2019年10月からの「増税&キャッシュレスポイント還元」について3割の人が「お得な気分」を感じている。一方で、「不公平感を感じる」「還元事業終了後が不安」との声も
「増税」に関する調査結果を発表
株式会社ドゥ・ハウスは、自社のインターネットリサーチサービス『my アンケート』を利用し、20代~60代の男女を対象に「増税」に関するWEB アンケートを実施いたしました。調査期間は2019 年11 月14 日(木)~11 月28 日(木)。有効回答は8021 人から得ました。
調査サマリ
・増税対象の認知率は、ほぼ全てのカテゴリで50%を超えた。また、2019年1月の調査と比較し、最も認知が広がったカテゴリは「洗面・バス用品」、「文具」で、その伸び率は25.9%
・10月の増税とキャッシュレスポイント還元事業に関し、3割の人が「お得な気分」。一方で、「不公平感を感じる」「キャンペーン後の増税分が不安」との声も
・キャッシュレスポイント還元事業を活用している人は約6割。
・キャッシュレス決済を利用しない理由は「セキュリティが不安」「仕組み・使い方が分からない」「現金がいい」。一方で、スマホ決済ならではの回答も
1月の認知率と比べて、ほぼ全てのカテゴリで認知率は50%を超えた。また、最も認知が広がったカテゴリは「洗面・バス用品」「文具」。その伸び率は25.9%
2019年10月からの消費増税にともない、商品カテゴリによる軽減税率制度が導入されました。そこで、増税対象カテゴリの認知について聞いたところ、「家電(69.5%)」が最も認知率が高く、次に「パソコン関連用品(USBメモリ、メモリカードなど)(67.8%)」「家具(65.8%)」という順になりました。
また、増税前の2019年1月に調査した結果を比べると、1月の調査では全てのカテゴリにおいて認知率が50%を下回っていたが、今回の調査はほぼ全てのカテゴリで認知率は50%を超えました。
また、増税前の2019年1月に調査した結果を比べると、1月の調査では全てのカテゴリにおいて認知率が50%を下回っていたが、今回の調査はほぼ全てのカテゴリで認知率は50%を超えました。
【図1】増税対象カテゴリの認知(2019 年11 月 n=8021 2019 年1 月 n=9163)
また、1月の調査と比べて最も認知が広まったカテゴリは「洗面・バス用品」と「文具」となり、認知率が25.9ポイントアップしました。
10月の増税とキャッシュレスポイント還元事業、3割の人が「お得な気分」。一方で、「不公平感を感じる」、「キャンペーン後の増税分が不安」との声も
10月から始まった増税とキャッシュレスポイント還元事業について感じることを聞いたところ、「何も感じない」が55.0%で最も高い結果となり、次いで「お得な気分(32.6%)」、「損した気分(10.1%)」となりました。
【図2】増税、キャッシュレスポイント還元事業に対する気持ち (有効回答・n=8021)
軽減税率やキャッシュレスポイント還元事業の影響か、「お得な気分」が3割という結果となりました。一方で、「その他」と回答した方の中にはこのような声も見受けられました。
・不公平感を感じる(50代女性)
・お得な気もするが、長い目で見るとそこまで得してはいないと思う。(40代女性)
・キャンペーンが終わった時の増税分が不安(40代男性)
・どれが使えるか使えないか考えるのが面倒な割に還元率が少ないのでお得感はあまりない(50代女性)
・還元しているお店が少なすぎる(50代男性)
キャッシュレスポイント還元事業を活用している人は約6割。
増税後の普段の買い物の支払いの変化について聞きました。「キャッシュレス決済の頻度は、ポイント還元前よりも変わらない」が最も高く31.5%となり、次点の「キャッシュレス決済の頻度は、ポイント還元前よりも増えた(31.1%)」とは0.4ポイント差となりました。この結果から、キャッシュレス決済の頻度は増税前から緩やかに増えていると考えられるのではないでしょうか。
【図3】増税後の普段の買い物の支払いの変化(有効回答・n=8021)
また、キャッシュレス決済を利用している人にキャッシュレスポイント還元事業の活用度合いについて聞きました。活用している人は62.2%(「積極的に活用している」と「活用している」の合計)、活用していない人は13.1%(「あまり活用していない」「活用していない」の合計)となり、その差は約49ポイントとなりました。
【図4】キャッシュレスポイント還元事業の活用度合い(有効回答・n=6432)
