機械学習を活用した会計不正リスク検知に関する特許取得 ~一橋大学との共同研究により、 勘定科目レベルの会計不正リスク検知技術に関する特許を取得~
有限責任 あずさ監査法人(本部:東京都新宿区、理事長:高波 博之)は、国立大学法人一橋大学(本部:東京都国立市、学長:蓼沼 宏一)と共同で、勘定科目レベルで不正会計の検知を行う技術を開発し、2020年2月28日に特許(第6667865号)を取得しました。
あずさ監査法人では、AI・機械学習を活用した不正リスク検知モデルを既に監査業務において活用しています。ここに本特許技術を利用することで、今後、より精緻な勘定科目レベルの異常度を確率的に算出し、不正リスクの早期発見・対応に繋げることが可能となります。
本特許技術では、Graphical Lasso*と呼ばれる手法を用いて、勘定科目間の関係性をデータから学習することで構築したモデルに、検証対象会社の会計情報をインプットし、各勘定科目の異常度を算出しています。本モデルは、(1)過去の不正の有無に関する情報を与えることで学習を行うSupervised Learning、(2)同情報を与えずに学習を行うUnsupervised Learningの二つの手法を含んだハイブリット構造を採用しており、過去に事例数が少ない不正会計であっても検知が可能です。
* Graphical Lasso…変数間の関係をスパースモデリングの手法を利用して推定する手法
あずさ監査法人のデジタル技術に関する情報については、 https://digital.azsa.or.jp/ のサイトをご覧ください。
■あずさ監査法人について
有限責任 あずさ監査法人は、全国主要都市に約6,000名の人員を擁し、監査や各種証明業務をはじめ、財務関連アドバイザリーサービス、株式上場支援などを提供しています。金融、情報・通信・メディア、製造、官公庁など、業界特有のニーズに対応した専門性の高いサービスを提供する体制を有するとともに、4大国際会計事務所のひとつであるKPMGインターナショナルのメンバーファームとして、147ヵ国に拡がるネットワークを通じ、グローバルな視点からクライアントを支援しています。
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