法然上人初学の地であり、世界で最も読まれている忍者漫画「NARUTO」の作者の出身地でもある。当地で体験可能な「サステイナブル・ツーリズム=自然にやさしい持続可能な観光活動」は世界からの観光客を呼び込める日本有数の地域となりえる可能性を秘める。そして、津山は美作国の首都であり、珈琲、瓦斯、水素等の言葉を生み出した洋学発祥の地として古くより世界と直結した街であり、歴史と文化的資産の宝庫である。さらに作州一帯の景色は、まさしく欧米人が憧れる日本の原風景であり、本物の日本の美を世界に発信できる魅力の他である。この構想を、真庭、鏡野、奈義町、隣接鳥取県の智頭町等と連携して実現を目指し、観光客年間300万人の誘致を目指す。
■補足資料
★出江 寛(いずえ かん) 1931年 京都府生まれ
建築家、日本建築家協会第10代会長。1957年立命館大学理工学部土木工学科卒。京都大学施設部技術課建築係勤務後、1959年竹中工務店大阪本店設計部入社。1976年竹中工務店大阪本店を退職後、出江 寛建築事務所を開設。代表作品として、かわらミュージアム[滋賀県近江八幡市 手作り郷土賞(建設大臣賞)、第9回甍賞金賞(通産大臣賞)、第21回HIROBA作品賞]、朧月夜の家[岡山県赤磐市 第7回日本建築士会連合会賞特別賞]等。
著作・「住宅設計の詳細 数奇の伝説と現代 出江寛住宅作品集」建築資料研究社
・「家家(いえいえ)」「別冊新建築 日本現代建築家シリーズ出江寛」学芸出版社
・「数寄屋の美学」鹿島出版会
・「日本の建築家5 出江寛 無頼の花」丸善株式会社 出版事業部
★林 省吾(はやし しょうご) 美作市生まれ
津山高校卒(16期)、東京大学法学部卒。現ふるさと財団会長。昭和45年自治省入省、総務省自治財政局長、総務省消防庁長官、総務省事務次官を歴任。このほか、京都府、外務省在サンフランシスコ日本国総領事館、茨城県、静岡県教育委員会、静岡県、大阪府で勤務。総務事務次官時代には、三位一体改革など地方財政基盤の強化や分権改革に尽力。
★松平 洋史子(まつだいら よしこ) 1949年 京都府生まれ
水戸徳川家の流れを汲む高松藩松平家の末裔。また、幕末の大老井伊直弼、幕末期の名君佐賀藩主鍋島直正は高祖父にあたる。祖母・松平 俊子が昭和女子大学の校長時代にまとめた松平家に代々伝わる生き方教本『松平法式』を受け継ぐ。広山流華道教授、茶懐石・宋絃流師範、一般社団法人日本おもてなしコンシェルズ協会理事。おもてなしの講師として講演活動を行っている。著者に『松平家 心の作法』(講談社)『一流の男になる松平家の教え』(日本文芸社)等。
★大場 松魚(おおば しょうぎょ) 1916年(大正5年)-2012年(平成24年)
漆芸家。蒔絵の重要無形文化財保持者(人間国宝)。金沢美術工芸大学教授、輪島漆芸技術研修所名誉所長。石川県金沢市出身。本名、勝雄。
★武藤 浩(むとう ひろし) 昭和31年2月生まれ 愛知県出身
京都大学法学部卒業。昭和54年運輸省入省。大臣官房審議官(海事局・港湾局)、航空局監理部長、観光庁次長、大臣官房総括審議官、自動車局長、国土交通事務次官を歴任。現在、みずほ銀行顧問。津山市みらい戦略ディレクター。
★菊竹 清文(きくたけ きよゆき) 1944年 福岡生まれ
情報彫刻家。中央大学理工学部精密機械学科卒業後、「人間・自然・技術」を一体化した情報彫刻の制作を始める。京都国立近代美術館の【The Tact】、東京国立近代美術館の【The World】を製作。1985年にはフランス政府から芸術文化勲章シュヴァリエ(騎士)章を受章。1998年の冬季オリンピック長野大会の聖火台を製作。国際的な舞台での活躍も多く、1994年、F1レーサーのアイルトン・セナ追悼モニュメント【Laureatta】、1991年にボルドー湖畔に設置したフランス革命200周年記念モニュメント【La Paix(平和)】。奈義町に屋外美術館「KIKUTAKE情報彫刻館」を計画中。
★中山 眞琴(なかやま まこと) 1955年 北海道生まれ
株式会社ナカヤマアーキテクツ代表。一級建築士。2008年「バルセロナ World Architecture Festival」ファイナリスト、2009・2010年2年連続「グッドデザイン賞」、2011年「EuroShop//JAPAN SHOP Award」グランプリほか、多数の世界の建築受賞歴。北海道ニセコの最高級ホテル坐忘林、小樽の蔵群、江差の群来、望楼函館、望楼登別等ミシュラン最高点のホテルを設計。現在、中国の北京、丹東、葫蘆島にて超高級ホテルを設計中。
★笹森 則次(ささもり のりつぐ) 1954年 北海道生まれ
建築家。一世を風靡したジュリアナ東京、タトゥ東京、忍庭等、斬新な商業施設、高松市地域子育て支援センター等を設計。大阪市天然ガスバスをデザイン。奈義町に計画中の屋外美術館「KIKUTAKE情報彫刻館」内の長期滞在型高級ヴィラホテルを設計中。
★山本 昇(やまもと のぼる) 1958年 大阪府生まれ
津山高、早稲田大学商学部、同志社大学大学院総合政策科学研究科卒業。大阪ガス勤務を経て、現在、国際交流事業等を手掛ける株式会社リストワールインターナショナル代表取締役会長。早稲田大学マーケティングコミュニケーション研究所招聘研究員。津山市みらい戦略ディレクター。在日フランス商工会議所賛助会員。大阪ガス時代にパリ最古の権威ある料理学校ル・コルドン・ブルーの海外誘致(日本)に世界ではじめて成功。津山街デザイン創造研究所所長として「津山を武道の世界の聖地に」、「美作国アートゾーン構想」実現活動を推進。
★在日フランス商工会議所(ざいにちフランスしょうこうかいぎしょ、フランス語:Chambre de commerce et d'industrie francaise au Japon、略称:CCIFJ, CCI France Japon、英語:French Chamber of Commerce and Industry in Japan)は、日仏のビジネス界を結ぶ交流機関として、1918年に創立された在日外国商工会議所。日本に進出するフランス企業のほぼ全社と、フランスと結びつきのある日本企業、またこれからフランスとの関係の構築や強化を希望する日本企業が入会している。今回のイベント協賛の株式会社リストワールインターナショナルは同商工会議所の賛助会員。
★津山箔合紙(つやまはくあいし)・横野和紙(よこのわし)
津山市横野地区で作られている手漉き(てすき)和紙は、薄くかさばらず、表面がなめらかで、金箔を傷つけることがないため、箔合紙としては、日本一と言われています。岡山県北・美作地方は、三椏(みつまた)の一大産地であり、紙幣の原料にもなっている「局納ミツマタ」は、財務省印刷局に納品されていることから、こう呼ばれています。箔合紙は、この三椏を原料とした高級和紙です。やや赤みを帯びて光沢があり、金箔や銀箔を挟む箔合紙として、京都や金沢の金箔工芸家には欠かせないものとなっています。昭和56年1月、岡山県伝統的工芸品に指定されました。近年、和紙愛好家から、日常生活に潤いを持たせる家庭用の和紙製品を作ってほしいという要望に応え、日常生活用の和紙(横野和紙)も製作され人気を得ています。
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