福島県の被災生産者に“働く場”を提供 全国の契約生産者の元への移住を支援する 『らでぃっしゅぼーやファームエイドプロジェクト』を開始
~第一弾は北海道・茨城・愛媛・長崎にて援農・就農の場を提供~
2011.07.07 15:00
らでぃっしゅぼーや株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:緒方 大助)は、このたびの東日本大震災の影響で農業経営の継続が困難になった被災生産者の支援を目的としたプロジェクト『らでぃっしゅぼーやファームエイドプロジェクト』を開始いたします。
プロジェクトの第一弾として、キューサイ株式会社ほか全国のらでぃっしゅぼーや契約農家の協力のもと、福島第一原子力発電所の事故によって退去指示を受けている農業生産者およびそのご家族を受け入れ、援農・就農の場を提供する活動を実施いたします。
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プロジェクトスキーム
■被災した農業生産者に“働く場”を提供
第一弾は北海道・茨城・愛媛・長崎に移住
『らでぃっしゅぼーやファームエイドプロジェクト』とは、東日本大震災の影響で農業経営の継続が困難になった被災生産者の支援を目的としたプロジェクトです。被災生産者の方々が再び農業に取り組んでいただけるよう、被災地域外のらでぃっしゅぼーや契約生産者および関係団体と協力して田畑・住宅を準備し、有機農業に携わっていただきます。
収穫した農産物はらでぃっしゅぼーやが全量を買い取り、全国のらでぃっしゅぼーや利用会員(消費者)約10万5,000世帯へ販売します。被災生産者の方々に“働く場”と安定した収入をサポートし、当社にとっても農産物の安定供給が見込めます。
第一弾として、以下の契約生産者との協力のもと、それぞれ農業従事者の募集を開始いたします。福島で被災された農家の方々を対象に募集し、移住・営農を行っていただきます。
※他の地域でも今後受入を開始する予定です。
【受入生産者】
<北海道>
株式会社キューサイファーム千歳(千歳市)※募集世帯:5世帯
関哲男(苫前郡)
<茨城県>
あゆみの会(稲敷市)
<愛媛県>
無茶々園(西予市)
<長崎県>
ながさき南部生産組合(南島原市)
※各契約生産者への受入問合わせは、
ファームエイドプロジェクト担当(電話:03-5777-8631)までお問い合わせください。
■“農業生産者減少から日本を守る”プロジェクト。
1988年の創業以来、らでぃっしゅぼーやは生産者や生産地が明確で安心・安全な農産物を販売し続けてまいりました。全国約2,600軒(約150団体)の契約生産者ネットワーク「Radixの会」を組織し、有機・低農薬野菜の流通団体の中では国内最大級の販売規模を有します。
このたびの震災においては、被災地への義援金募集や宅配用トラックを活用した支援物資輸送、東京タワー前広場での風評被害対策イベントの実施など、さまざまな被災地支援活動に取り組んでまいりました。しかし、このたびの未曾有の震災に対しては、震災直後の支援だけでなく「長期の支援」が必要です。津波に流失や冠水等の被害を受けた農地の推定面積は太平洋側6県(青森、岩手、宮城、福島、茨城、千葉)で約24,000ヘクタール(出典:農林水産省)といわれ、農業経営の継続が困難になった方々も多数いらっしゃいます。
この現状において、有機野菜・低農薬野菜の宅配を行うらでぃっしゅぼーやができる長期的な支援とは何か?それは被災した農業生産者が安心して農業に従事でき、収入を得られる環境をつくることではないかと考えます。
らでぃっしゅぼーやでは本プロジェクトを通じて、長期的な被災地支援に取り組んでまいります。
【らでぃっしゅぼーや株式会社概要】
商号 : らでぃっしゅぼーや株式会社(JASDAQコード番号:3146)
本社所在地: 東京都港区芝公園3-1-13 アーバン芝公園
事業開始 : 1988年
資本金 : 8億6,701万円
従業員数 : 239名
代表者 : 代表取締役社長 緒方 大助
事業内容 : 有機・低農薬野菜および無添加食品等の宅配事業
URL : http://corporate.radishbo-ya.co.jp/
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