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子どもの心の葛藤「命を頂くこと」の意味を考える  千葉の小学生 陸上養殖したヒラメの今後を議論  「いのちの授業」2020年2月17日(月)/ 「結論実行の授業」2020年3月3日(火)  <野田市立関宿小学校>

“陸養”プロジェクト実行委員会は、全国6地域7つの小学校(青森・千葉・東京・富山・愛媛・長崎)の児童たちに「陸上養殖」の体験を通して命の大切さや、水産資源の貴重さ・自分たちが住む地域の海の問題について学んでもらう取り組みを行っています。これは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で、「いのちの授業」を通して、海や海の生命について子ども達に考えてもらい、海を未来へ引き継ぐ行動のきっかけづくりを目的としており、昨年に続き2度目の開催です。


今年度は、千葉県野田市立関宿小学校の5年生がヒラメの養殖に昨年9月よりチャレンジしてきました。成育期間の終了に際し、悪戦苦闘しながらも大切に育ててきたヒラメを、子どもたちが、今後どうするのか、話し合って結論を出し、それを実行します。


養殖本来の目的である「食べる=命を頂く」事に対する、子どもたちの心の葛藤と出した結論は、全ての方に、海の大切さや感謝を改めて考えるきっかけになればと考えています。


2日間にわたり、魚の今後を決める議論「いのちの授業」と、出した結論を「実行する授業」を開催致します。



日時   :●議論「いのちの授業」

       2020年2月17日(月)10時40分~11時30分

      ●結論実行の授業

       2020年3月3日(火) 9時30分~11時30分

実施場所 :〒270-0202 野田市関宿台町171 野田市立関宿小学校内

プログラム:2/17<命の授業>

      10:40~ 授業

      (これまでの活動を振り返り、

       食べるもしくは別の選択肢を話し合い決定する)

      3/3<結論実行>

      9:30~ 授業開始 実食の場合は、家庭科室にて

      それ以外の結論の場合は、当日ご案内致します



【2/17・3/3の実施内容について】

■2/17 議論「いのちの授業」(関宿小学校 3階 5年生の教室)

<式次第>

10:40 (1)いのちの授業 NPO日本養殖振興会 齋藤 浩一様より

    (2)ご感想 野田市立関宿小学校 校長 遠藤 恵美子様より

11:30 終了


■3/3の実施内容は、2/17で子どもたちが出した結論に基づき、実施致します。

例【実食の場合】 *実食以外の実施となった場合、開催場所(校内)や内容は当日ご案内いたします


9:30 「実食の授業」(場所:家庭科室)

    (1)海と日本プロジェクト・陸養プロジェクト概要説明

    (2)結論実行の授業(実食) NPO日本養殖振興会 齋藤 浩一様より

    (3)ご感想 野田市立関宿小学校 校長 遠藤 恵美子様より

    (4)記念撮影

11:30 終了



【実施校・参加児童数・当日の参加者について】

■千葉県野田市立関宿小学校 5年生(児童27名)


■ご出席者(予定)

【2月17日(月)出席予定】

野田市立関宿小学校 校長 遠藤 恵美子様

NPO日本養殖振興会 代表理事 齊藤 浩一様


【3月3日(火)出席予定】

千葉県教育委員会様

野田市立関宿小学校 校長 遠藤 恵美子様

NPO日本養殖振興会 代表理事 齊藤 浩一様



【「陸養プロジェクト」の取り組みについて】

■対象者

青森県青森市立長島小学校/千葉県野田市立関宿小学校/東京都台東区立忍岡小学校/東京都渋谷区立加計塚小学校/射水市立放生津小学校/愛媛県伊予市立北山崎小学校/長崎県長崎市 私立精道三川台小学校


■養殖する魚の種類

青森=メバル/千葉・東京=ヒラメ/富山=メバル/愛媛=ヒラメ/長崎=クエ

※育てやすさなどから日本養殖振興会が検証し、選定


■実施概要

(1)地元専門家による座学の実施…地元漁業の現状や陸上養殖について学ぶ

(2)海水魚の「陸上養殖」の実施…魚の成長過程や、その成長過程における自分の気持ちの変化を記録として残していき、自分たちが食べている魚や海の問題を皆で考える。

プロジェクトの最終結論として、育てた魚をどうする(食べるのかなど)のか、子どもたち自身が話し合い決める。


■プロジェクト監修・水槽考案

NPO日本養殖振興会



【これまでの陸養プロジェクト2019・千葉の取り組み】

■2019年9月18日

子どもたちで水槽を組立て、海水を入れる「水槽設置の授業」を実施。


■2019年9月25日

10匹のヒラメの稚魚を組み立てた水槽に受け入れる「お魚受け入れ式」を実施。

児童によるクエの陸上養殖がスタート。


■2019年11月27日

NPO日本養殖振興会による座学「養殖の種類」により、多岐にわたる養殖方法や、それぞれのメリット・デメリットを学ぶ。


■2019年12月6日

育てていたヒラメの内2匹が水槽からの飛び出しにより死亡。


■2019年12月18日

ヒラメ飛び出しの件について反省点や今後の対策を考える授業を実施。


■2020年1月21日

スーパーマーケット・エコスTAIRAYA宝珠花店を見学。

「子供たちが魚の命の大切さを学び、魚に興味を持つ」をテーマとし、鮮魚売り場や魚の調理場を子供たちが見学し、流通についても学んだ。



■児童の成育魚・ヒラメについて

受け入れ時:体長 約8cm

2月3日現在:体長 約18cm


2019/9/18 水槽設置の様子


2019/9/25 お魚受け入れ式の様子


2019/11/27 座学の様子(NPO日本養殖振興会)


2020/1/21 エコスTAIRAYA宝珠花店見学の様子



“陸養”プロジェクト実行委員会は、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、次世代へ海を引き継ぐため、海を介して人と人とがつながることを目的として、本事業を実施しています。


公式HP: https://rikuyou.uminohi.jp/

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