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2020年「ミドルの異業種転職」実態調査 ―『ミドルの転職』コンサルタントアンケート―

転職コンサルタントの48%が 「異業種転職を実現したミドルがいる」と回答。 異業種転職したミドルの行き先、 トップ3は「メーカー」「IT・インターネット」「流通・小売・サービス」。

人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営するミドル世代のための転職サイト「ミドルの転職」( https://mid-tenshoku.com/ )上で、サイトを利用している転職コンサルタントを対象に「異業種転職」についてアンケートを行ない、102名から回答を得ました。


調査結果 概要

★ 転職コンサルタントの48%が「異業種転職を実現したミドルがいる」と回答。

★ 異業種転職したミドルの行き先、トップ3は「メーカー」「IT・インターネット」「流通・小売・サービス」。

★ 異業種転職したミドルの職種、トップ3は「営業・マーケティング系」「経営・経営企画・事業企画系」「管理部門系」。

★ 異業種転職したミドルの傾向、企業規模は「大手から中小へ」、年齢は「40代前半」、役職は「課長クラス」、年収は「変わらない」。

★ 異業種転職をするミドルに企業が期待していること、第1位は「経験職種での専門知識・専門スキル」。

 

エン・ジャパン株式会社 『ミドルの転職』事業部長 天野博文 解説

若手にとっての異業種転職は、ポテンシャルが評価されやすく従来から一般的でした。しかし、経験が評価されるミドル世代においても、事業変革のための即戦力として、異業種転職が活発になっています。あらゆる産業のサービス化・デジタル化により、業種の垣根は崩壊しつつあり、これまでに培ったスキルが業界を越え活用できることが証明されてきたからです。


実際に異業種転職を実現した方から、「過去の経験の活用だけでなく、新たな知識やスキルを身に着け、仕事の幅が広がった」という声も多くいただきます。定年延長などで働く期間が長期化する中、異業種転職はミドル世代が長く活躍し続けるための重要な選択肢となっていくでしょう。


エン・ジャパン株式会社 『ミドルの転職』事業部長 天野博文 略歴

2005年にエン・ジャパンへ中途入社。中途採用支援の法人営業、マネージャー職を経て、2015年から人材紹介エージェントへのアドバイザリー業務に従事。2016年より現職。ミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』や若手ハイキャリアのための転職サイト『AMBI』を運営する人財プラットフォーム事業部で陣頭指揮を執る。

 


 調査結果 詳細

1:転職コンサルタントの48%が「異業種転職を実現したミドルがいる」と回答。(図1、図2)

転職コンサルタントに「担当したミドルの転職者のなかで、異業種転職を実現した方はいらっしゃいますか?」と伺うと、48%が「いる」と回答しました。


「異業種転職を実現したミドルの転職者は、どのような業種が多いですか?」と伺うと、第1位は「メーカー」(47%)でした。次いで「商社」(33%)、「流通・小売・サービス」(33%)でした。


理由を伺うと、「メーカー」は「応用性・多様性の高い業務経験を積みやすい企業が多いため」「業務スキル・ビジネススキルを取得している方が多く、別業界で業界・商品知識がなくても活躍できるため」、「商社」の方は「他の会社との取引等で繋がりがあるケースが多い」「数値管理・予実管理経験が活かせるため」、「流通・小売・サービス」の方は「ホスピタリティ、対人コミュニケーション能力が高く、組織マネジメント能力があるケースが多い」「小売サービスは扱う顧客データが多く異業種に汎用性があるため」といったコメントが寄せられました。

 

【図1】担当したミドルの転職者のなかで、異業種転職を実現された方はいらっしゃいますか?

 

【図2】異業種転職を実現されたミドルの転職者は、どのような業種が多いですか?(上位3つ)



  

2: 異業種転職したミドルの行き先、トップ3は「メーカー」「IT・インターネット」「流通・小売・サービス」。(図3)

異業種転職を実現したミドルの転職先の業種を伺うと、トップ3は「メーカー」(59%)、「IT・インターネット」(47%)、「流通・小売・サービス」(39%)でした。


理由を伺うと、「メーカー」は「メーカーの物売りからソリューション販売への変化が求められており、アプリやクラウドシステムの開発経験をメーカーが求めているため」「コンサルティング会社などで培ったスキルを、事業会社で活かしたいとお考えの方が多いため」、「IT・インターネット」は「業界の課題を、IT・インターネットで解決する企業、業務支援のSaaS型企業など、業界経験を転用できるケースが多くなっているため」「成長業界で求人案件が多いから」、「流通・小売・サービス」は「上位職への挑戦、年収アップ、キャリアアップ目的のケースが多い」「未経験でも受け入れるケースが多いため」といったコメントが挙げられました。

 

【図3】異業種転職を実現されたミドルの転職者は、どのような業種への転職が多いですか?(上位3つ)



  

3: 異業種転職したミドルの職種、トップ3は「営業・マーケティング系」「経営・経営企画・事業企画系」「管理部門系」。(図4)

異業種転職を実現したミドルの転職先での職種を伺うと、トップ3は「営業・マーケティング系」(71%)、「経営・経営企画・事業企画系」(49%)、「管理部門系」(29%)でした。


理由を伺うと、「営業・マーケティング系」は「接客業務から対人折衝能力を活かした営業職へのキャリアチェンジが多い」「業界を超えてもある程度の親和性を持てる職種のため」、「経営・経営企画・事業企画系」は「管理職ポジションから幅広い経験をしており、その経験が異業種でも活かせる傾向がある」「スキルをもって更に経営に近いポジションを目指すケースが多い」、「管理部門系」は「人事・総務・経理職は、業界不問としている企業が多く、業界以外での観点でのスクリーニングをし、人物面でマッチングを図る企業が多いため」「業界不問の職種や事業会社の目線で生かせる知識・経験があるため」といったコメントが寄せられています。

