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山梨県身延町の伝統文化が4年ぶりに復活  『相又の火祭(あいまたの ひまつり)』8月6日開催! ~農作業やお勤めも体験できるプランも!~

2011.08.02 13:30

 身延町(山梨県南巨摩郡)では、過疎化による担い手不足で休止となっていた『相又の火祭(あいまたの ひまつり)』が、地元有志と同地区内で農作業を行う首都圏在住者のグループとの手により、8月6日(土)に再開されることになりました。

 『相又の火祭』は、高さ約7mの竹の先に麦わらのカゴを結び、その中に火の付いた松明を回しながら投げ入れるという幻想的でユニークなお祭りです。

 現在、『相又の火祭』では、「田んぼできずなづくり」や「農民人」のメンバーと共に、祭りに参加して下さる方を募集しております。
 当日は、「きずな」のメンバーらと共に田んぼで汗を流し、祭りを楽しんで頂いた後、身延山の宿坊に宿泊するという、丸ごと一日身延を満喫して頂くプランもご用意しております。


■『相又の火祭』再開の背景
 相又集落では、古くから「投げ松明」なる祭りが地域の若者を中心として行われてきました。多い時で200人を超えていた参加者も、地区の人口が著しく減少し、準備に携わる人手も集められず、4年前にやむなく休止となりました。 そのような中で、月1回のペースで同地区内の耕作放棄地を活用して農作業を行っている地元の有志10数名と、「田んぼできずなづくり」(豊田 有希代表)、「つくれ、マイ田んぼ“農民人”」(岡田 大地代表)の各メンバーが、作業を通じて地域住民と触れ合う中で、現在休止状態となっている「火祭り」について知り、メンバーの中から「地元の皆さんと協力し合い、祭りを復活させたい」との声が上がりました。


■『相又の火祭』の目的
1.地域に夏の風物詩として伝わる「投げ松明」の作り方、投げ方を子どもたちに伝承すること
2.過疎化の進んだ地域住民と、農作業に訪れる都会人との交流を図ること
3.住民が地域の魅力を再認識し、活性化につなげること


■『相又の火祭』の今後の展開
 中部横断道の開通を8年後に控える今、各地域にはそれぞれの魅力を発掘し、再構築することが望まれています。この地区に古くから伝わる「火祭」が復活することで、地域文化の再構築と次世代の育成、都市農村交流による活性化につながることが期待されます。
 また、将来的には地域の枠を超えて、身延町民に心のよりどころとしてもらえるような祭りに成長させることを目標としています。


【『相又の火祭』開催概要】

■日時・会場
2011年年8月6日(土)
17時~21時
山梨県南巨摩郡身延町相又1865 相又公民館ちびっ子広場

■スケジュール
(1)オープニングセレモニー            :17時~
(2)甲州盆歌(輪になって踊ります)、子どもたちの交流:17時半~
(3)「NYT」ライブ                 :18時半~
(4)投げ松明開始(練習)              :19時~
(5)投げ松明終了・火消し             :20時半
(6)農民人メンバーによるファイアーダンス     :20時45分~
(7)祭り終了挨拶                 :21時

※焼きそば、焼きとり、ヨーヨー、かき氷、豚汁の屋台も開店
※「NYT」は県内在住の浅川 那由多氏と根岸 哲也氏による、バイオリンとギターのインストゥルメンタルデュオ


■参加者の募集内容
1.「『田んぼできずなづくり』1日体験 農作業とお祭り参加コース」
日程:8月6日(土) 9時40分~21時
費用:大人3,000円、小学生以下1,500円(昼食、祭りでの夕食代を含む)

<スケジュール>
午前中  :田んぼで農作業
13時~16時:祭り準備
17時~21時:祭り参加

2.「宿坊や朝のお勤めも体験!の満喫コース」
日程:8月6(土)~7日(日) 9時40分~翌朝8時半解散
費用:大人11,000円、小学生以下7,000円(1日目の昼食と祭りでの夕食、2日目の朝食を含む)

<スケジュール>
・1日目
午前中  :田んぼで農作業
13時~16時:祭り準備
17時~21時:祭り参加
21時半頃 :宿坊(清水坊など)宿泊
・2日目
5時半   :身延山久遠寺 朝のお勤め参加
7時半   :朝食

<申し込み方法>
「田んぼできずなづくり」ホームページ
http://www.tanbode-kizunadukuri.net/
または、「癒しの館・古民家おおくぼ」館主 遠藤 好一氏(TEL:0556-62-0930)までお申し込みください。


■主催
相又夏祭り復活実行委員会(有・望ホーム内)
山梨県南巨摩郡身延町相又1613-1
TEL:0556-62-1771

■協力
「田んぼできずなづくり」
株式会社キヤノンマーケティングジャパン
「つくれ、マイ田んぼ“農民人”」

■支援
財団法人山梨鈴木助成事業財団

■祭りに関する問い合わせ
「癒しの館・古民家おおくぼ」
担当: 遠藤 好一氏(「癒しの館・古民家おおくぼ」館主)
TEL : 0556-62-0930(留守の場合は携帯に転送されます)
MAIL: kominka-okubo@mx6.nns.ne.jp

「癒しの館・古民家おおくぼ」URL
http://www.yk-okubo.com/


■「田んぼできずなづくり」とは
 農山村の耕作放棄地を農地に活用し、「都市と農村のきずな」「家族のきずな」「社員のきずな」の3つのきずなを作ることを目的に、相又地区で昨年から活動を始動。現在、会員数29人(地元から参加の「旅館 田中屋」を含む)です。
 地域コーディネーターとして、町内で「癒しの館・古民家おおくぼ」を営む遠藤 好一氏が、地元農家や地主(身延町相又地区地主美土里会)との間をつなぎ、同会が農地のほか指導者や農機具などの提供を行っています。

 発起人であり代表を務める豊田 有希氏(東京都目黒区在住)をはじめ会員の多くが株式会社キヤノンマーケティングジャパンの社員であり、同社が企業CSRとして活動に参加しています。
 年間10回の活動を通じて約3反の土地を開墾し、米、曙大豆、野菜づくりを行うほか、地域住民との交流会や、身延山久遠寺の「朝のお勤め」に参加するなど農作業以外の活動も積極的に行っています。

URL: http://tanbode-kizunadukuri.net/


■「つくれ、マイ田んぼ“農民人”」とは
 「田んぼできずなづくり」のメンバーであった岡田 大地氏(神奈川県横浜市在住)が友人らに呼び掛けて今春から始めた活動。20代が中心のメンバー約20人で構成されています。
 「田んぼできずなづくり」同様、相又地区内の耕作放棄地を活用し、米、曙大豆、野菜作りを行っており、7月23日には地域の住民との交流会(横光地区放談会)にも参加し、活動報告をしました。

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