公立での取組みは茨城県初、取手市公立保育所にて保育ICTシス...

公立での取組みは茨城県初、取手市公立保育所にて保育ICTシステム「コドモン」の運用開始

茨城県×コドモン
茨城県×コドモン

株式会社コドモン(本社:東京都港区、代表取締役:小池義則)は、取手市の公立保育所において、当社が展開するこども施設向けICTシステム「CoDMON」(以下:コドモン)の運用が開始されることをお知らせいたします。公立での取り組みは茨城県で初となります。

取手市の公立保育所6園にて、コドモンの運用を開始致します。1月にはまず取手市立井野なないろ保育所にて、残りの5園は4月開始予定です。取手市によりますとICT化により、職員の働き方改革や保育士確保、保育の質の向上、さらに保護者の利便性向上を目指すとのことです。

■井野なないろ保育所内覧会

日時:2019年12月18日 12:30-14:00
場所:茨城県取手市井野3-15-1

当日は近隣住民・私立保育園職員等への内覧会を開催し、大勢が見学に訪れました。
内覧会の様子
内覧会の様子

【取手市におけるコドモン導入機能(抜粋)】

●ネットワーク環境
コドモンは、保育所内ネットワークにLGWANを使っている環境から接続出来るよう、地方公共団体情報システム機構(J-LIS)により正式に「LGWAN-ASP対応サービス」として認定されています。取手市においても、LGWANの使用要件に応じたシステム提案を実現することができました。

●遅刻・欠席・お迎え・延長
登降所時間帯の遅刻・欠席・お迎え・延長連絡に伴う連絡を、保護者アプリから申請できます。保護者は時間を気にせず瞬時に保育所に報告することが出来、保育所は電話対応することなくタブレット等でリアルタイムに受け取ることができます。保護者、保育所双方にとって利便性の高い機能です。

●お知らせ一斉配信
コドモンの緊急連絡は、クラスや児童を指定し予め登録しておいたテンプレートから選んで連絡事項を記載するだけで、簡単シンプルに情報配信を行うことができます。メール配信の他に、スマホの通知機能やアプリ内で配信などあらゆる方法で情報を届ける事ができます。

●園児台帳
児童の名前・クラス・生年月日・健康情報(かかりつけ医師、アレルギー)・健診履歴・保育料設定及び家族情報(緊急連絡先、メールアドレス)など、児童毎にあらゆる情報を一元管理する事が可能、保育所内での児童ごとの情報共有が容易になります。

●登降所管理
児童の登降所記録を、ICカードやタッチパネルを使った打刻機能で自動管理に、延長保育の料金計算も自動化されます。保護者はスマホアプリを使用し登降所時刻などの確認が可能です。

●指導案・日誌作成
現在保育所で使用している帳票をコドモン上にアップロードし使用できます。日誌や発達経過記録・月案等がデータ連携し、一貫性のある指導案の作成が可能です。デジタルを活かした閲覧性の良さ、テンプレート機能の活用、音声入力などを実施することで、作成時間の削減と、指導案及び保育品質の向上が期待できます。
取手市庁舎
取手市庁舎

◇保育士の人材不足

国は待機児童の解消に向け、平成29年に内閣府から発表された「子育て安心プラン※1」に基づき2020年度末までに約32万人分の保育の受け皿拡大を進めています。厚生労働省は平成31年1月22日に「保育士確保集中取組キャンペーン※2」を発表するなどの対策をとっていますが、平成30年11月の有効求人倍率は3.20倍(全国で最も高い東京都では6.44倍)という状況であり、保育士の確保は喫緊の課題となっています。
この状況を改善するためには、保育士の働く環境を改善し、保育士が働きやすい職場づくりをすすめることが不可欠です。

※1 子育て安心プラン
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/taikijido/pdf/plan1.pdf
子育て安心プラン集計結果
https://www.mhlw.go.jp/content/11907000/000544882.pdf
※2 保育士確保集中取組キャンペーン
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/syakaihosyou_kaikaku/dai7/shiryou7.pdf

◇保育ICTシステムで保育士の負担軽減へ

保育士の業務において、手書きでの書類作成の事務作業は、負荷の高い業務であり、本来の子どもに向き合う時間、最終的には保育の質にも影響を及ぼしていました。しかしICT化することにより、大幅に効率化できる業務でもあります。保育ICT化は、「子育て安心プラン」の中でも保育士の業務負担軽減のための施策として推奨されており、全国の保育園でICTシステムの導入が進んでいます。

◇幼児教育・保育の無償化

また2019年10月からスタートした幼児教育・保育の無償化により、事務作業増加のため保育ICT化の需要が高まると考えられます。
それを裏付けるように、コドモンが正式リリースされた2015年以降、2016年には約500、2017年には約1,500、2019年11月末には全国約4,000以上の施設で順調に導入数を増やしています。自治体は、全国15カ所※3で導入が進んでいます。

※3 小松市、渋谷区、知多市、能美市、奄美市、金武町、港区、泉南郡田尻町、藤枝市、豊岡市、取手市、神戸市、富山市、府中市、島本町

現在全国に保育園は36,345園(厚生労働省発表資料「保育所等関連状況取りまとめ 平成31年4月1日」※4)あり、今後さらに多くの施設でコドモンが導入されることにより、保育業界の業務改善が加速し、保育士の確保だけでなく、保育の質向上にも十分な効果を発揮することが期待されます。

※4 保育所等関連状況取りまとめ(平成31年4月1日)」
https://www.mhlw.go.jp/content/11907000/000544879.pdf
コドモン画面イメージ
コドモン画面イメージ

【株式会社コドモン 会社概要】

◆所在地:東京都港区三田3丁目1−4 Net1.三田ビル4F
◆資本金:68,250,000円
◆代表者:代表取締役 小池義則
◆事業内容:保育業務支援システムの開発・提供。2019年11月末時点で、全国約4,000施設、保育士約6万人が利用。全国15の自治体で導入。(ご参考:2019年度 特定地域型保育事業を含む全国保育所数は36,345園)
◆サービスHP:https://www.codmon.com/

【こども施設向けICTシステム「CoDMON」概要】

コドモンは、保育園や幼稚園で働く先生と保護者に対して、子どもたちと向き合うゆとりを持っていただくための各種支援ツールを提供するSaaS※1です。
施設向けの機能として、一元化された園児情報の上で成長記録や指導案などをスマートに記録する機能をはじめ、登降園管理やアプリを使った保護者とのコミュニケーション支援機能など、先生の業務負担を大幅に効率化/自動化しながら、保育の質を高める環境づくりの支援をしています。また同時に、AIを使った先生の自動シフト作成機能や、ベビーセンサーなどのIoTデバイスとAPI連携するなど、園内のICT/IoT環境を統合管理できるソリューションを提供しています。
保護者向けの機能としては、専用アプリを通して施設との連絡機能のほか子どもの成長管理や写真アルバム、保育料の支払い支援といったサービスを展開しています。
※1 SaaSとは、ネットワークを通じて顧客にアプリケーションソフトの機能を必要に応じて提供する仕組みのこと

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株式会社コドモン
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