 

【図4】異業種転職を実現されたミドルの転職者は、どのような職種の方が多いですか?(上位3つ)



 

4:異業種転職したミドルの傾向、企業規模は「大手から中小へ」、年齢は「40代前半」、役職は「課長クラス」、年収は「変わらない」。(図5、図6、図7、図8)

異業種転職した方に多い「企業規模の変化」は、第1位が「大手企業→中小企業へ」(55%)、第2位が「大手企業→大手企業へ」(41%)、第3位が「中小企業→中小企業へ」(39%)でした。年齢は「40代前半(40~44才)」(84%)、「30代後半(35~39才)」(71%)が多い傾向にあり、役職は「課長クラス」(65%)が最多でした。異業種転職した場合、年収の変化は「変わらない」(51%)がもっとも多く、「~50万円減少する」(31%)が続きます。

 

【図5】異業種転職を実現されたミドルの転職者は、どのような企業規模の変化が多いですか?(上位3つ)

 

【図6】異業種転職を実現されたミドルの転職者は、どのような年齢の方が多いですか?(上位3つ)

 

【図7】異業種転職を実現されたミドルの転職者は、どのような役職の方が多いですか。(上位3つ)

 

【図8】異業種転職を実現されたミドルの転職者は、転職後の年収にはどのような傾向がありますか。(複数回答可)



  

5:異業種転職をするミドルに企業が期待していること、第1位は「経験職種での専門知識・専門スキル」。(図9)

「異業種からのミドルの転職者に対して、採用企業が期待するものは何ですか?」と質問をしたところ、第1位は、「経験職種での専門知識・専門スキル」(76%)でした。次いで「新しい環境でも主体的に動ける行動力」(47%)、「経験業種での専門知識・専門スキル」(41%)でした。


「専門知識や専門スキル」が期待されている理由は「事業成長、組織活性化などを期待されての入社が多いため」、「新しい環境でも主体的に動ける行動力」が期待されている理由は「スタートアップではプレイングマネージャーのニーズが多く、やることが盛りだくさんで、年齢不問のカルチャーのため」、 「経験業種での専門知識・専門スキル」が期待されている理由は「異業種でも転用できるポータブルスキルと別業界出身からの新たな視点が求められる傾向にあるため」が挙げられています。異業種転職を検討している方へのアドバイスも紹介します。

 

【図9】異業種からのミドルの転職者に対して、”採用企業が期待するもの” は何ですか?(上位3つ)


 

■異業種転職を考えている方へのアドバイス

・ミドル層の異業種転職者には、圧倒的な成果を求められます。現状課題を解決できない、新しい領域やグローバル展開を推進したいなど、企業は明確な課題をもっていることを理解し、入社後の具体的なアクションをイメージできるようにすべきです。


・業界が違うと商慣習が全く異なる可能性があるため、転職検討先だけでなくサービスを提供する顧客の文化をきちんと見るようにお伝えしています。


・求職者としては、生活面もあり年収をキープしたいと考えますが、企業側からすると、未経験で採用した場合、戦力になるまで時間がかかるので、最初から経験者と同等の待遇は難しいのが一般的です。


・企業文化やビジネスに対する物の考え方が大きく異なるため、マインドリセットが必要です。また、仮にご縁があった場合には、過去の成功体験に囚われることなく、上司や先輩のアドバイスや業務遂行の手法を受け容れて真似ることから始める「素直さ」が大切です。

 

 

【調査概要】

■調査方法:インターネットによるアンケート

■調査対象:『ミドルの転職』( https://mid-tenshoku.com/ )を利用する転職コンサルタント

■有効回答数:102名

■調査期間: 2020年1月23日 ~ 1月28日

 

 

ミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』 https://mid-tenshoku.com/

経験やテクニカルスキルに加え、よりヒューマンスキルを重視したマッチングが求められる30代・40代の転職を、国内最大級10万件以上のミドル向け求人と、オンラインビデオ面談機能などを搭載した機能的な管理画面でサポートします。 転職活動自体の生産性を向上させることで、心的・物理的な負荷を軽減。再就職の決定までに時間がかかりがちなミドル層の転職を、より円滑なものとなるよう支援します。


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◆本件に関する問合せ先

エン・ジャパン株式会社

広報担当:大原、松田、清水、西春

TEL:03-3342-6590 FAX:03-3342-4683

MAIL:en-press@en-japan.com

 

◆エン・ジャパン株式会社について

社名:エン・ジャパン株式会社

URL:https://corp.en-japan.com/

 

運営サイト:【求人情報】

エン転職:https://employment.en-japan.com/

エンエージェント: https://enagent.com/

ミドルの転職:https://mid-tenshoku.com/

AMBI:https://en-ambi.com/

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エンウィメンズワーク:https://women.en-japan.com/

エンバイト:https://hb.en-japan.com/

女の求人マート:https://womanmart.jp/

 

【入社活躍支援サービス】

エンカレッジ:http://en-college.en-japan.com/

HR OnBoard:https://on-board.io/

 

【適性検査・適性診断】

3Eテスト:http://jinji-test.en-japan.com/

 

【利用企業数国内No.1の求人支援ツール】

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エン転職大辞典:https://employment.en-japan.com/tenshoku-daijiten/

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