総合旅行プラットフォーム「エアトリ」（https://www.airtrip.jp/）を運営する株式会社エアトリ（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：吉村 英毅、以下エアトリ）は、10代～70代の男女679名を対象に「福利厚生」に関する調査を実施しました。

　企業が従業員に対して給与にプラスして支給する「福利厚生」ですが、その内容は企業によって異なります。実際に、どのくらいの人が福利厚生を利用しているのでしょうか。また、入社の判断材料として「福利厚生」はどの程度重視されるのでしょうか。エアトリが「福利厚生」に関するアンケートを行いました。

　―過半数が福利厚生を利用していると回答しましたが、利用していない人は2～3人に1人いることが分かりました。

　―入社時に福利厚生を重視する人は全年代で8割以上となりました。20代では過半数が「とても重視する（56.0％）」を選択しました。次に多かった50代（30.2％）と25.8ポイントもの差が開き、20代の「福利厚生」の重要度の高さが伺えます。

　―「とても満足している」もしくは「まあまあ満足している」を選んだ人が最も多かったのは「運輸・交通・物流・倉庫（とても満足：6.3％、まあまあ満足：56.3％）」となりました。「とても満足している」が最も多かったのは「商社（とても満足：16.0％、まあまあ満足：32.0％）」、「全く満足していない」が最も多かったのは「サービス・レジャー（全く満足していない：29.3％）」でした。

　―1位は台湾の企業で導入されている「台風休み（50.1％）」となりました。続いて、中国の「高温手当（36.7％）」、フランスの「チケ・レストラン（35.8％）」が選ばれました。

　就業中の人に福利厚生を利用しているか聞いたところ、「いいえ（38.5％）」と回答した人は2～3人に1人となりました。

　入社時に福利厚生を重視するか聞いたところ、「とても重視する」もしくは「少し重視する」と答えた人は全年代で8割以上となりました。20代では過半数が「とても重視する（56.0％）」を選択し、次に多かった50代（30.2％）と25.8ポイントもの差が開きました。

　就業中の人に現在の福利厚生に満足しているか聞いたところ、全体で「とても満足している（6.8％）」もしくは「まあまあ満足している（32.5％）」を選んだ人は4割以下となりました。
　業種別で見た時に最も満足度が高いのは「運輸・交通・物流・倉庫（とても満足：6.3％、まあまあ満足：56.3％）」でした。反対に満足度が最も低いのは「環境・エネルギー（とても満足：9.1％、まあまあ満足：18.2％）」となりました。
　また、「とても満足している」が最も多かったのは「商社（とても満足：16.0％、まあまあ満足：32.0％）」、「全く満足していない」が最も多かったのは「サービス・レジャー（全く満足していない：29.3％）」でした。

●「とても満足している」を選んだ理由
・パートでも適用されるから（50代女性）
・安価で昼食を購入できるから（20代女性）
・家族で利用できる施設がある（50代男性）

●「全く満足していない」を選んだ理由
・何もないから（40代女性）
・グループ内のほか会社との差が大きいから（20代男性）
・出向先で使える福利厚生施設がない（60代男性）

●自社ならではと思う福利厚生
・企業年金がある（金融・保険）
・スーツ・美容院の半額券支給（マスコミ・広告・デザイン）
・子どもの誕生日に自社のベビー用品のプレゼントがある。ペット（犬、猫に限る）の忌服休暇がある（メーカー）
・医療費全額無料（その他）
・酸素カプセルが使える（サービス・レジャー）

　会社に導入してほしいと思う福利厚生を聞いたところ台湾の「台風休み」が1位となりました。「台風休み」とは、台風が接近している際、台風の勢力に応じて政府が外出が危険だと判断した地域の学校や会社が休みになる制度です。2位は屋外35度以上、もしくは屋内33度以下にならない環境で労働する場合に付与される「高温手当」、3位には食事や食品購入時に実質会社が半分負担になる金券が支給される「チケ・レストラン」が選ばれました。

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■調査概要
調査タイトル ：「福利厚生」に関するアンケート調査
調査対象 ：10代～70代の男女679名
調査期間 ：2019年9月17日～9月20日
調査方法 ：インターネット調査
調査主体 ：株式会社エアトリ