Unearth International Limited、 日和産業株式会社に対し要望書を提出
~財務分析からみえる非効率性および企業価値向上に向けた提案~
2019.12.06 15:00
Unearth International Limited(代表:Managing Director:内藤 昌弘、以下「UIL」)は、日和産業株式会社(本社:兵庫県神戸市、取締役社長:中澤 敬史、以下「日和産業社」)に対して、2019年11月18日付けで要望書を送付いたしました。
1. 提案内容
UILは、2019年11月18日付けで以下のとおり日和産業社の経営状況分析と、分析に基づく企業価値向上に向けた要望書を提出しております。
<概要>
(1) 経営状況分析
・低水準なPBRが常態化
・主な要因は極めて非効率的な資産配分
・余剰現預金残高の拡大傾向が続く
・競合他社と比べ保守的な経営姿勢が続く
・現経営陣による振るわない経営成績
(2) 要望内容
・使用使途の無い資産は株主に還元すべき
・特別配当及び配当政策の基本方針の変更を実施
2. 要望理由
UILは日和産業社の財務分析等を行い、低水準なPBRと低ROEが常態化していること、総資産に占める現預金比率が高く有効活用されていないこと、および現経営陣が現状に満足し株主価値創造に失敗していると判断せざるをえないことから、この度の要望に至りました。
(1) 低PBRの常態化
・過去8年間の平均PBRは0.26倍と極端に低水準
・時価総額が上がらない一方、純資産は積み上がっている
・同業他社と比較してもPBRが劣後していることは明らか
・業種の特性上ではなく、個別に原因があることが推察される
(2) 低ROEの常態化
・平均ROEは1.64%と低く、資本コスト意識が欠落している
・長年、経営陣が株主資本を有効活用できていないことは明白
(3) 総資産に占める現預金比率
・総資産の約30%強が現預金として放置され、活用されていない
・現預金が有効活用できておらず、低ROEを生み出す要因の一つとなっている
・過大な内部留保は一時的なものでないことは明らか
・慢性的な過剰現預金が株価の低評価に繋がっている
(4) 経営陣の実績データ
・現経営陣は就任以降、株主価値創造に失敗している
・現状に満足し、株価向上に向けた具体的な策をとらない
(5) 内部留保の有効活用
・現状に鑑みると、現預金の有効活用は必須である
・使用使途が明確にないことを踏まえると、株主還元の強化が得策
3. 株主還元策の強化を要望
以上の理由からUILは日和産業社に対して、以下のとおり株主還元策の強化を要望しております。
(1) 3年間の特別配当を実施
日和産業社は、株主に対して現在設定している一株当たりの年間配当額5円を、3年間の特別配当として10円に設定するよう要望
(2) 配当政策の基本方針の変更
日和産業社の過去5年の平均配当性向25.1%を、業績に応じた利益還元として配当性向35%程度を目安に配当を実施する配当政策の基本方針を変更するよう要望
以上の要望は、日和産業社とって容易に実行できるものであり、資本利益率の向上に大いに貢献するものであります。かかる当社の要望を実行されることにより日和産業社の株主重視の姿勢を市場に強くアピールすることができるものと考えます。
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■会社概要
商号 : Unearth International Limited
代表者 : Managing Director 内藤 昌弘
所在地 : Unit 117,Orion Mall,Palm Street,P.O.Box 828
Victoria, Mahe, Seychelles
事業内容: 1. M&Aに関する仲介、斡旋及びアドバイザー業務
2. 経営コンサルティング業務
3. 有価証券の保有、運用及び投資
4. 前各号に附帯する一切の業務
URL : https://unearth-int.com/
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