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ブロックチェーンを用いてグローバルレベルで履歴追跡が可能な プラットフォーム「KPMG Origins」の提供開始

KPMGジャパンのグループ会社である株式会社KPMG Ignition Tokyo(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:茶谷 公之、以下、KIT)は、オーストラリア、中国、日本のメンバーファームと連携して「KPMG Origins」を開発し、日本においてもサービスの提供を開始しました。


「KPMG Origins」は、ブロックチェーンやIoT、データ分析ツールなどの先端技術を融合し、サプライチェーンのデータの可視化と履歴追跡を可能とするプラットフォームであり、国際取引で製品の流通経路全体の生産管理の信頼性を消費者に証明し、生産者や企業の競争力を向上させることを目的として開発されました。


このプラットフォームを導入することによって、消費者は商品の生産地や輸送状態などの履歴情報を最小流通単位で追跡することが可能となり、安心感を持って商品を購入することができます。また、生産者や企業は、正確で透明性の高い情報を提供することによって、サービスの差別化を図るとともに、偽物の販売を避けられるなど、消費者との信頼関係を構築し、売り上げの増進やブランド力向上を実現することができます。


従来の履歴追跡システムが集中型なのに対して、「KPMG Origins」は、ブロックチェーンを活かした分散型システムを用いることで、より信頼性の高い情報を担保しつつ運用負担の軽減を実現しています。


「KPMG Origins」は、オーストラリア、中国、日本の企業とパイロット実装を行った上で、本格的なリリースとなりました。実装には、オーストラリア・クイーンズランド州の主要サトウキビ生産者団体であるCANEGROWERS、オーストラリアの食品輸出最大手のひとつであるSunRice、世界をリードするリースリング生産者のMitchell Winesが参加しています。



「KPMG Origins」の提供開始に際して、KPMGブロックチェーンサービスアジア太平洋責任者のラズロー・ピーターは、次のように述べています。『「KPMG Origins」は、産業の課題と信頼点を理解し、インセンティブストラクチャーを構築し、真の価値を生みだすプラットフォームを開発するため、クライアントと行ったいくつかの実証実験の成功から得た成果です。次のハイプに移行するため、様々なステークホルダー企業にこの技術を周知したいと考えています。「KPMG Origins」は、各高度専門領域での詳細な業務遂行、およびその各領域が協業することで実現される、マルチリンガルで、標準化され、分類可能なプラットフォームです。我々の願いは、「KPMG Origins」が信頼性の高いプラットフォームとして確立し、また分散型エコシステムの構築を加速することができるプラットフォームとなることです。』


KITのパートナーで取締役のティム・デンリは、次のように述べています。『「KPMG Origins」の導入によって、企業が分散型エコシステムの利点に新たな価値を見出し、デジタル変革を加速させる重要な機会を得られるようになります。生産管理の信頼性を確保されることで、品質保証、環境への影響、消費者の安全性などがより重視されるようになり、企業はますますサプライチェーンの細部までを見通すための新たなインサイトが必要になってくるでしょう』


KPMGジャパンは、今後もブロックチェーン技術の投資を継続し、「KPMG Origins」に関するコンサルティングから技術提供、構築、運用に至るまで、幅広くサービスを展開していきます。


詳細は下記からご覧ください。

https://home.kpmg/jp/ja/home/media/press-releases/2019/12/kpmg-origins.html?cid=qr_p-kit_2019_team-kit_campaign-origins_jp_dsk



■株式会社KPMG Ignition Tokyoについて

株式会社KPMG Ignition Tokyo(KIT)は、KPMGジャパンの監査、税務、アドバイザリーサービスの業務に共通のデジタルプラットフォームテクノロジーを開発・構築するとともに、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援しています。また、KITでは、クラウド、AI、ブロックチェーン、IoTの先端技術の専門家だけでなく、データサイエンス、データ可視化、クラウドアーキテクチャ、システムセキュリティなどの各デジタル領域の専門家が国内外から集結させ、膨大で複雑なデータの安全な管理、アジャイルやデブオプスの手法を用いたプラットフォームの開発・運営、そのデータを経営判断に反映するための分析、さらにはそのデータから簡単に理解するための可視化などを進めています。これらの最新デジタル技術と、KPMGジャパンが今まで培ってきた専門的知見を融合させ、グローバルと連携しながら、共通基盤とソリューションを創発しています。



■KPMGジャパンについて

KPMGジャパンは、KPMGインターナショナルの日本におけるメンバーファームの総称であり、監査、税務、アドバイザリーの3つの分野にわたる8つのプロフェッショナルファームによって構成されています。クライアントが抱える経営課題に対して、各分野のプロフェッショナルが専門的知識やスキルを活かして連携し、また、KPMGのグローバルネットワークも活用しながら、価値あるサービスを提供しています。

日本におけるメンバーファームは以下のとおりです。

有限責任 あずさ監査法人、KPMG税理士法人、KPMGコンサルティング株式会社、株式会社KPMG FAS、KPMGあずさサステナビリティ株式会社、KPMGヘルスケアジャパン株式会社、KPMG社会保険労務士法人、株式会社KPMG Ignition Tokyo

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