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機能性食品原料「赤ワインエキスR5」が2つの製法特許を取得  ~ レスベラトロール・LPS含有のアンチエイジング素材 ~

 株式会社アンチエイジング・プロ(本社:東京都渋谷区)が販売する機能性食品原料「赤ワインエキスR5」が2つの製法特許を取得いたしました。

 赤ワインエキスR5は、南フランス産の赤ワインからカラムを用いて分離抽出した、トランス体レスベラトロールを5%以上含有する赤ワインエキス末です。ヒト臨床試験が実施されているレスベラトロール原料として、数多の商品に配合されている業界トップシェアの原料です。今後、正規代理店として並行輸入原料を排除しつつ、これら2つの製法特許を活用して販売量を増やしていく予定です。


南フランスのブドウ


産地別の赤ワイン中のレスベラトロール含有量


■特許の概要

<特許第6539400号> 2019年6月14日登録

 本特許は、免疫ビタミンと呼ばれるリポポリサッカライド:LPS(糖脂質)を選択的に抽出する製法に対する特許です。赤ワイン中のLPSをカラムに吸着させてエタノールで脱着し、高含有のLPSを得ることを特徴としています。そして、赤ワインエキスR5のように、赤ワインの搾りかすを再発酵して得られる赤ワインを用いることを好ましいとしています。


○LPSとは?

 通称:免疫ビタミン、LPS(リポポリサッカライド)は、糖と脂質が結合した構造をしており、「糖脂質」あるいは「リポ多糖」と呼ばれています。レンコンや金芽米に多く含まれることが知られています。LPSの最も良く知られている生物活性は、マクロファージ(自然免疫担当細胞)の活性化です。細菌やウイルスから身体を守ったり、傷の修復を助けたり、新陳代謝の調節に欠かせない働きをします。近年、インフルエンザ対策や花粉症対策の成分として注目されています。


<特許第6671844号> 2020年3月6日登録

 本特許は、赤ワイン中のトランス体レスベラトロールとε-ビニフィリン(レスベラトロール2量体)を10:0.8~3の比率で抽出する製法に対する特許です。特許第6539400号と同様、カラムにレスベラトロールとε-ビニフィリンを吸着させてエタノールで選択的に脱着し、レスベラトロールを4~10%含有させつつε-ビニフィリンも一定比率で含む抽出物を得ることを特徴としています。


○レスベラトロールとε-ビニフィリンの比率と南仏の日照時間の関係

 元々、レスベラトロールは、ε-ビニフィリンとしてブドウ果実中に存在します。日光を浴びて成熟することで、トランス体レスベラトロールやレスベラトロール配糖体へと変化していきます。そして、赤ワインの製造で発酵工程を踏むことで、配糖体はトランス体へと変化します。南フランスのように夏の日照時間が15時間を超える環境下で栽培されたブドウを用いた赤ワインは、ε-ビニフィリンからの変化率が高く、トランス体レスベラトロールを多く含むのです。

赤ワインエキスR5に用いられているブドウ(産地:ローヌ地方からカルカソンヌ地方)に限らず、ボルドー地方・プロバンス地方・ブルゴーニュ地方などのフランスにおける赤ワイン名産地のブドウは、夏の日照時間が15時間を超えた環境で育っており、トランス体レスベラトロールを多く含むのです。


※監修医師・専門家の紹介と共に、メディアや情報コンテンツ等への取り扱い原料に関係する記事を提供しております。近年は、山芋ジオスゲニンや大豆フェリチン鉄などの記事提供実績がございます。


特許証



■株式会社アンチエイジング・プロ

 健康食品・サプリメントのOEM製造と原料販売を行っている。赤ワイン由来レスベラトロール原料では、業界トップシェアの原料メーカーであり、多くの大手企業にも原料を供給する。その他、大豆由来フェリチン鉄:まめ鉄(R)、懐山芋抽出物(ジオスゲニン)、鮭鼻軟骨抽出物(非変性II型コラーゲン、極生プロテオグリカン)、葛花抽出物、レモン果皮由来葉酸などの原料を供給。原料メーカーのノウハウを活かしたOEM事業(主にグループ会社GMP工場で製造)は、競争力のある商品を供給することから急成長している。

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