震災後、好感度・魅力度が高い企業の第1位は「ソフトバンク」 ...

震災後、好感度・魅力度が高い企業の第1位は「ソフトバンク」  ~ 他を先駆ける迅速な震災対応がカギに ~  - 日経BPコンサルティング調べ 緊急企画「企業名想起調査(4月度)」結果 -

 株式会社 日経BPコンサルティング(本社:東京都港区、代表取締役社長:戸田 雅博)は、東日本大震災から1カ月が経った4月11日から13日にかけて、企業の復旧・復興のための活動や支援、また、この事態に応じた形での広告や宣伝・広報活動を見聞きした結果、「好感をもった、魅力的に映った、高く評価した」企業を尋ねる「企業名想起調査」を実施しました。思い浮かんだ企業を5つまで自由に記入するインターネット調査で、有効回答者は887人でした。

■概要
 「ブランド・ジャパン」(日本最大のブランド力評価調査)のプレ調査の位置づけで、毎年9月に行う「ブランド想起調査」を緊急に実施しました。
 一番記入の多かった企業名は「ソフトバンク」で、企業名想起率(記入率)は、36.2%(※調査結果表)。第2位は「ユニクロ」で21.4%、第3位は「サントリー」の10.8%となりました。

※調査結果表: http://www.atpress.ne.jp/releases/20031/2_5.pdf


■調査結果
 第1位は「ソフトバンク」で36.2%。災害用伝言版の設置や復興支援ポータルサイトの立ち上げ、また被災地での携帯電話料金の無料化をはじめとした復興支援活動をいち早く行ったことに加え、孫社長の個人資産寄付など、その行動力を評価する声が多数見受けられました。
 第2位は「ユニクロ」で21.4%。柳井社長からの義援金に加え、被災地へのヒートテックなどの衣料品の支援が理由として挙げられました。
 続く第3位は、「サントリー」で10.8%。多くの歌手やタレントが歌う「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」のCMで、被災者を勇気づけた点が評価されました。なお、第4位は「ヤマト運輸」、第5位は「ローソン」という結果でした。


■考察
 全体を通して、支援活動に“迅速に”取り組んだ企業が評価されていることが印象的です。そこには、経営トップの行動力や、風通しの良い組織風土が見えます。日本という国の難局に全社をあげて立ち向かっている姿が見える企業の、魅力度・ブランド力が上昇するのではと予想しています。


 本調査は、企業評価の変化を追うことを目的に、今年の8月まで毎月1回行う予定です。
(吉田 健一=日経BPコンサルティング ブランド・ジャパン プロジェクト・マネージャー)


■「企業名想起調査」概要
期間: 2011年4月11日~4月13日
回答: 887人 (有効回答者数)
方法: インターネット調査
結果: http://consult.nikkeibp.co.jp/consult/news/2011/0421bj/ (URL)


■「ブランド・ジャパン」について
 国内のブランドを消費者とビジネス・パーソンが評価する、日本最大のブランド評価調査プロジェクト。2001年に第1回調査を実施し、今年で11回目。
 調査は、消費者の立場から回答を求める「コンシューマー市場(BtoC)編」(調査対象ブランド1,000件)と、ビジネス・パーソンの立場から回答を求める「ビジネス市場(BtoB)編」(同500件)から成る。


■株式会社 日経BPコンサルティングについて
 日経BP社全額出資の「調査・コンサルティング」「企画・編集」「制作」など、コンサルティング、コンテンツ関連のマーケティング・ソリューション提供企業。(平成12年4月4日設立。資本金9,000万円)

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