探究×AIを軸にした“遊ぶ時間を増やすための塾”を 学童保育のCFAKidsと探究学習のa.schoolが共同で開校
こどもたちの興味関心を引き出す探究型の学びとAIによる効率的教科学習
2019.11.12 09:30
特定非営利活動法人Chance For All(本部:東京都足立区、代表理事:中山 勇魚、以下 CFA)と株式会社a.school(エイスクール、本社:東京都文京区、代表取締役:岩田 拓真)は、小学生を対象にアウトプット型の探究学習とAIを活用した効率的な教科学習を軸とした次世代型の塾を開校します。運営主体はCFAとa.schoolが共同出資した株式会社Learn For You(本社:東京都足立区、代表取締役:吉中 智哉)です。
授業の様子
■開校の目的
時代は今、すさまじいスピードで変化しています。テストの点数が高ければ、それだけで良い人生が保証される時代は終わりました。2020年度には教育改革も控えており、新しい時代にふさわしい新しい学びが必要とされています。一方で、少子高齢化や経済の低迷など日本は数多くの課題を抱えています。そういった状況の中、これまで求められてきた「言われたことを正確に早くこなす」ことに加え「自分の頭で考えて行動する」ことがこれからの時代を生きるこどもたちに求められています。
「自分の頭で考える」を言い換えると「自ら問いをたて、自分でその答えを探す」ということです。そして、これを学びの形にしたのが「探究学習」です。
私たちは探究学習とAI型教材を通じて、新しい時代を生きるこどもたちに新しい学びを提供していきます。
■塾に通うと遊ぶ時間が増える?!
こどもたちは「遊び」から実に多くのものごとを学びます。しかし、学校の宿題や塾の課題などの単純な作業に追われ、こどもたちの遊びの時間がどんどん削られています。都市部では平日に外遊びを一回もしない子が約8割にのぼることが明らかになりました(※)。
こどもたちの学習状況はその子の個性によって大きく異なり、本来それぞれの状況に応じて学ぶべき内容が変わってきます。一斉型の授業や画一的なテキストで自分にあっていない教材や進度で勉強を行うことが非効率かつこどもの意欲を削ぐ大きな原因となっています。そのためLearn For Youでは、最新のAI・人工知能型教材を採用することで、無学年制でそれぞれに合ったレベルで学べるような環境を作りました。これにより、より短い時間で効率的に学ぶことができ、宿題もない“遊ぶ時間を増やすための塾”というこれまでありえなかった塾のあり方に挑戦します。
※千葉大学大学院園芸学研究科、木下勇研究室の調査より
■学童と探究のフロントランナーがタッグ
株式会社Learn For YouはCFAとa.schoolの共同出資によって誕生した会社です。こどもの放課後を知り尽くしたCFAと、こどもが夢中になる学習プログラムを提供しているa.schoolが協力することにより、これまでにない放課後の過ごし方をデザインしていきます。
■CFAについて
「生まれ育った家庭や環境でその後の人生が左右されない社会の実現」を理念に私立の学童保育CFAKidsを運営。こども一人ひとりと向き合う姿勢が保護者の共感を呼び、非営利の運営ながら5年間で8校舎を開校。現在では口コミだけで入会の倍率が20倍以上になる校舎もあるなど高い評価を受けている。また、奨学制度を実施し就学援助家庭のこどもは保育料金だけでなくおやつや食事、キャンプなどのイベントの参加料もすべて無料で受け入れることで放課後の格差の解消に尽力している。
HP: https://www.chance-for-all.org/
■a.schoolについて
「浴びる学びから、探す学びへ」、こども一人ひとりが興味関心の赴くままに、疑問や課題を発見しながら能動的に学ぶ姿勢を育む、アウトプット型・探究学習塾a.schoolを運営。幅広い職業をテーマにした小学生向けプログラム「なりきりラボ」「おしごと算数」を開発し、全国のパートナー事業者と連携して探究学習の普及に努める(a.school PARTNERS)。同プログラムは2019年度グッドデザイン賞を受賞したほか、探究学習塾の先駆けとして各種メディアにとりあげられる。
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