<自転車の安全利用促進委員会レポート> 冬休み前に自転車の安全な利用方法や点検ポイントを復習! 千葉県立松戸六実高等学校にて 『自転車の交通安全教室』を開催しました。
自転車のルール・マナー等の正しい利用方法や安全安心な自転車の選び方、メンテナンスの重要性を啓発する自転車の安全利用促進委員会と一般社団法人自転車協会は、2019年12月18日(水)に千葉県立松戸六実高等学校にて、全校生徒1040名を対象に、自転車の交通安全教室を開催いたしましたので、ご報告いたします。
今回開催した自転車の交通安全教室では、自転車の安全利用促進委員会メンバーで自転車ジャーナリストの遠藤 まさ子氏が講師を務め、実際に松戸六実高等学校で起こった事故例をもとに通学路の危険地点を解説しました。
また、生徒が通学で使用している自転車を遠藤 まさ子氏が壇上でチェックし、自転車点検のポイントと重要性を伝えました。遠藤 まさ子氏は「自転車の車両が原因となった事故もあります。自転車は乗る前にしっかり点検し、最低でも1年に1回は自転車安全整備士のいる自転車店でメンテナンスをするようにしましょう。また、自転車購入時は安全基準を満たしているBAAマークが付いている自転車を選ぶと安心です」と話しました。
近年、中高生が自転車通学中に、被害者になるだけではなく、加害者になってしまうケースが多く発生しています。遠藤 まさ子氏は自転車が加害者になってしまった事故例にも触れ、「自転車事故の加害者になってしまったら、その後の人生が変わってしまいます。そのリスクをしっかりと意識して、ルールを守って利用しましょう。また、松戸六実高校の周辺の通学路は狭い道が多く、事故が起きやすいです。一時停止を欠かさず、しっかりと周りを確認してから走るようにしてください」と話しました。
【参加した生徒の感想】
・千葉県の高校生の自転車事故が全国ワースト8位だと知って驚いた。改めて注意しなければと思った。
・自転車の車体自体の安全性が重要だということがわかった。今後、きちんと点検してから乗るようにする。
■参考資料
<自転車の安全利用促進委員会とは>
自転車の安全利用促進委員会とは、一般社団法人自転車協会の協力を受け、安全安心な自転車利用のための啓発活動を行う団体です。自転車の利用者の方々に快適な自転車生活を送って頂くため、購入時に知っておくべき自転車の選び方から購入後のメンテナンス、正しいルール・マナーなどの情報発信を行っています。また、活動の一環として教職員や学生を対象とした、自転車通学指導セミナーも全国で開催しております。
<BAAマークとは>
BAAマークは、一般社団法人自転車協会が制定し、同協会が定める自転車安全基準に適合した製品に貼られています。BAAマークの自転車安全基準は全部で約90項目もあり、安全・安心な自転車の目印として認知されています。
<講師略歴>
遠藤 まさ子(えんどう・まさこ)
自転車の安全利用促進委員会メンバー、自転車ジャーナリスト。自転車業界新聞の記者や自転車専門誌の編集などを経てフリーランスへ転向。自転車・育児用品を中心に取材を行い、各誌に寄稿している。テレビ・新聞・雑誌などの各種メディアでコメンテーターとして登場する機会も多い。
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