品川の祭り文化の集大成、 東京2020公認プログラム「神輿連合渡御」を11/3実施
品川区と区民有識者からなる神輿連合渡御実行委員会(東京都品川区/委員長:田中邦明)が主催で11月3日(日・文化の日)に荏原と大井を結ぶ都道補助26号線で神輿11基による連合渡御を行います。
品川といえば都会的なイメージをもたれますが、商店街を中心に下町的な雰囲気が色濃く残っています。2020年東京オリンピック・パラリンピックの機運を高めるため、地元で大切にされてきた神輿や山車、お囃子や太鼓といった郷土芸能・祭り文化を披露します。
【神輿連合渡御 2019概要】
日程: 令和元年11月3日(日)文化の日 午前9時20分~午後3時
経路: 都道補助26号線 武蔵小山駅前~下神明 品川区役所付近
<スタート>東急目黒線武蔵小山駅前ロータリー
<経由> 都道補助26号線、都立大崎高校前
<ゴール> 品川区役所前郵便局付近(品川区二葉1-8-18)
内容: 連合渡御(神輿11基による。担ぎ手総勢2,000人以上
お囃子演奏(小山四丁目町会)
太鼓演奏(大井権現太鼓保存会)
木遣り(一般社団法人江戸消防記念会第二区、第七区)
マーチングバンド演奏(創価ルネサンスバンガード・ジュニア、
富士鼓笛隊)
式典(開会式、閉会式)
費用: 観覧無料
主催: 品川区/補助26号線記念事業実行委員会/神輿連合渡御実行委員会
HP : https://shinagawa-mikoshitogyo.com/
【神輿連合渡御 実施内容】
■実施ルート・タイムスケジュール
★ルート★
経路:都道補助26号線 武蔵小山駅前~下神明 品川区役所付近
始点:東急目黒線武蔵小山駅前ロータリー
経由:都道補助26号線、都立大崎高校前
終点:品川区役所前郵便局付近(品川区二葉1-8-18)
★タイムスケジュール★
開会式 :9時20分~
渡御開始 :9時30分~
休憩 :12時20分~13時20分
総担ぎ・閉会式:14時20分~
※実際の時間は神輿の進み具合により変更。
■山車・太鼓・木遣り紹介
★お囃子:小山四丁目町会山車★
昭和33年町会がにぎやかになるようにと当時の役員が協力して出来た本格的な山車で、町内の小学生を中心に父母一緒に180人位で山車を引く。当初は山車の中では、おかめ・ひょっとこ踊りをしていたが、今はお囃子を演奏している。
★太鼓:大井権現太鼓保存会★
大井権現台に鎮座していた蔵王権現(現在の大井蔵王権現神社)の民話・伝説と奈良県吉野にある金峯山寺(平成16年7月、紀伊山地の霊場と参詣道としてユネスコの世界遺産に登録された)の伝統郷土民芸を現代和風太鼓としてアレンジした。
★木遣り:一般社団法人江戸消防記念会 第二区・第七区★
享保3年(1718年)徳川幕府八代将軍吉宗の時代、町奉行大岡越前守忠相の唱導でできた「いろは四十八組」の町火消以来、受け継がれてきた纒・伴纒・火消用具等の保存、木遣り・梯子乗り等の技術伝承などの火消文化を後世に伝えるため、昭和14年(1939年)に結成され、その後昭和29年(1954年)公益法人となる。以来今日まで50余年にわたり各種の文化事業を行っている。
■楽隊紹介
★創価ルネサンスバンガード・ジュニア
ジュニア・コーとして、中学生・高校生で構成している。世界でもトップレベルのスタッフにより創られており、斬新的かつ独創的な芸術性の高いマーチングバンドとして定評がある。
★富士鼓笛隊
創価学会富士鼓笛隊は、1956年に発足。これまで、北米、ロシア(旧ソ連)、中国などでの海外演奏を始め、日本国内でも数多のパレードに出場している。
■神輿紹介
★二葉一丁目町会★江戸前担ぎ
昭和61年(1986年)新調。株式会社宮本卯之助商店製。宮本重義作「屋根延神社型」(漆塗品)。2尺(60cm)200kg。江戸前担ぎ。鳶職より掛け声は「ワッショイ」と言われていたが、近年では「セイヤ」になっている。
