農林水産省スマート農業実証プロジェクトに 「みどりクラウド」が参画した事業が採択
2020.04.02 13:15
株式会社セラク(代表取締役:宮崎 龍己、所在地:東京都新宿区、以下「当社」)は、農林水産省が公募を行った「令和2年度スマート農業実証プロジェクト」において、長崎県南島原市と共同で提案を行った実証課題「スマート農業技術の活用によるアスパラガス生産体系の確立」が採択されたことをお知らせいたします。
みどりクラウド
<農研機構によるスマート農業実証プロジェクト採択結果のお知らせ>
http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/naro/134727.html
南島原市では、高齢化と人口減少に伴って農業の担い手・後継者の現象が進み、農産物生産量の減少や農業施設の遊休化が進んでいます。こうした中で、同市では当地の気候・風土に適したアスパラガス栽培による就農支援に取り組んでいます。
また、当社は同市に「南島原農業IT研究所」を開設し、地域農家および行政との連携によって、スマート農業の普及・研究活動を行っております。
今回の実証課題においては、当社が提供する「みどりクラウド」などのスマート農業技術を活用することで、アスパラガスの生産において重要となる温度管理や水管理の可視化、収穫・出荷作業の負荷の軽減を実現し、新規就農者にとって魅力的な生産体系を構築し、若手の就農促進や新規就農者の経営の早期安定化を目指します。
また、今回の取り組みを通じて、スマート農業技術を農業人材の育成を担う長崎県立島原農業高校に提供し、教育カリキュラムに組み込むことで、今回構築する生産体系の普及とスマート農業に対応可能な新規就農者の育成にも取り組みます。
当社は、今回の実証プロジェクトを通じて、農業ITプラットフォーム「みどりクラウド」による安定的な農業経営をモデル化し、その普及を推進していくことで、地域の活性化を支援していく予定です。
■当社事業の「みどりクラウド」について
「みどりクラウド」は、農業をデータ化することで、農業生産の可視化や省力化を実現し、さらに付加価値の高い食農バリューチェーンを構築することで、収益性の高い農業を実現する農業ITプラットフォームです。
圃場へ設置する農業IoTゲートウェイの「みどりボックス」、スマートフォンやパソコンで取得したデータを閲覧・分析する「みどりモニタ」、自動環境制御を行うオプションや、収集したデータを分析するサービスに加え、農作業計画・記録を手軽に行える農作業記録サービス「みどりノート」や、流通販売を支援する「みどりマーケット」、「営農支援アプリ」の企画・開発・運営を行っています。
■株式会社セラクについて
株式会社セラクは、IT技術教育(人材育成)によりビジネスを想像し、社会の発展に貢献するIT企業です。IoT/AI/サイバーセキュリティ/RPAなどの先進技術で企業のデジタル化を支援するデジタルトランスフォーメーション事業(DX事業)、企業のITインフラやITシステムを支えるシステムインテグレーション事業(SI事業)と、農業IoTサービス「みどりクラウド」を提供しています。
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