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【スマホ決済利用調査】1,000人に聞いた 1番利用しているスマホ決済サービスは?(まねーぶ調べ)

上位3社でおよそ7割を占める人気の“PAY”、 キャッシュレス・ポイント還元事業終了後の課題とは

2020.03.26 11:00

株式会社GV(本社:東京都港区/代表取締役社長:肥田木 和弘)が運営する、お金の情報サイト「まねーぶ」は、FPサテライト株式会社監修のもと、全国20代~60代のモバイル決済サービス(以下 スマホ決済サービス)利用者1,000人を対象に利用動向調査を実施しました。



■調査背景

消費税率10%への引上げに伴う需要平準化対策として実施された「キャッシュレス・ポイント還元事業」開始から半年が経とうとしています。キャッシュレス決済システムを導入する店舗の拡大、各社の還元サービス・キャンペーン等で、ますます利用者が増え競争激化する中、最も利用されているスマホ決済サービスはどれなのでしょうか。

お金の情報サイト「まねーぶ」では、全国のスマホ決済サービス利用者1,000人に利用動向調査を行い、利用頻度や支持される理由を明らかにするとともに、利便性向上や還元事業終了後の課題についてFPサテライト株式会社に考察していただきました。



■調査回答者の属性(n=1,000) ※全国20代~60代 スマホ決済サービス利用者対象

性別   :男性34.7%/女性65.3%

年代   :20代23.7%/30代40.3%/40代27.6%/50代6.7%/60代1.7%

婚姻・子供:未婚・子なし43.0%/未婚・子あり3.0%/既婚・子なし17.0%/

      既婚・子あり37.0%

職業   :正社員34.3%/契約社員・嘱託社員5.0%/派遣社員3.4%/

      パート・アルバイト15.0%/フリーランス9.3%/会社経営者0.7%/

      専業主婦(主夫)22.0%/学生3.0%/無職7.3%

個人年収 :100万円未満35.6%/100万円以上~150万円未満10.3%/

      150万円以上~300万円未満23.0%/

      300万円以上~500万円未満23.7%/

      500万円以上~700万円未満5.7%/

      700万円以上~1,000万円未満1.3%/

      1,000万円以上0.4%



■調査サマリー

1. 最も利用されているスマホ決済サービスは「PayPay」423人

2. 最も利用金額が多いスマホ決済サービスは「QUICPay」

  (平均値29,000円、中央値20,000円)

  全スマホ決済サービスでの平均値は17,429円、中央値は10,000円

3. 最も利用しているスマホ決済サービスの平均利用頻度は月9.8回

4. スマホ決済サービス利用で最も多い支払先は「コンビニ」

5. スマホ決済サービス利用で最も重視されるのは「ポイント還元率」



本調査集計結果は以下から閲覧できます。

URL: https://www.money-book.jp/money-research14



調査1:1番利用しているスマホ決済サービス

>最も利用されているスマホ決済サービスは「PayPay」423人


調査1グラフ


全国20代~60代 スマホ決済サービス利用者1,000人に「1番利用しているスマホ決済サービス」について調査したところ、最も利用されているのは「PayPay」423人と、回答者の約2.4人に1人が選んでいます。次いで「楽天ペイ」130人、「d払い」127人と続き、1位のPayPayが2位以下と3倍以上の差をつけるも上位3社で全体のおよそ7割を占める結果でした。


▼FPサテライト 考察

大規模なキャンペーンで一躍有名になり利用者数を伸ばしたPayPayが支持される理由のひとつに、他社に比べてコンビニやスーパー、ドラッグストアなどの日常的に利用する店舗が加盟店として多く存在していることがあります。日常生活の中でよく利用するお店で利用でき、かつ高額のポイント還元があるという点が、節約志向の高い主婦層の心を掴んだのではないでしょうか。

また、上位3つのサービスが約7割を占めるという結果は、消費者が自分にあったスマホ決済を見分ける能力を身につけたことが伺え、スマホ決済サービスの選り分けが始まっているといえます。



調査2:1番利用しているスマホ決済サービスの月利用額

>最も利用金額が多いスマホ決済サービスは「QUICPay」(平均値29,000円、中央値20,000円)

