外国人向けに緊急時の日本語のスキルテストを無料提供開始
AI活用システムで新型コロナ感染症対策の日本語会話力を速習
2020.05.01 17:45
アカデミアシステムズ株式会社(本社:鳥取市、代表取締役:鈴木 元、以下 アカデミアシステムズ)は、外国人向けに、新型コロナウイルスに感染したかなと心配になった時などの、緊急時の日本語スキルテスト(スマートフォン用アプリ)を5月1日から、無料提供開始いたします。日本に滞在中の外国人の方向けに、緊急時の会話力を即効的に習得していただきます。
アプリ画面例
【開発の背景】
最近の急激な新型コロナウイルス感染の広がりにより、日本に滞在中の外国人の方も、緊急事態が起きた場合に備えて、自分の体調について病院や会社に説明するための日本語会話力を即急に習得しておく必要があります。自分の体調がおかしいと思った時には、痛み、体調の具合、診断の状況などを説明するために、普段は使わない特殊な日本語の表現が必要になります。このようなニーズに応えるため、緊急時の日本語会話力を速習するためのスマートフォン用アプリを無料提供いたします。
【開発の内容】
アカデミアシステムズでは、従来から、AI技術を活用して、コンピュータ(ChatBot)がロールプレイ形式の対話練習の相手役をする日本語学習アプリ「MissionJapanese」を開発・提供してきました。日本語学校や日本語研修センター等で、実習生や特定技能で来日する外国人向けの日本語教育サービスのツールとして導入していただいています。従来は学習内容として、工場や介護センター等の実務で使う日本語学習のコンテンツをご提供していました。今回、新型コロナウイルス感染のような緊急事態への対策準備として、自分の体調や、病状等を説明するための特殊な日本語表現を速習して、習得チェックするためのスキルテストのアプリを開発しました。
【アプリの特長】
コンピュータがAI技術を応用して、音声認識、テキスト認識、コンテクスト解析を組み合わせて、ロールプレイ形式での対話練習の相手役をします。利用者はスマートフォン(iPhone、Android)で、いつでも、どこでも学習できます。
スキルテストの内容は、感染したかなと心配になった時の病院の医師への病状の説明や、会社の上司への連絡など、緊急事態での表現を学習します。コンピュータとのロールプレイ形式でスキルテストを行って、習得できているかどうかチェックします。
学習内容は、早稲田大学日本語教育研究科の宮崎里司教授が提唱されている「ワセダ日本語バンドスケール」に準拠しており、緊急事態に使う日本語スキルをレベル1~3に分けてチェックします。
【ご利用方法】
ストア(* Apple store, ** Google Play store)からアプリ「MissionJapanese」をインストールして、メールアドレスを利用登録した後、「FREE」アプリを選択し、無料でご利用いただけます。
アプリでの学習状況やスキルテストの成績は、個人毎にチェックするだけでなく、所属するグループ毎の管理も可能です。会社やセンターでの外国人社員向けの緊急事態対策ツールとしてお使いいただけます。
緊急事態に向けて、普段使わない日本語表現を習得して、チェックしておくことで、外国人の方々の安心感や、社内体制の準備ができます。
* iPhone : https://apps.apple.com/jp/app/missionjapanese/id1397667623
** Android: https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.akademia.missionjapanese&hl=ja&pli=1
【アプリのカスタマイズ】
学習内容やスキルテストの内容を、自社での業務内容に合わせて、簡単にカスタマイズすることが可能です。
ご要望がある場合はお問合せください。
■会社概要
商号 : アカデミアシステムズ株式会社
代表者 : 代表取締役 鈴木 元
所在地 : 〒680-0053 鳥取県鳥取市寺町50番地 NTT寺町ビル
設立 : 2004年4月
事業内容: ソフトウェア開発、インターネット教育システム開発、アプリ開発
資本金 : 2,800万円
URL : http://www.akademia.co.jp/
■大学概要
商号 : 早稲田大学 日本語教育研究科 宮崎里司研究室
代表者: 教授 宮崎 里司
所在地: 〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-21-1 早大西早稲田ビル816号室
URL : https://www.waseda.jp/fire/gsjal/other/2016/04/05/500/