70年続くパイプ加工メーカーとデザイナーがコラボ、 美しいスチールパイプ椅子“リバース”を8月3日発表
町工場とデザイン会社が挑む「地元で生み出す。モノづくり回生と活性。」
2020.08.03 11:00
自動車部品を中心に幅広いデザインを手掛ける有限会社D-WEBER(本社:愛知県安城市 代表取締役:水野 健一)は、2020年8月3日、愛知県安城市で70年続くパイプ加工メーカー キムラ工業有限会社 三代目代表取締役:木村 忠嗣と手を組み、美しいスチールパイプ椅子を発表しました。
有限会社D-WEBERは、2018年よりプロジェクトブランド「4DESIGN by D-W」を展開しています。第一弾は代表・水野の故郷の愛知県瀬戸市の瀬戸焼「宝玉」をカペラシンガポールで発表、ASIA DESIGN PRIZE 2019を受賞、2019年に第二弾の沖縄琉球ガラス村の現代の名工率いる職人達と琉球ガラス「波琉寿(パルス)」を発表、ASIA DESIGN PRIZE 2020を受賞し、独自作品で2年連続の受賞を果たしています。
スチールパイプ椅子[リバース]発表
【リバースの発想と由来】
「特殊な技術を追い求めるのではなく、手持ちの技術を最大限に活かした魅力的な商品を作ること。」を念頭にプロジェクトはスタートしました。
作品には、「回生(Re Birth)」と「反転(reverse)」の両方の意味を持たせ「リバース」と名付けました。「舵を切り、攻める企業に生まれ変わる。」という思いも重ねています。
デザイン会社を営む水野も業態こそ違うが同じ中小企業主です。こうして「なぜ作るのか」「なんのために作るのか」「生き抜くために作るのだ」という意識を共有し、作品のコンセプトに繋がりました。
デザイナーの水野とキムラ工業の木村代表
【リバースの特徴】
リバースは、一般的なパイプ椅子のイメージを払拭するところに着眼点を置きました。便利さを追求しない。汎用性を追求しない。万人受けである必要がない。見せたいのはパイプ加工技術とデザインです。
手仕事による美しい曲げと溶接技術に裏付けられたテクニックあってこそ。水野がデザインした一見無茶な造形を見事に再現しています。
座面素材達はパイプの中から現れたかのようにデザインしています。まるで竹から生まれたかぐや姫のようであり「誕生する」という意味も込められています。
切り口は特殊レーザーカットを施してあります。座面など別ピース部分は3次元加工機で削り出して製作をしており、樹脂部分は美しい塗装も施されています。これら全て地元安城市の中小企業の手によるものです。
コンセプトモデルのハンドバフには座面に天然木ヒノキを使用しています。金属の固い表情とヒノキの柔らかい表情でコントラストを与えています。
ピアノブラックは「コスメ」をイメージしており、まるで口紅を斜めに切ったかのような艶やかな佇まいが特徴的です。漆器のような風貌は和装ともよく合います。
シンプルながらも圧倒的な個性を放つ座面
バフ研磨の鈍い光沢とヒノキのコントラストが目をひきます
【ターゲット】
公共施設・結婚式場・美容関連・ディスプレイ・舞台小道具などを見込んでおり、個人需要も視野にいれています。
【リバースの概要】
名称 : リバース(コンセプトモデル)
発表 : 2020年8月3日 意匠登録出願済み
用途 : 椅子 インテリア 撮影小物など
サイズ : 高さ:約430mm 幅:約320mm 奥行き:約400mm
カラー : 「ハンドバフ + ヒノキ」 「ピアノブラック + ルージュ」
発売日 : 未定
価格 : 予測販売価格 80,000円~300,000円
量産モデルも別途検討中です。
製作販売: キムラ工業有限会社
URL : https://kimurakougyou.deko8.jp/
■会社概要
商号 : 有限会社D-WEBER(ディーウェーバー)
代表者 : 代表取締役 水野 健一
所在地 : (studio)〒446-0059
愛知県安城市三河安城本町2-1-10 KAGAYAKI-SQUARE 9F
設立 : 2003年8月
事業内容: 企画・プロダクトデザイン・グラフィックデザイン
URL : http://www.d-weber-inc.jp/
【本品コンセプトモデルに関するお問い合わせ先】
キムラ工業有限会社
代表取締役 木村 忠嗣
愛知県安城市三河安城東町2-2-23
TEL : 0566-76-2790
E-Mail: tadashi@kimurakougyou.deko8.jp