アオバジャパン・インターナショナルスクール、 在校生が”手作...

アオバジャパン・インターナショナルスクール、 在校生が”手作り”した「バーチャル卒業式」を実施

新型コロナ対策で、卒業生はバーチャル空間にアバターで登場

 株式会社ビジネス・ブレークスルー(所在地:東京都千代田区、代表取締役:柴田巌、以下BBT)の子会社である株式会社アオバインターナショナルエデュケイショナルシステムズ(所在地:東京都練馬区、代表取締役:柴田巌)が運営する「アオバジャパン・インターナショナルスクール(所在地:東京都練馬区、以下 アオバ)」は、5月27日(水)にオンラインによる「バーチャル卒業式2020」を実施しました。
 卒業式では、国際バカロレア(※)DP(ディプロマ・プログラム:16歳~19歳の生徒が対象)修了生を含む高校三年生12名が、同校の生徒たちが構築したバーチャルキャンパス内に設置された会場にて、卒業式の開会、修了証受領、答辞までの全工程に3Dアバターとして参加いたしました。
卒業式の様子は動画共有サイト「Vimeo」を通じて関係者にリアルタイムで配信されました。

 新型コロナウイルス感染防止対策で大規模なイベントが次々と中止される中、アオバ卒業生の大切な門出を祝う卒業式を思い出のあるものにしたいと、同校5年生から11年生の在校生の有志約50名と一部の卒業生がバーチャル空間に”手作り”した会場内で「バーチャル卒業式」が行われました。バーチャル空間は、サンドボックスゲームである「マインクラフト」上で作られ、卒業生がこれまで過ごしたアオバの体育館や校舎なども卒業生のアバターと共に再現されました。

ダイジェスト動画はこちら: ※言語は英語です。
(写真1:アオバの校舎と生徒らのアバターが再現されたバーチャル空間の卒業式場)
(写真1:アオバの校舎と生徒らのアバターが再現されたバーチャル空間の卒業式場)
 卒業式が始まると、音楽が流れ、アオバのスクールカラーであるエンジ色のガウンとハットを着た卒業生のアバターが体育館の入口から次々と入場し壇上へと上がっていきました。
(写真2:卒業生のアバターが次々と入場するシーン)
(写真2:卒業生のアバターが次々と入場するシーン)
 入場後には、柴田 巌(しばたいわお)理事長が卒業生への祝辞を述べたビデオメッセージが流れました。続いて在校生や教員が自宅などで撮影した激励のメッセージも流れ、卒業生のアバターはバーチャル空間でジャンプをするなどし、感激の気持ちを表しました。
(写真3:卒業生へ激励のメッセージを送る教員)
(写真3:卒業生へ激励のメッセージを送る教員)
 続いて、卒業生の幼少期から現在に至るまでの写真がスライドショーで流れ、その後には、実際にアオバの卒業ガウンを着た卒業生が動画で登場し、アオバで過ごした思い出や仲間・家族・教員達へ感謝の言葉を述べました。
(写真4:卒業ガウンを着てバーチャル卒業式に登場した卒業生たち)
(写真4:卒業ガウンを着てバーチャル卒業式に登場した卒業生たち)
 卒業生からのメッセージが終わると、生徒の成長を間近で見守ってきたケン・セル学園長がビデオメッセージで登場しました。ケン・セル学園長は偉人の言葉を引用しながら、「周りの人の強みや得意なことを見つけて称賛すること」などの大切さを伝えました。最後に、「どんな人であってもお互いの類似点を見出して、尊敬の念をもって接することが平和に生きるうえで大変重要です。」と、グローバルマインドを持つ生徒を育むアオバの学園長ならではの力強い言葉で締めくくりました。
(写真5:卒業生に力強いメッセージを贈るケン・セル学園長)
(写真5:卒業生に力強いメッセージを贈るケン・セル学園長)
 卒業式の終盤には、バーチャル空間で卒業生一人ひとりに修了証書の授与が行われました。卒業生は名前を呼ばれると、本人のアバターを操作して、ケン・セル学園長のアバターの前まで移動し、卒業証書を受け取って一礼をしました。仲間が証書を受け取る様子を、他のアバターは向きを変えたり、顔を動かしながら見守りました。
(写真6:卒業証書を受け取り一礼するアバターの卒業生)
(写真6:卒業証書を受け取り一礼するアバターの卒業生)
 約1時間行われたバーチャル卒業式のエンディングでは、卒業生が体育館から退場してグラウンドに向い、体育館と同様にバーチャル空間で再現されたアオバのグラウンドには「AOBA CLASS OF 2020」の文字が描かれ、卒業生の門出を祝う花火が打ち上げられました。
(写真7:卒業式のエンディングシーン)
(写真7:卒業式のエンディングシーン)
 アオバの卒業生は、「バーチャル卒業式を実現してくれた先生や在校生に感謝の気持ちでいっぱいです。」「想像していた以上に良く、とてもユニークな経験が出来たと思います。」「こういった形式の卒業式は同じような状況に直面している学校でもどんどん導入していったらいいと思います。」と話しています。

 なお、本バーチャル卒業式実現の背景には、アオバの教育理念にある、創意工夫・チャレンジ精神・問題解決力のなどマインド面の育成も重視した教育がありました。新型コロナウイルス感染拡大により通常の卒業式が出来ない状況におかれた際に、教員・生徒が何らかの形で思い出になる卒業式を実行できないかと、皆で一丸となって考え行動した結果、卒業生たちの心に残る革新的で温かい卒業式の開催に至りました。
(写真8:新型コロナウイルスの感染が拡大する前に校庭で撮影された卒業生の集合写真)
(写真8:新型コロナウイルスの感染が拡大する前に校庭で撮影された卒業生の集合写真)
(※)国際バカロレア(IB)とは
国際的な大学受験資格として広く知られる国際バカロレア(IB)とは、スイスを本部とする国際バカロレア機構(IBO)が、インターナショナルスクールの卒業生に国際的に認められる大学入学資格を与えるために1968年に発足した教育プログラムです。3歳~19歳を対象とし、年齢に応じた3つのプログラムで構成され、急速にグローバル化が進む現代社会に求められる主体性や、自ら考え判断する力を習得するよう設計されています。IB認定校を卒業しディプロマ・プログラム(DP)資格を取得した学生は、日本を含む世界の主要な大学の受験資格を得ることができます。
BBTとアオバは、今後もIB教育の知識・ノウハウの共有を通じて、IBを国内に広く普及することの手助けを行い、時代が変わっても必要とされる能力や数十年後のグローバル社会で生き抜く力を身に付けられる人材の輩出に貢献をして参ります。
参考資料: 文部科学省「国際バカロレアについて」http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/ib/
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