舞台芸術を活用したまちづくりを行う 愛媛県東温市(とうおんし)にて 西村和宏氏演出でTOON戯曲賞初代大賞作品「草の家」が舞台化!
2019.09.19 14:45
東温市移住定住促進協議会(事務局:東温市役所企画政策課内)は、平成30年度に創設した「アートヴィレッジTOON戯曲賞」の初代大賞作品「草の家」(守安久二子作)を舞台化します。
舞台化にあたり、演出に四国学院大学准教授でサラダボールを主宰する西村和宏氏、演出助手(俳優兼務)に青年団・サラダボール・有限会社レトルに所属する鈴木智香子氏を迎えました。また、特別出演者として、東温市見奈良(みなら)にある常設劇場「坊っちゃん劇場」での出演をきっかけに愛媛県へ移住した岩渕敏司氏や坊っちゃん劇場アウトリーチ事業部所属の斎藤かおる氏ほか2名が決定しています。
現在、愛媛県在住の方を対象に出演者を募集しており、10月5日(土)に東温市見奈良にある東温アートヴィレッジセンター・シアターNESTにてオーディションを行います。出演者決定後は、11月から令和2年2月にかけて同センターにて稽古を行い、公演は令和2年2月22日(土)から24日(月)にかけて4回上演する予定です。
演出の西村和宏氏
稽古・公演会場となる東温アートヴィレッジセンター シアターNEST
■アートヴィレッジTOON戯曲賞2018について
次代を担う劇作家や作品を発掘することを目的に全国から戯曲作品を公募し、応募総数45編の戯曲の中から5編が大賞候補作品として選出され、愛媛県内で活躍する5つの劇団によるリーディング公演を経て、有名劇作家による公開審査を行いました。
◆大賞作品「草の家」(公開審査会の観客が選ぶ観客賞も同時受賞)
・作者 守安久二子
1960年東京都生まれ。岡山県在住。岡山県の戯曲講座をきっかけに戯曲を書き始める。
・あらすじ
旧商家の門構えのまま残る「藤井計機商店」通称「はかりや」の藤井家。通りから商店の間口を経て、つなぎ間と奥に台所、居間と仏間、仏間の奥に離れがある。本家跡取りである男4人兄弟の長男、悟志が、胃がんで二年前に急死している。季節は春。今年の夏は、その三回忌が執り行われる。長男を失った家族は、旧家ゆえの後継ぎ問題に直面し、その中で家族とは何かを問いかける。
■演出家・特別出演者プロフィール
◆演出 西村和宏
(演出家、サラダボール主宰、四国学院大学准教授、青年団演出部、ノトススタジオ芸術監督)
1973年生、兵庫県出身。1999年より川村毅氏が主宰する劇団第三エロチカで俳優として活動。2002年にサラダボールを立ち上げ、以降すべての演出を手掛ける。2005年より平田オリザ氏が主宰する劇団青年団の演出部に所属。2011年より四国学院大学身体表現と舞台芸術マネジメントメジャー(演劇コース)にて教鞭を執る。これを機に活動の拠点を香川県に移し、高校生向けのワークショップや市民劇創作、子供向け音楽劇など四国内で幅広く演劇教育や創作活動を行っている。
◆演出助手(俳優兼務) 鈴木智香子
早稲田大学第一文学部卒。青年団・サラダボール・有限会社レトル所属。2001年より平田オリザが主宰する青年団に所属。『日本文学盛衰史』(第22回鶴屋南北戯曲賞受賞作品)等に出演。2008年~2016年にかけてフランスの演出家ロラン・コロンとオノマトペを使ったボイスパフォーマンス作品を、フランス・東京・京都・兵庫にて上演。アジア舞台芸術祭(2014)では、台湾のダンスカンパニーとの共同制作に出演。サラダボールには、2007年以降ほぼ全ての作品に出演。2019年、東京に在住しながらサラダボールの劇団員になる。
◆特別出演者
・岩渕敏司
23歳で俳優デビューし、小劇場を中心に活動。年2-3本ペースで舞台に立ち、研鑽を積む。「相棒 season13 第2話」(テレビ朝日)、「家族狩り」(TBS)など映像作品への出演も多数。また、「愛蔵版 モリー先生との火曜日」(NHK出版)では、実に6時間30分もの朗読にも挑戦した。坊っちゃん劇場「52days~愚陀佛庵、二人の文豪~」の正岡子規役、「誓いのコイン」(再演)ピョートル役で出演したのをきっかけに2019年より、活動拠点を愛媛県に移した。
・斉藤かおる
桐朋学園大学演劇専攻科卒業後、日本初のシェイクスピア専門劇団「シェイクスピア・シアター」に10年在籍。各地で500を越えるステージに立つ。福島県いわき市において5ヵ年計画で始まった「いわきでつくるシェイクスピア」の全作品に参加。毎年、ほぼ一般市民と造りあげるシェイクスピア作品を上演し、新聞掲載、TV放送等と話題になった。2016年より【坊っちゃん劇場アウトリーチ事業部】に入社。現在、とうおん舞台芸術アカデミーにおいて「東温でつくるシェイクスピア」「みんなに聞かせたくなる朗読」の講師を務めている。
・高山力造
広島市出身。九州大学演劇部で演劇を始める。以後、福岡/北九州を拠点に演劇やコンテンポラリーダンス作品に数多く関わる。また演劇WSの進行役としても活動。福岡市内の専門学校・高校で演技講師を務める。縁あって2017年に愛媛県東温市に移住。世界劇団にドラマトゥルクとして参加。今年から地域の俳優と共同して、演劇を楽しむ/考える場づくりに軸足を置いた「SCHOP Project」を開始。
・前田浩和
劇団だるまど~る主宰。劇団ではオリジナル作品と既成の作品を交互に公演し全ての作品で作(オリジナル作品)・演出、大道具を担当している。県や市の広報番組やCM、映画の出演、ナレーション、地元ラジオのディレクターなどを経て、現在は学校公演を主に行う東京演劇集団風に役者、舞台監督として年の半分を帯同。演劇だけでなくダンスやフラメンコなどの舞台監督や大道具、テレビやイベントの小道具製作など。リアル脱出ゲーム、トライアスロンなどMCとしても活動中。
■概要情報
主催:東温市移住定住促進協議会(東温市総務部企画政策課地域振興係)
TEL:089-964-4473
共催:東温市(担当・総務部企画政策課)
TEL:089-964-4473
参考:東温アートヴィレッジセンターホームページ
東温アートヴィレッジセンターFacebook
https://www.facebook.com/artvillagetoon/
【戯曲賞に関するお問合せ先】
NPO法人シアターネットワークえひめ
〒790-0806 愛媛県松山市緑町1-2-1
TEL・FAX: 089-904-7025
Email : toon.gikyoku@gmail.com
【画像】
オーディション募集ちらし表
https://www.atpress.ne.jp/releases/193850/img_193850_3.jpg
オーディション募集ちらし裏
https://www.atpress.ne.jp/releases/193850/img_193850_4.jpg
【動画】
アートヴィレッジTOON戯曲賞2018ダイジェスト動画
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