 全スマホ決済サービスでの平均値は17,429円、中央値は10,000円


調査2グラフ


スマホ決済サービスの月利用額については、「QUICPay」(平均値29,000円、中央値20,000円)と最も金額が多く、次いで「iD」(平均値27,000円、中央値10,000円)、「au PAY」(平均値21,597円、中央値10,000円)と続き、スマホ決済サービス全体での平均値は17,429円、中央値は10,000円という結果でした。



調査3:1番利用しているスマホ決済サービスの月利用頻度

>最も利用しているスマホ決済サービスの平均利用頻度は月9.8回


調査3グラフ


1番利用しているスマホ決済サービスの月利用頻度については、「週2~3回」41.6%が最も多く、次いで「週1回」21.3%、「月2~3回」16.3%と続き、平均利用頻度は月9.8回という結果でした。

「毎日」の利用は僅か5.0%で、堅実的な利用姿勢が伺えます。


▼FPサテライト 考察

スマホ決済サービスのもう一つの方法である「非接触IC決済」は、Felica等の機能を搭載したスマホを専用端末にかざして決済します。スマホをかざすだけで支払いが済むためよりスムーズな決済が可能です。コンビニだけでなく「QRコード決済(バーコード決済)」が利用できない交通機関でも使えるというメリットが、「QRコード決済(バーコード決済)」よりも月利用金額が大きくなっている理由の一つではないかと思われます。

また、「週2~3回」スマホ決済サービスを利用する人が全体の4割以上を占めることから、利用シーンによる使い分けをする消費者の姿が垣間見えます。



調査4:1番利用しているスマホ決済サービスの支払先

>スマホ決済サービス利用で最も多い支払先は「コンビニ」


調査4グラフ


1番利用しているスマホ決済サービスの支払先については、「コンビニ」2,045ポイントが最も多く、次いで「スーパー」1,059ポイント、「ドラッグストア」1,052ポイントと、日常的な買い物を中心とした利用が伺えます。

また、上位以外での支払い先では「本・DVD・ゲームショップ」や「美容室・サロン」なども挙がっており、キャッシュレス・ポイント還元事業開始から利用店舗が増え、様々なお店やシーンでのスマホ決済サービス利用が普及・定着しています。


▼FPサテライト 考察

コンビニやスーパーは勿論のこと、最近では街の美容室や個人のクリーニング店でもスマホ決済可能マークを見かけるなど、スマホ決済サービスは私達の生活により身近な存在となっています。また、コンビニはちょっとした隙間時間の利用が多く、決済時はお店側にも買う側にもスピードが求められます。その点において、スマホをかざすだけで決済が完了するスマホ決済は、財布から小銭を出したりやおつりのやり取りをしたりという手間が掛からず、コンビニ店舗と利用者双方にとって最適な決済方法なのではないでしょうか。



調査5:1番利用しているスマホ決済サービスの利用理由

>スマホ決済サービス利用で最も重視されるのは「ポイント還元率」


調査5グラフ


1番利用しているスマホ決済サービスの利用理由については、「ポイント還元率が高い」1,921ポイントが最も多く、次いで「利用できる店舗が多い」1,691ポイント、「キャンペーンやサービス内容が良い」936ポイントと続き、上位3項目でおよそ8割を占めています。

また、上位3項目以降は大きな差もなく、スマホ決済サービス利用の決め手として“いかにお得に利用できるか”を重視していることがわかる結果でした。


▼FPサテライト 考察

キャッシュレス決済の中でも、特にスマホ決済はサービス内容やキャンペーンが複雑で利用者は混乱しがちです。ポイント還元事業終了後も継続してキャッシュレス社会が発展していくには、利用者目線に立ったシンプルで分かりやすいサービスと、それを丁寧に伝える努力が必要でしょう。

また、利用者はポイント還元率だけではなく、使い勝手のよさを重視してキャッシュレスツールを選ぶことが重要かと思います。例えば、自分が最もよく利用する店舗で使える決済方法を選んだり、あらかじめ決めた額をチャージする前払い式のツールで使い過ぎを防いだり。

自分にとっての「使い勝手の良さ」を考え、それに合ったツールを賢く利用していきたいですね。



■調査概要

調査方法:インターネット調査

調査期間:2020年3月14日~2020年3月18日

調査対象:全国20代~60代スマホ決済サービス利用者1,000人

調査監修:FPサテライト株式会社



■会社概要

会社名:株式会社GV( https://www.money-book.jp/company/ )

代表者:肥田木 和弘

所在地:〒108-0071 東京都港区白金台5-11-3

設立日:2008年3月17日

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