~純銅より高電導かつ高強度~ 今すぐ使える省エネ新技術「エコ・カッパー(高炭素銅)」 試験用サンプルの無償提供を開始
電線/自動車/家電/伸銅品/電子機器/宝飾品など広範な業界で利用可能
2011.07.12 10:00
メタル・アンド・テクノロジー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:伊藤 修一)は、純銅よりも高電導かつ高強度を実現した炭素添加銅「エコ・カッパー( http://carbon-copper.net/ )」の試験用サンプルの無償提供を、電線メーカー、自動車メーカー、家電メーカーなどを対象に7月14日(木)より開始いたします。
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電子顕微鏡写真
【「エコ・カッパー」とは】
「エコ・カッパー」とは、純銅にグラファイトを添加し均質に分布させることに世界で初めて成功した、炭素添加銅です。
鉄に炭素を添加した鋼鉄と同じように、銅に炭素を添加した場合にも純銅よりも強靭な特性を持ちますが、純銅と同じような取り扱いが可能なことから、電線、架線、医療分野、宝飾品など多岐にわたる分野での利用が想定されています。
筑波大学と株式会社白金によって開発され、両者により現在 PCT国際出願中です。メタル・アンド・テクノロジー株式会社は、筑波大学および株式会社白金より「エコ・カッパー」の当該特許のライセンス及びサブライセンスの権利を得ています。
【「エコ・カッパー」の技術的特長】
● 通電性が高まり省エネ13%
電気抵抗について実験を行ったところ、最大で13%以上の電気抵抗の低下が測定されました。(※カーボン0.3wt.%添加時)
● 伸び率が高まり圧延性が向上
“引っ張り強度”の試験を行ったところ、純銅と比較して18%~22%程度の強度向上の測定結果が得られました。
● 復元性が高まり架線トラブルの減少が見込める
“降伏応力”の試験を行ったところ、純銅と比較して2倍以上の測定結果が得られました。
● 既存の製造設備が使え、今すぐに製造が可能
銅の代替物として「エコ・カッパー」を製造ラインに流す場合には、特段の製造設備の変更は必要ないと考えられ、従来の製造設備がそのまま利用できることが想定されます。
※「エコ・カッパー」の試験データは下記URLからご覧いただけます。
「エコ・カッパー」の優位点: http://www.carbon-copper.net/point/
【「エコ・カッパー」の無償サンプル提供について】
純銅の代替品として「エコ・カッパー」の活用をご検討の電線/自動車/家電/伸銅品/電子機器/宝飾品などのメーカー様を対象に、試験用のサンプルを無償で提供させていただきます。
提供させていただくサンプルは、幅15mm、長さ70mm、厚さ0.3mm程度の大きさを基本とさせていただきます。上記以外の形状をご希望の方はお気軽にご相談ください。
※サンプルの量、形状によっては有償とさせていただく場合がございます。
<サンプル提供についてのお問い合わせ先>
メタル・アンド・テクノロジー株式会社
担当 : 伊藤(いとう)
Tel : 03-5843-6384
E-mail: info@carbon-solder.net
◆メタル・アンド・テクノロジー株式会社 概要
1. 商号 :メタル・アンド・テクノロジー株式会社
2. 代表者 :代表取締役 伊藤 修一
取締役 :伊地知 基義(株式会社白金 取締役)
3. 技術顧問:大嶋 建一(筑波大学 名誉教授)
4. 所在地 :東京都渋谷区渋谷2-17-3 渋谷アイビスビル5F
5. 設立 :2009年7月
6. エコ・カッパー URL( http://carbon-copper.net/ )
7. カーボン・ソルダーURL( http://carbon-solder.net/ )
◆株式会社白金 概要
1. 商号 :株式会社白金
2. 代表者 :代表取締役社長 伊地知 祥人
3. 所在地 :栃木県那須烏山市中央1-5-32
4. 設立 :1985年12月
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