石油ストーブ・石油ファンヒーターのPSC製品4,000万台突破!!
石油ストーブ(しん式石油ストーブ)、石油ファンヒーターは、身近な暖房機として皆様にご愛顧いただいておりますが、2009年(平成21年)4月に、より安全性を高める目的で、消費生活用製品安全法の特定製品(PSC対応製品)に指定されました。
2009年4月以降に出荷されたPSC対応の石油ストーブ、石油ファンヒーターの累計出荷台数が、2020年1月に4,000万台を突破しましたのでお知らせします。
安全性が強化されたPSC対応製品の普及が進むにつれ、重大事故件数も減少傾向にあります。
※日本ガス石油機器工業会調べ
【どこがより安全になったのでしょう?】
PSC対応の石油ストーブ、石油ファンヒーターは、特に3つのポイントで安全基準が強化されています。
1.カートリッジタンク口金の安全性強化
・目、耳、手触り等(視覚、聴覚、触覚)により、カートリッジタンクの口金が確実に締まったことがわかります。
・これにより、給油時に口金が外れて灯油がこぼれ、火災に至る事故が激減しました。
2.給油時消火装置の搭載
・カートリッジタンク搭載製品は、給油のためタンクを抜くと自動的に消火します。
・これにより、給油時に消火しないまま給油して、灯油をこぼすなどして火災に至る事故がほとんどなくなりました。
(給油時消火装置は、2010年1月以降に製造された製品から義務付けられました。)
3.石油ファンヒーターの不完全燃焼防止装置の機能強化
・石油ファンヒーターの不完全燃焼防止装置は、1986年以降の製品から搭載されました。
・PSC対応品では、不完全燃焼防止装置作動時のCOの排出量がより低いレベルで運転停止するよう機能強化されています。
【PSCマークがついていないということは10年以上経っているということです!】
一般社団法人 日本ガス石油機器工業会では、石油暖房機の重大事故撲滅のため、PSCマーク表示品への買い替えをお勧めしております。PSC対応品の出荷台数は累計で4,000万台を突破したとはいえ、当工業会で実施した市場残存率調査から推計すると、ご家庭で使用されている製品の約1/3はPSC未対応の製品であると推定されています。
http://www.jgka.or.jp/torikae_kounyuu/introduction/psc/index.html
石油暖房機メーカー各社は、経年劣化事故の撲滅を目的に、石油暖房機の「設計上の標準使用期間」を機器本体やカタログに記載しており、当工業会においても、「石油暖房機は8年を目安に点検・取替え」をお勧めしております。
http://www.jgka.or.jp/gasusekiyu_riyou/tenken_maintenance/keinen/index.html#keinenmeyasu
今後も、より安全なPSC対応製品の普及を推進していきますのでご理解のほどお願いいたします。
◎石油暖房機器の安全な使い方は、下記をご参照願います。
工業会ホームページを是非ご覧ください。
石油ストーブ : http://www.jgka.or.jp/gasusekiyu_riyou/anzen/sekiyu_stove/index.html
石油ファンヒーター: http://www.jgka.or.jp/gasusekiyu_riyou/anzen/sekiyu_funheater/index.html
【PSCマークとは?】
PSCマークとは、消費生活用製品安全法の特定製品として指定された製品が、国が定めた技術基準省令に適合していることを示すマークです。簡単に言ってしまうと、PSCマークがついている石油ストーブや石油ファンヒーターは安全性が高まっていているということです。
「このマークがついていると安全性が高いということです!」
【会社概要】
商号 : 一般社団法人 日本ガス石油機器工業会
会長 : 高木 裕三
所在地 : 東京都千代田区神田多町2-11
設立 : 1961年
事業内容: ガス・石油機器の製品安全事業・需要促進事業・省エネ環境事業
URL : http://www.jgka.or.jp
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