<自転車の安全利用促進委員会レポート>交通事故多発の12月は...

<自転車の安全利用促進委員会レポート> 交通事故多発の12月は自転車事故に注意! 関西創価中学校にて『自転車の交通安全教室』を開催しました。

自転車のルール・マナー等の正しい利用方法や安全安心な自転車の選び方、メンテナンスの重要性を啓発する自転車の安全利用促進委員会と一般社団法人自転車協会は、2019年12月20日(金)に関西創価中学校にて、全校生徒602名を対象に、自転車の交通安全教室を開催いたしましたので、ご報告いたします。


講演の様子


今回開催した自転車の交通安全教室では、自転車の安全利用促進委員会メンバーで自転車ジャーナリストの遠藤 まさ子氏が講師を務め、大阪府の自転車事故状況や生徒が違反してしまうことが多い交通ルールについて解説しました。また、生徒が加害者になってしまった事例についても触れ、事故を起こしてしまった後の生活への影響を具体的に説明し、自転車保険に加入する重要性を改めて解説しました。


大阪府は自転車による事故件数が全国の中でも多い都道府県です。大阪府は平成30年自転車関連事故の発生件数が11,070件と全国2位となっており、1日平均30件の自転車事故が起きています。

(大阪府交通総務課自転車対策室「中高生のための自転車の交通事故防止2019」より)

さらに近年、中高生が自転車通学中に、被害者になるだけではなく、加害者になってしまうケースが多く発生しています。それ以外にも、スマートフォンの使用やイヤホンで音楽を聴きながらなどの自転車の“ながら運転”での事故も話題になっていることから、自転車の交通安全指導の必要性が非常に高まっています。


交通安全教室の中で、遠藤 まさ子氏は事故の実験動画や事故事例などを用いながら、「自転車事故はいつ起きてもおかしくないことを自覚し、自転車事故を起こさない・加害者にならないために、まず交通ルールをしっかりと守ることが重要です。また、12月は暗くなる時間帯も早いので、必ずライトが点灯するか、リフレクターがついているか確認しましょう。中高生の自転車事故の中には自転車の車体が原因となった事故もあります。日ごろの自転車のメンテナンスを欠かさず、通学用の自転車購入時はBAAマークなどの安全マークが付いた自転車を選ぶと安心です。」と話しました。



【参加した生徒の感想】

・BAAマークのことを知らなかったので、次回自転車を買うときには注意して選びたいと思った。

・自転車にメンテナンスが必要とは知らなかった。自分の身を守るためにも、短い期間で点検をしようと思った。


講演の様子


質疑応答の様子


■参考資料

<自転車の安全利用促進委員会とは>

自転車の安全利用促進委員会とは、一般社団法人自転車協会の協力を受け、安全安心な自転車利用のための啓発活動を行う団体です。自転車の利用者の方々に快適な自転車生活を送って頂くため、購入時に知っておくべき自転車の選び方から購入後のメンテナンス、正しいルール・マナーなどの情報発信を行っています。また、活動の一環として教職員や学生を対象とした、自転車通学指導セミナーも全国で開催しております。


<BAAマークとは>

BAAマークは、一般社団法人自転車協会が制定し、同協会が定める自転車安全基準に適合した製品に貼られています。BAAマークの自転車安全基準は全部で約90項目もあり、安全・安心な自転車の目印として認知されています。


BAAマーク


<大阪府の自転車関連事故数(平成30年)>

11,070件(死者:28名、負傷者数10,943名)


【順位】

●平成28年

1位:大阪

2位:東京

3位:愛知


●平成29年

1位:大阪

2位:東京

3位:愛知


●平成30年

1位:東京

2位:大阪

3位:愛知


※出典:大阪府交通総務課自転車対策室「中高生のための自転車の交通事故防止2019」

※平成30年の順位は平成30年11月末時点の順位



<講師略歴>

遠藤 まさ子(えんどう・まさこ)

自転車の安全利用促進委員会メンバー、自転車ジャーナリスト。自転車業界新聞の記者や自転車専門誌の編集などを経てフリーランスへ転向。自転車・育児用品を中心に取材を行い、各誌に寄稿している。テレビ・新聞・雑誌などの各種メディアでコメンテーターとして登場する機会も多い。


遠藤 まさ子氏

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