愛媛県東温市(とうおんし)が第2期総合戦略を策定しました。 SDGsの理念を取り入れ「持続可能な地域づくり」を目指します。
東温市(市長:加藤 章)は令和2年3月31日に令和2年度から令和7年度にかけて重点的に取り組む施策を盛り込んだ「第2期東温市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定しました。
策定に当たり、第1期総合戦略に掲載されている各施策の効果検証結果や市民アンケート及び市民ワークショップで得られた意見を参考にするとともに、産官学金労言士で構成される東温市まち・ひと・しごと創生総合戦略会議(事務局:東温市企画政策課)に諮り、各分野の有識者からの意見を反映させています。
今後は、戦略に掲げた内容を実行していくとともに、社会環境の変化・進捗状況に応じた見直しを行いながら、効果的な施策の展開を目指します。
■第2期総合戦略について
東温市では、少子高齢・人口減少の局面に対応するため、ある程度人口が減っても耐えていける地域社会を構築することや人口減少のスピードを極力緩やかに保つことが必要であると考え、そのための取組を重点的に行うこととしており、本戦略はその指針となります。
また、今期は、SDGsに掲げる国際的な目標、ターゲットを本市の地域課題として捉え直し、これらの地域課題を解決するための施策を盛り込む等、戦略の策定にSDGsの理念を参考にしています。
■基本目標と施策(抜粋)
【基本目標1】誰もが安心して働ける、多様で魅力的なしごとの場をつくる
施策方針1 働く場所をつくる
・工業団地の造成
雇用の場を創出するため、多様な業種が参入できる新たな工業団地を整備する。
・企業誘致(立地)の推進
県内外の企業への訪問や、大都市圏での立地フェアへの参加など積極的に誘致を行う。
施策方針2 市内企業を応援する
・ものづくり・ヘルスケア産業の創生
愛媛大学や市内事業所との共同研究によるものづくり産業や東温市の資源を組み合わせたヘルスケア産業の創生を図る。
【基本目標2】住みよさを全国に広くアピールし、新しい人の流れをつくる
施策方針1 移住・定住を応援する
・移住定住支援や関係人口創出に向けた総合窓口の設置
「移住定住総合窓口」を設置し、移住検討者等への情報提供を行うとともに、移住者の定住・定着支援や関係人口創出に向けた情報発信、相談対応を行う。
施策方針2 地域資源で人を呼ぶ
・アートヴィレッジとうおん構想の推進
東温アートヴィレッジフェスティバルや市民と協働したアートプロジェクトの企画・実践等を通して、文化芸術の振興とさらなる交流促進を図る。
【基本目標3】出会い、子どもを産み、育てていく希望がかなうまちをつくる
施策方針3 子育てを応援する
・子育て世代包括支援センターの設置
新設した東温市総合保健福祉センター内に、複雑化する妊産婦・乳幼児支援事業のマネジメントを行う「子育て世代包括支援センター」を設置する。
【基本目標4】安心して生涯暮らせる、夢の持てる地域社会をつくる
施策方針1 時代に合った地域をつくる
・マイナンバーカードを活用した市民参画の推進
地域での公益的活動等に積極的に参画する市民へのマイナンバーカードの機能の一つである「自治体ポイント」の付与を検討する。
・中山間地域における住民主体の取組支援
中山間地域で地域の維持・活性化を目指す住民団体等の活動を支援する。
【参考】東温市ホームページ
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