★戸越五丁目町会★
平成7年建造。延屋根白木造り一尺八寸。町内会有志による奉納にて作製。
★戸越六丁目町会★
昭和37年購入。浅子唐破風造白木二重台輪。(1)屋根に乗る大鳥は「胸張り大鳥」と言って宇治平等院の鳳凰に似せて造られている。(2)神輿両側の壁には源氏の義経と新田義貞が彫られている(3)台輪二重になっている。
★旗の台南町会★
宮本重義作。屋根唐破風型神輿(漆塗品)台座寸法2尺。昭和2年、現東急電鉄大井町線「東洗足駅」開設を契機に町会の発展の機運の中で神輿がつくられ、駒札「東洗足」をつけ渡御を実施された。製造85年目の平成24年に大修理を行った。神輿を部品に展開し、彫刻、鳳凰など総修理を10か月半掛けて行った。
★旗の台三丁目町会★
昭和63年建造。昭和45年頃から手作りの神輿を作り始め、毎年手を加えてきた。町会の神輿建造の機運が高まり建造した。十三代南部屋五郎右衛門作の唐破風の屋根を持つ2尺3寸の神輿です。オレンジ色に輝く、とてもきれいな神輿。
★江戸政紋會★江戸前担ぎ
1978年(昭和57年)10月吉日。作人相田政廣。町おこしで東中延一丁目町会は大人神輿がなかったため。台輪(台座)3尺3寸江戸前担ぎ。700kg、53本の提灯にあかりが入り夜はたいへんきれい。
昭和33年町会がにぎやかになるようにと当時の役員が協力して出来た本格的な山車で、町内の小学生を中心に父母一緒に180人位で山車を引く。一般的に浅草や行徳で作られている神輿は胴宮の四本柱に加えて屋根の中心から台座まで「心棒」が通してあり台座の裏で楔で固定されているが、後地大神輿には「心棒」はなく胴宮の四本柱のみで屋根を支え、それを「力網」だけで締めている。
★平塚三丁目町会★江戸前担ぎ
昭和12年建造。江戸前担ぎ。
★豊町一丁目町会★江戸前担ぎ
屋根唐破風型神輿白木造。平成12年荏原町町会と中延5丁目町会共有の神輿新調に伴い神輿を当町会に無償で譲渡される。宮本卯之助商店、宮本重義作神輿超特級品白木造、1尺8寸、江戸前担ぎ。彫のすばらしさを見てください。担ぎ棒は町会若衆の手作り。
★荏原一丁目町会★城南担ぎ
初代の神輿は空襲で焼失したが、昭和29年浅草宮本卯之助商店にて非売品であった彫刻の立派な神輿に有志一同が惚れこみ、店主を説得し荏原一丁目の2代目有志神輿として譲り受けた。浅草宮本重義作、白木造りの屋根延神社型神輿、台輪2尺3寸(約450Kg)。城南担ぎ(ちょいちょい担ぎ)由来:以前は町会袢纏を着た担ぎ手だけで担ぐ江戸前神輿だったが昭和59年、揃いの町会袢纏を着る必要がなく誰もが参加できる城南神輿に担ぎ棒を組み替え、れん台式にした。その時より大拍子と笛にあわせて担ぐ城南担ぎへと変化。特に狛犬の持つ宝珠は中にも玉が彫刻されており、今ではこれを彫れる職人も数少なくなっている。
★後地大神輿保存会★セリ担ぎ
万延六年(1860年)に大修理をしたと記録のある芝神明様の第38番町神輿を大正10年(1921年)に当時酒一升で貰い受け、その後大正14年(1925年)に台座と胴宮の四本柱を残し大修理、平成4年(1992年)にも大修理。一般的に浅草や行徳で作られている神輿は胴宮の四本柱に加えて屋根の中心から台座まで「心棒」が通してあり台座の裏で楔で固定されているが、後地大神輿には「心棒」はなく胴宮の四本柱のみで屋根を支え、それを「力網」だけで締めている。この為、後地大神輿は現在も「セリモチ」であり、掛け声は「ワッショイ」を守っている。江戸前や城南のチョイチョイは禁止として現在も渡御している。
★戸越二丁目町会★江戸前担ぎ
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