六甲高山植物園 シーボルトが紹介した幻のアジサイ シチダンカ見頃&アジサイ園もOPEN!
六甲山観光株式会社(本社:神戸市 社長:宮西幸治 阪神電気鉄道株式会社100%出資)が六甲山上で運営を行っている六甲高山植物園では、かつて幻のアジサイと言われた「シチダンカ」が見頃を迎えています。
シチダンカは「ヤマアジサイ」の変種で、飾り花が八重咲になるのが特徴です。十数枚の萼片が星型になり、重なり合う様子は美しく、園内にある2ヶ所の群落では可憐な姿が人気を集めています。また、アジサイ園にはシチダンカの他にも多種多様なアジサイが植栽されており、インスタグラムをはじめとするSNSにもよく映えます。
◆シチダンカ(アジサイ科)Hortensia serrate var.serrata f.prolifera
高さ1m~1.5mの落葉低木です。江戸時代、シーボルトの「日本植物誌」に紹介されましたが、以後発見されず存在が疑問視されていました。その後、1959年に六甲山で偶然にも発見され、以後差し木で増やされた苗が各地に広がりました。アジサイの山と言われる六甲山系のアジサイは、花崗岩からなる酸性土壌の影響で、とても美しいブルーの飾り花が見られることが特徴です。当園に咲くシチダンカは、7月中旬頃までお楽しみいただける見込みです。
多種多様なアジサイが咲き誇る「アジサイ園」も見頃に
アジサイ園が、今年も見頃を迎えました。人気のある「シチダンカ」や「ヒメアジサイ」の他にも、多数のアジサイを楽しむことが出来ます。アジサイ園の中央には広場もあり、六甲山ならではの可憐なアジサイに囲まれながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
<六甲高山植物園 人気のアジサイ>
◆ヒメアジサイ〈アジサイ科〉【花期】6月~7月
Hortensia cuspidata f. cuspidata
別名は「ニワアジサイ」とも言われています。ホンアジサイに並ぶ代表的な手鞠型アジサイで、昭和4年に牧野富太郎博士によって命名されました。ホンアジサイとともに日本の固有二大アジサイです。六甲山のヒメアジサイはその鮮やかな青色が「六甲ブルー」と呼ばれ、神戸市の市花にもなっています。
◆アマギアマチャ〈アジサイ科〉【花期】6月~7月
Hortensia serrata var.angustata
葉の長さは10cm以下で細くなり、甘みが強いのが特徴です。昔から甘茶は甘味料として用いられる以外に、防腐効果があることから醤油の製造に使用され、表面に張るカビ状の膜を防止するためにも用いられました。また、口中清涼剤や歯磨きの甘味のため、種々の家庭薬に配合されたり、民間ではダイコンの漬物に甘味と醗酵を押さえるために利用されたりしています。
◆ヤマアジサイ〈アジサイ科〉【花期】6月~7月
Hortensia serrata
本山地性のアジサイで沢筋などに生えるため、「サワアジサイ」とも呼ばれます。落葉低木で高さは1メートルほどです。葉はやや薄く、表面にはつやがなく、先が長くとがっているのが特徴です。花の中心部には多数の両性花が集まり、その周囲に径2~3cmの飾り花を散らします。
◆タマアジサイ〈アジサイ科〉【花期】8月
Platycrater involucrata
関東地方~岐阜県あたりに分布し、山地に自生します。湿度の高い山間部に咲き、葉の表面には固い毛が密生し、ざらついています。径3~3.5cmの大きなピンポン玉のようなつぼみから、この名前がつきました。戦時中はタバコに代用されたため「ヤマタバコ」という別名もあります。
新型コロナウイルス感染症対策に取り組んでいます
新型コロナウイルス感染症予防の観点から、ご来園のお客様には下記の通り4点のお願いをしております。
(1)マスクの着用
(2)非接触型体温計による検温
(3)ソーシャルディスタンスの確保
(4)こまめな手指の消毒
◆営業概要
【入 園 料】大人(中学生以上)700円 / 小人(4歳~小学生)350円
【開園期間】~11月23日(月・祝)【休園日】】6月中は無休。7月2日、9日、16日の各木曜日。
【開園時間】10:00~17:00(16:30受付終了)
六甲山ポータルサイト https://www.rokkosan.com
リリース https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/ea0b8409672753807017560a2129b8a475d1b023.pdf
発行元:阪急阪神ホールディングス
大阪市北区芝田1-16-1
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