この活用度合いが表すように、キャッシュレスポイント還元事業は広く活用されています。また、それは還元額にも大きく表れています。経済産業省によると、キャッシュレスポイント還元事業導入後、最初の1週間の1日当たりの還元額は平均約8億2000万円に達しました。12月2日時点、開始から6週間の1日当たりの還元額は平均約12億5000万円に達し、大きく増加していることが分かります。
キャッシュレス決済を利用しない理由は、「セキュリティが不安」、「仕組み・使い方が分からない」、「現金がいい」。一方で、スマホ決済ならではの回答も
次に、現在キャッシュレス決済を利用していない人に利用しない理由について聞きました。下記に、興味深い回答を一部紹介いたします。中には、スマホ決済ならではの回答もありました。
【セキュリティが不安】
・セブンペイのニュースをみて、心配になった。セキュリティの不安がある。(30代女性)
・セキュリティが甘そうで個人情報流出が怖いので。(50代女性)
【仕組み・使い方が分からない】
・使い方がわからないから。レジでもたつきたくないから。(40代男性)
・仕組みが複雑で難解に感じられるから。(30代男性)
・どうしたらポイント還元されるのか、知らないから。(40代女性)
【現金がいい】
・現金の方が使い慣れているから。(40代女性)
・現金払いでないと手持ちのお金がいくら減ったかわかりにくいから。(40代男性)
・現金払いが安心(50代女性)
【スマホ決済ならでは】
・スマホを持っていない。設定やら面倒くさそう。普段買い物している店がキャッシュレスを導入していない。(40代女性)
・スマホ決済だとレジの前で、画面が出てくるのに時間がかかったりしてモタモタしてしまうと、後ろのお客を待たせることになるので嫌です。(50代女性)
・アプリ利用や口座設定が煩雑、電子マネーの種類が多すぎる。(60代男性)
取得項目
・普段自分で購入する商品カテゴリ
・商品カテゴリ別の購入場所
・商品カテゴリ別の商品の購入の仕方
・10月の増税対象商品カテゴリの認知率
・増税前にまとめ買いした商品カテゴリ
・商品カテゴリ別のまとめ買いする時期
・商品カテゴリ別のまとめ買い時の購入場所
・商品カテゴリ別の普段と異なる店でのまとめ買い場所
・商品カテゴリ別のまとめ買い時のメーカー、ブランド決定率
・商品カテゴリ別のまとめ買い時のブランドは同じか、異なるか
・耐久消費財の増税前の購入動向
・耐久消費財の増税前の購入前行動
・商品カテゴリ別のまとめ買いの量
・増税前後の普段の買い物の量の変化
・増税前後の持ち帰りの変化
・増税前後の普段の買い物の支払いの変化
・キャッシュレスポイント還元事業の活用度合い
・増税およびキャッシュレスポイント還元事業前後の普段の買い物の変化
・どのくらいのポイント還元をうけたか
・増税およびキャッシュレスポイント還元事業について感じること
・商品カテゴリ別の購入場所
・商品カテゴリ別の商品の購入の仕方
・10月の増税対象商品カテゴリの認知率
・増税前にまとめ買いした商品カテゴリ
・商品カテゴリ別のまとめ買いする時期
・商品カテゴリ別のまとめ買い時の購入場所
・商品カテゴリ別の普段と異なる店でのまとめ買い場所
・商品カテゴリ別のまとめ買い時のメーカー、ブランド決定率
・商品カテゴリ別のまとめ買い時のブランドは同じか、異なるか
・耐久消費財の増税前の購入動向
・耐久消費財の増税前の購入前行動
・商品カテゴリ別のまとめ買いの量
・増税前後の普段の買い物の量の変化
・増税前後の持ち帰りの変化
・増税前後の普段の買い物の支払いの変化
・キャッシュレスポイント還元事業の活用度合い
・増税およびキャッシュレスポイント還元事業前後の普段の買い物の変化
・どのくらいのポイント還元をうけたか
・増税およびキャッシュレスポイント還元事業について感じること
これらの詳細な数値は下記からダウンロードいただけます。
会社概要
国内・海外でマーケティング事業を展開し、生活と流通の2つのマーケティングフィールドに対する、クチコミプロモーション及び定性リサーチを実施しています。
会社名 :株式会社ドゥ・ハウス https://www.dohouse.co.jp/
設立 :1980年7月7日
代表者 :代表取締役社長 高栖 祐介
会社名 :株式会社ドゥ・ハウス https://www.dohouse.co.jp/
設立 :1980年7月7日
代表者 :代表取締役社長 高栖 祐介
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