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「ちいさな世界の物語 中国練り粉人形展」を 日中友好会館美術館にて2020年1月18日(土)~2月8日(土)開催

日中友好会館美術館(東京都文京区)では、「ちいさな世界の物語 中国練り粉人形展」と題し中国の春節にぴったりの展覧会を開催します。


(1)趙艶林『読書をする賈宝玉と黛玉』


【見どころ1】

中国国家級無形文化遺産として評価された民間工芸・練り粉人形 82セットを一堂に展示


練り粉(ねりこ)人形とは、小麦粉や米粉に顔料などを混ぜ粘土のようにして使い、人物や動物などを形づくった中国の民間工芸です。中国語では、「面塑(ミエンスー)」や「面花(ミエンホァ)」と呼ばれています。

春節や中秋節、結婚式になると、手先の器用な主婦などが小麦粉などといった身近にある素材で贈り物やお供え物を作っていました。次第にこれを仕事にする職人が現れ、素材そのものを活かした素朴なものから色鮮やかで様々な形をしたものへと変わっていきました。清代末期になると、鑑賞を目的とした作品が数多く作られるようになりました。

現在では芸術性が評価され、上海や北京の練り粉人形は、中国の国家級無形文化遺産となっています。



【見どころ2】

ミニチュアサイズの人形が演じる「音声のない劇」


本展には、中国国家級無形文化遺産伝承人・趙艶林(ジャオ・イェンリン)をはじめ、省や市で認定された無形文化遺産伝承人による作品を展示します。高さ10~20cmのものが多いミニチュアサイズの練り粉人形は、衣装を下着から一枚ずつ作り、内から順に着せて制作されているものもあり、細部にわたる趣向が凝らされています。

表情や姿勢、指先の位置にまでこだわって制作された練り粉人形が表現する生き生きとした情緒豊かな世界は、中国で「音声のない劇」と評されています。


【見どころ3】

コインサイズの超ミニチュア人形もあります。


通常の練り粉人形よりもさらに小さいコインと同じ大きさの人形やクルミの殻の中に入った人形も展示します。まさに「匠の技」と呼べる細かな細工は必見です!



■さらに…「機動戦士ガンダム((C)創通・サンライズ)」の粘土細工が登場!

中国語で「高達(ガオダー)」と表記される人気のガンダムを、本展にあわせて中国の練り粉人形作家が制作しました(1点)。クールジャパンとのコラボレーションをぜひご覧ください。

*本品はプラスチック粘土で作られています。



■美術館イベントを開催します!

(1)親子で作ろう!こども粘土教室

来日した中国の練り粉人形作家と一緒に、粘土で作品を作ります。

日時:1月18日(土) 11:00~(約1時間) 参加無料

対象:小学生までのお子さんと保護者(10組・事前申込制)

*日本語通訳あり *プラスチック粘土使用

https://www.atpress.ne.jp/releases/201240/img_201240_2.jpg


(2)ミュージアムコンサート

中国の伝統楽器・笛子(ディーズ)の音色をお楽しみください。

日時:1月24日(金) 14:00~(約40分) 参加無料

出演:王明君

座席:50(事前申込制)

https://www.atpress.ne.jp/releases/201240/img_201240_3.jpg


(3)ニューフラワーアートワークショップ

特殊な樹脂粘土を使いお花を作ります。

日時  :1月28日(火) 14:00~(約1時間半)

講師  :亀井慧子

参加人数:10名(中学生以上対象、事前申込制)

参加費 :1,000円(材料費込)

https://www.atpress.ne.jp/releases/201240/img_201240_4.jpg


(4)おはなし会

美術館の中で絵本の読み聞かせを行います。

日時  :2月8日(土) 11:00~(約30分) 参加無料

対象年齢:3歳~6歳とその保護者15組(事前申込制)

     *対象年齢は目安。それ以外の年齢のこどもも参加可。

協力  :ふらここの会(文京区立図書館ボランティア)



■主な出展作品

(1)趙艶林(ジャオ・イェンリン)『読書をする賈宝玉(か・ほうぎょく)と林黛玉(りん・たいぎょく)』

中国四大古典小説の一つ『紅楼夢(こうろうむ)』のワンシーン。

人物だけでなく、草花等の風景も作りこみ、物語性に満ちた作品になっています。

https://www.atpress.ne.jp/releases/201240/img_201240_1.jpg


(2)湯健(タンジエン)『搗練図(とうれんず)』(一部)

唐代の宮廷画家・張萱(ちょうけん)の作品『搗練図(とうれんず)』をもとにした作品。

唐代の宮廷女官の仕事風景を淡い色遣いで表現することで、より原作に近い上品なイメージが作り出されました。

https://www.atpress.ne.jp/releases/201240/img_201240_5.jpg


(3)●勝男(シンションナン)『宋都の練り粉人形職人』

練り粉細工で宋都(開封市)練り粉人形職人を形作りました。

職人とそれを見つめる子どもの人間味あふれる表情にご注目ください。

※●勝男の「●」は、『形』の部首(さんづくり)を「おおざと」に置き換えた簡体字が正式となります。

https://www.atpress.ne.jp/releases/201240/img_201240_6.png


(4)劉玉偉(リウユーウェイ)『行商人』(一部)

宋時代の行商人が物を売り歩いているところです。

当時の庶民の生活のひとコマが伝わって来ます。

https://www.atpress.ne.jp/releases/201240/img_201240_7.png



■開催概要

【展覧会名】「ちいさな世界の物語 中国練り粉人形展」

【会期】  2020年1月18日(土)~2月8日(土)

【開館時間】10:00-17:00 日曜休館・入場無料

【会場】  日中友好会館美術館(東京都文京区後楽1-5-3)

【主催】  公益財団法人日中友好会館、上海工芸美術博物館

【協力】  上海民間文芸家協会、PAOSNET上海、上海工芸美術行業協会、

      上海工芸美術学会、上海市工芸美術設計協会、上海工芸美術研究所

【後援】  中華人民共和国駐日本国大使館、上海市人民政府新聞弁公室、

      中国文化センター、公益社団法人日中友好協会、

      日本国際貿易促進協会、一般財団法人日本中国文化交流協会、

      日中友好議員連盟、一般財団法人日中経済協会、

      中国民間芸術家協会、上海市対外文化交流協会

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