ナレッジフロー、次世代顔認識防犯システムで特許取得！来店者のプライバシーに配慮しつつカスハラなどの悪質客から店舗を守る社会を目指す

2020.01.15 14:00

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株式会社ナレッジフロー(本社：東京都町田市、代表取締役：林良生、以下「ナレッジフロー」)は、2020年1月15日、顔認識による来店者判別システム「フェイスNGチェッカー」をリリースしました。

フェイスNGチェッカー

＜「フェイスNGチェッカー」公式サイト＞

昨今、悪質な来店者による非常識な行動が問題になっています。ナレッジフローは、顔認識技術最大の課題である「プライバシー」に配慮した本システムにより、顔認識技術で悪質な来店者から店舗や従業員を守る仕組みを定着させ、誰もがより安心して働ける社会づくりに貢献します。

■システム開発の背景

実店舗を持つ業種では近年、カスタマーハラスメント(カスハラ)など悪質な来店者の非常識な行動が大きな問題となっています。悪質な来店者の行動が、従来からの問題である窃盗などと同じように恐喝、暴行などの犯罪として刑事事件に発展する例も増えており、対策が急がれています。

そのような中で、顔認識技術の研究は近年大幅に進み、最先端技術を安価で利用できる環境が整ってきました。

中国では顔認識などを目的とする監視カメラ設置数が2019年3月に2億台へ達し、2020年にはこの3倍の6億台の設置を目標としています。カメラによる顔認識は防犯に大きな効果を発揮し、泥棒や交通違反の激減、無くしたスマートフォンがすぐ戻ってくるなど、カメラによって実際に治安が大幅に向上しています。

一方、日本でも2019年6月に東京・渋谷の書店3店舗が万引き防止に顔認識システムを導入するなど、悪質な来店者に対する店舗の防衛策として顔認識技術の役割が期待されています。しかし、顔画像の積極的な利用についてはプライバシーの観点からインターネット上を中心に世論が二分しています。

このように、店頭への顔認識システム導入には、顔画像の利用に対する来店者側の根強い抵抗感を始めとする心理的ハードルが問題となっていました。

フェイスNGチェッカーはこのような背景のもと、顔写真利用に関する来店者のプライバシーに配慮した上で、最先端の顔認識技術を活用して悪質な来店者から店舗や従業員を守る来店者判別システムを利用しやすい価格で提供することを目的として開発されました。

■「フェイスNGチェッカー」の特徴【特許取得済特許第6613502号】

フェイスNGチェッカーは、最先端の顔認識技術を採用した来店者判別システムです。

主にネットカフェや温浴施設など、利用前に受付を行う店舗での受付時に、受付エリアで撮影した顔画像に基づいて悪質な来店者を判別します。

従来の顔認識システムは、撮影した顔画像をシステム内に保存し、従業員が来店者の過去の顔画像を確認できる点が来店者の抵抗感の原因となっていました。ナレッジフローではこの問題を独自の技術(特許取得済)により解決しています。

フェイスNGチェッカーは、入店に問題のある来店者を「要注意」「入店拒否」の2つに区別します。「要注意」の来店者については顔画像を保存せずメタデータのみを保持し、来店時のチェックのみをできるようにします。来店者のプライバシーに配慮しつつも、入店を拒否したい来店者をしっかり判別するシステムとなっています。

フェイスNGチェッカーの導入に工事は不要です。

また、ネットワークカメラの統一規格「ONVIF」に対応しています。すでに店舗にカメラが設置されている場合は、そちらと連携することで新たな設備投資不要でご利用いただけます。

ナレッジフローは、安価で来店者のプライバシーに配慮された本システムを普及させることで、顔認識技術によって悪質な来店者から店舗や従業員を守る仕組みを定着させ、働く人がより安心して働ける社会づくりに貢献することを目標としています。

■「フェイスNGチェッカー」概要

＜価格＞

初期費用：無料

月額料金：15,000円(税抜)

＜メリット＞

・従業員が顔を覚えていなくても入店に問題のある来店者を判別できる

・悪質な来店者による店舗被害防止と来店者のプライバシー対策を両立できる

・グループ店舗内で入店拒否の顧客や要注意の顧客の情報を共有し、グループ店舗の被害を未然に防止できる

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